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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.18 10月16日 オーストラリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第18戦オーストラリアGP
■開催日:2022年10月15日(土)予選結果
■開催地:フィリップアイランド/オーストラリア(4.448km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:16度 ■路面温度:30度
■PP:J・マルティン(1分27秒767/ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロがトップに0.206差で5番手・2列目から決勝へ

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロはQ2で気を吐き5番手を獲得。チームメイトのF・モルビデリはQ1で思うような走りができず、23番グリッドに留まった。

クアルタラロはトップ6を目標に最大限の力を振り絞り、大勢の手強いライバルたちと競り合って5番手を獲得。モルビデリはQ1で13番手に留まり、23番グリッドとなっている。

クアルタラロはほとんどのライダーがピットレーンを出て行くのを待ってからコースイン。最初のラップで5番手につけたあと、1分28秒174に更新して3番手に浮上した。ここでピットに戻り、リアタイヤをソフト・コンパウンドに交換。残り5分で2度目の走行を開始した時点で、トップとの差は0.120秒差となっていた。

セクター2とセクター4でハイスピードを披露したクアルタラロは2ラップ連続でタイムを更新。全8ラップ中7ラップ目に1分27秒973のベストタイムを記録したが、トップに0.206秒届かず5番手で終えた。

一方のモルビデリは真っ先にピットを離れてQ1に挑んだ。前後ともソフト・コンパウンドを装着して最初のラップで8番手。タイヤが暖まった3ラップ目には1分29秒307に更新したものの、順位では11番手に後退した。

ここで素早くピットに戻ると、フロントにミディアム、リアにソフトを選択して残り4分強でコースに復帰。6ラップ目には1分29秒146に更新してポジションアップを目指したが、全体のペースが上がったこともあり13番手に後退してセッションを終了した。トップとの差は1.014秒だった。

クラッチロー17番手、ビンダーは今季自己ベストの18番手獲得

FP3とFP4、そしてその後の予選セッションも、フィリップアイランド特有の天候の下で行われた。WithU Yamaha RNF MotoGP TeamのC・クラッチローとD・ビンダーは強風に苦戦しながらもQ1で好走し、ともにグリッド6列目を獲得している。

クラッチローはFP3でハイペースを見せ、前日のタイムを1.261秒も更新して13番手。Q2進出の条件となるトップ10には届かなかったものの、その差わずか0.062秒と健闘した。Q1では自己ベストをさらに0.268秒、縮めて7番手を獲得し、17番グリッドが決定している。

チームメイトのビンダーもセッションごとに大幅な前進を見せている。FP3では前日のタイムを0.742秒上回り、Q1ではさらに1.5秒も短縮する1分28秒760を記録。クラッチローに0.143秒差まで近づき、セッションを8番手で終えた。この結果、今季自己ベストとなる予選18番手を獲得し、グリッド6列目から決勝をスタートすることとなった。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(予選5番手/1分27秒973)

「予選の走り自体は良かったと思いますが、ポジションには満足していません。素晴らしいラップが何回かありましたが、フロントローにはまだ不十分だったのです。でもペースは悪くありませんし、今日の目標はグリッド2列目までに入ることでした。明日の決勝では、タイヤの消耗がレース展開に大きな影響を及ぼすことになるでしょう。タイヤの劣化に関して、ここはシーズン中、最も厳しいコースだと思っています。だからこそ面白い展開が予想されますし、最高のチャレンジなのです!  終盤に向けてリアタイヤを大事にしていきます」

F・モルビデリ選手談(予選23番手/1分29秒146)

「今日もいいペースで走ることができました。1分29秒台前半は悪くなかったと思っています。でも予選では、今回もまたマシンのポテンシャルを十分に使い切ることができませんでした。あるセッションでは速く、あるセッションでは遅い、とくに予選でこのようなことになってしまう難題を、何とか解決しなければなりません。引き続き、作業に取り組んでいきます」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「今日はコンディションが良かったので、FP3とFP4を利用して決勝と予選に向けた準備ができました。午前中のFP3は昨日よりもコース・コンディションが良くなっていたので、クアルタラロ選手は限界までプッシュしていきました。でもいくつかのエリアでは十分に攻めることはできなかったのです。このようにライディングのフィーリングは完璧だったわけではありませんが、何とかQ2進出を勝ち取りました。FP4ではマシンを改善することができ、それに伴ってクアルタラロ選手のフィーリングとスピードも上がりました。タイヤ・チョイスについても作業を続けていますが、最終決定はまだできていません。Q2の走りも素晴らしく、今日はこれ以上のことは不可能でしたし、5番グリッドは悪くない位置だと思っています。モルビデリ選手もチャレンジ精神を持ち続けています。もちろん、もっと順位が上がることを期待していましたが、フィーリングの欠如が彼のパフォーマンスを妨げているのです」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team

C・クラッチロー選手談(予選17番手/1分28秒677)

「昨日よりフィーリングが良くなりました。ただ残念ながら今日も風が強かったので、マシンの安定性に大きな影響を受けてしまいました。とくに午後のセッションでは、ヤマハの全員がこの風に悩まされていたと思います。私は今回もQ2に進むことはできませんでしたが、予選中のラップタイムには満足しています。問題は、今のMotoGPの中では速さが十分ではないということです。誰もが非常に良く乗れています。決勝については前向きで、いいレースができると思っています。マシンのフィーリングが改善されたので、周りのライバルたちよりも少し、うまくやれるかもしれません。そうなれば決勝では前に行けるはずです。昨晩はチーム全員で夜を徹して作業を行いました。明日もまた全員でベストを尽くします。私たちはヤマハがファクトリー・チームで行っているものとは異なるセッティングを試し、それによるマシンの反応を確かめようとしているのです。明日、どこまで行けるか見ていてください」

D・ビンダー選手談(予選18番手/1分28秒760)

「今日はいい一日になりました。セッションごとに前進し、予選では今シーズン最高のポジションを獲得することができました。正しい方向に向かって順調に進んでいると感じているので、明日の決勝もとても楽しみです。どのタイヤを履いても非常に好調で、今週はいい仕事ができています。明日は大好きなこのコースを存分に楽しみます」

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