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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.19 10月23日 マレーシア

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP 第19戦マレーシアGP
■開催日:2022年10月21日(金)フリー走行、22日(土)予選、23日(日)決勝
■開催地:セパン/マレーシア(5.548km)

CIRCUIT DATA

■開設:1998年
■コース長:5.548km
■サーキットレコードラップ:1分58秒303(2019年:F・クアルタラロ)
■サーキットベストラップ:1分59秒661(2019年:V・ロッシ)
■2019年の優勝者:M・ビニャーレス(ヤマハ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、タイトルを賭けた戦いへ

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは今週末、セパン・インターナショナル・サーキットで開催される第19戦マレーシアGPで全力で挑む。

チャンピオンシップで14ポイント差を追う状況となっているクアルタラロは、早い段階でYZR-M1のフィーリングをつかみ、自らのフル・ポテンシャルを引き出して、ここセパンでのライディングとバトルを十分に楽しめるようにしたいと考えている。

2月に行われた3日間のテストのなかでセッティングのベースは出来上がっている。これまでに2016年のMoto3、2017年と2018年のMoto2、2019年のMotoGPと合計4戦に出場し、そのすべてトップ7以上と好成績。2016年と2018年はそれぞれ4位と5位に入っているが、表彰台はまだ実現していない。

一方のモルビデリも残り2戦に賭ける思いは熱い。前回のオーストラリアGPではいくつかのセッションでハイペースを見せており、ここマレーシアでもそのフィーリングを再現することを目標としている。今年初旬のテストですでにポジティブな感触をつかんでいるが、ここからさらに改善していくことが目標達成の鍵となる。

2016年と2017年にはMoto2でそれぞれ2位と3位を獲得。MotoGPでは2019年の6位が最高位となっている。

セパン・インターナショナル・サーキットは1999年に初めてグランプリを開催し、2020年と2021年の世界的パンデミックの期間を除き、毎年MotoGPの舞台となってきた。全長5.5kmのなかに低速、中速、高速の各コーナー(5つの左と10の右)が織り交ぜられ、それらをつなぐ2本のロングストレートのうち、最長は920mに及ぶ。グランプリ・サーキットのなかでも最も長いコースのひとつで、マレーシア特有の蒸し暑さも相まってライダーたちにとっては非常に厳しいチャレンジが予想される。

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、3年ぶりのホームGPへ

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、および同チームの創設者で代表者のR・ラザリにとってのホームレースとなるマレーシアGP。C・クラッチローとD・ビンダーはこの重要なレースで、前回オーストリアGP同様の活躍を目指している。

ビンダーはフィリップアイランドでセッションごとに前進し、決勝ではクラッチローに続く14位と健闘して今季3度目となるポイントゲット。セパン・インターナショナル・サーキットでは今年初旬にテストで多くの周回を走行しており、今大会に向けての準備も整っている。

一方のクラッチローは前回、決勝の序盤こそ苦戦したものの、その後13位まで挽回して3ポイントを持ち帰った。セパン・サーキットはよく知り尽くしており、今回もまたチームとヤマハに好成績をもたらそうと意気込んでいる。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談

「オーストラリアGPが残念な結果に終わり、今、私たちの目の前には困難だけれども不可能ではない仕事が待っています。残り2戦で14ポイント差を詰めなければならない状況です。今回のセパンでベストを尽くし、数ポイントを取り戻したいと思っています。冬にここでテストを行ったときには、いいペースが出ていましたが、現時点でどの立ち位置にいるかを、まず確認したいと思います。オーストラリアGPの決勝後にお話しした通り、またライディングをエンジョイすることに集中していきます。それが速さの秘訣だからです」

F・モルビデリ選手談

「先週のオーストリアGPもまた、アップダウンの激しい展開となりました。あるセッションでは速く走れるのに、それをすべてのセッションで継続できないのはなぜなのか、その原因を探るためにパズルを解くような作業を行っています。ここセパンでは2月のテストでたくさんのデータを得ているので、今大会は問題解決のための絶好の機会になるはずです。これをアドバンテージとして活用し、瞬間的な速さを安定的な力に変えていきたいと思っています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「前回のオーストラリアGPは思ったような戦いができませんでした。その結果としてチャンピオンシップのリードを失い、残り2戦で14ポイントを追うことになりました。MotoGPでは、さまざまな状況がハイスピードで変化していくことを今までに経験してきました。だからこそ私たちはこれからもプッシュし続け、あらゆる手段を講じてクアルタラロ選手のチャンピオン争いをサポートしていきます。ここセパンはクアルタラロ選手もモルビデリ選手も好きなコースです。2月には3日間のテストを行っており、オフシーズン初のテストだったにもかかわらず、すでに素晴らしいペースが出ていました。今週はそれをさらに進化させていきます」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team

D・ビンダー選手談

「オーストリアGPの結果には満足できました。今は、今年初旬のテストで何周も走ったセパン・インターナショナル・サーキットでのレースを楽しみにしています。今週もまた、順調に前進し続けられることを期待しています。チームのホームレースでもあるので、そのためにも好成績を目指します」

C・クラッチロー選手談

「オーストラリアGPではポイントを獲得することができました。チームのホームレースとなる今回もまた良いレースになるよう願っています。12年間のMotoGPの経験のなかでセパン・インターナショナル・サーキットを何度も走り、多くの周回を重ねているので、よく知り尽くしています。私にとっては最高の走りができる場所とは言えませんが、好成績は期待できると考えています。チームとヤマハのためにベストを尽くします。3年ぶりの開催になるので楽しみですし、見に来てくれるすべての人との出会いにも期待しています」

R・ラザリ談(チーム創設者・代表)

「2019年ぶりとなるホームGPをとても楽しみにしています。よく知り尽くしていて、強い思い入れのあるこのサーキットに戻ってくることは非常に感慨深いものです。大観衆と地元ファンが見に来てくれることを期待し、マレーシアを代表するチームとして力を尽くします。前回に続いて好調を維持し、ポイント獲得を目指します。マレーシアへの帰国を本当に楽しみにしています」

W・ズィーレンベルグ談(チーム・マネジャー)

「ラザリはマレーシア出身なので、マレーシアGPはチームにとってもホームレースということになります。セパンでは何度もテストを行っているので、またここに帰ってくることができてうれしいです。前回のフィリップアイランドの好成績を受けて、今回はますます期待が高まっています。ドライ・コンディションが続くよう願っています」

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