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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.18 10月16日 オーストラリア

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第18戦オーストラリアGP
■開催日:2022年10月14日(金)フリー走行、15日(土)予選、16日(日)決勝
■開催地:フィリップアイランド/オーストラリア

CIRCUIT DATA

■開設:1956年
■コース長:4.448km
■サーキットレコードラップ:1分28秒108(2013年:M・マルケス)
■サーキットベストラップ:1分27秒899(2013年:J・ロレンソ)
■2019年の優勝者:M・マルケス(ホンダ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、フィリップアイランドの戦いへ準備万全

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは、フィリップアイランドで開催される第18戦に向けて準備を整え、闘志を燃やしている。

Monster Energy Yamaha MotoGPのクルーたちは、第18戦オーストリアGPに出場するためビクトリア州フィリップ島にあるフィリップアイランド・サーキットへ。タイトル防衛を目指し、まさに'nothing to lose(失うものは何もない)'という姿勢でシーズン最後の連戦に臨もうとしている。

第15戦から第17戦の3連戦のあと、わずかな休息のなかでエネルギーを充電したクアルタラロは、残る3戦に向けてフルアタックの態勢。フィリップアイランド・サーキットでのMotoGP出場は2019年の一度だけで、ウイーク中はハイスピードを見せていたものの決勝では1ラップ目に他車の転倒に巻き込まれてリタイアした。長く待ちわびたリベンジのチャンスを迎え、チームとヤマハも全面的なサポートを準備している。ファクトリー・ヤマハ・チームは、シリーズランキング2ポイントのリードを守り、さらに拡大するため、あらゆる手段を尽くす。

一方のモルビデリは前回のタイGPでさらに調子を上げ、順調に前進を続けている。1週間の休養期間にはイタリアへ戻り、VR46 Motor Ranchでフラットトラック・トレーニングを行った。フィリップアイランドは多くのライダーから愛されるコースだが、モルビデリもそのひとり。2016年と2017年はMoto2で表彰台に上り、それぞれのシーズンでランキング2位と3位を獲得している。MotoGPでのベストリザルトは2018年の8位。

フィリップアイランドで初めてモーターサイクル・レースが開催されたのは1931年。1956年に恒久的なサーキットを建設してグランプリ・イベントを継続的に行っていたが、1970年代後半から1980年代前半にかけて荒廃してしまった。その後、大規模な改修が行われ、1989年と1990年に再びグランプリを開催。数年のインターバルのあと、1997年以降は毎年のMotoGPの舞台として定着している。

全長4.4キロのなかに7つの左コーナーと5つの右コーナー、900メートルのストレートが設けられた流れるような高速コースで、海に面した素晴らしい景観が多くのファンを魅了し、MotoGPライダーからも愛されている。

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、オーストラリアへ

WithU Yamaha RNF MotoGP TeamのD・ビンダーとC・クラッチローは、美しい景観に建つフィリップアイランド・サーキットでのライディングを楽しみにしている。
17戦を消化し、残り3戦となった2022シーズン。第18戦は多くのライダーに愛されるオーストラリアのフィリップアイランド・サーキットが舞台となる。

他の多くのライダーと同様、ビンダーもここフィリップアイランドをお気に入りリストの上位に置いている。前回のタイGPでは苦戦を強いられたが、今回はYZR-M1での同サーキット初走行のなかで前進を目指す。

チームメイトのクラッチローも前回は悪コンディションに苦しんだが、シーズン4戦目を迎える今回、YZR-M1のフィーリング向上に期待している。ヤマハのテストライダーでもあるクラッチローは、レースでの結果だけでなくマシン開発にも力を注ぐ。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談:

「タイGPの結果は非常に残念なものでした。でもそのあとはシーズン最後の3戦に気持ちを集中することができました。ここからの2戦は連戦になりますし、どちらも非常に重要な大会なので、1週間のオフの間もトレーニングを継続してきました。タイトル争いは完全に振り出しに戻っているので、あとはベストを尽くし、チームとともに良い仕事をし、できるだけ多くのポイントを獲得するだけです。不安はありません」

F・モルビデリ選手談:

「トリプル・ヘッダーのあとは誰もが休養を必要としていました。1週間の間にエネルギーを取り戻し、シーズン最後の戦いに備えて、すべての要素を揃えるためです。タイGPでは、ひどいウエット・コンディションのなかでも良いペースで走ることができました。フィリップアイランドは1日に4つの季節があると言われるほどなので、前回の経験が役立つはずです。でもこのコースが大好きですし、ファンも雰囲気も素晴らしいので、またここに戻って来られてハッピーです!」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談:

「前回のレースは非常に残念な結果になりました。でも残りわずか3戦となった今、そうしたネガティブなことに、いつまでもくよくよする時期ではありません。私たちにはやるべき仕事があるのです。そのことにポジティブな姿勢で臨みたいと思っています。フィリップアイランドは3年ぶりなので、2019年のデータからベース・セッティングを探し出し、金曜日の朝に間に合わせなければなりません。歴史的にはM1に合ったコースです。チーム一丸となり、好成績獲得のために100%を注ぎます」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team
D・ビンダー選手談:

「フィリップアイランドを本当に、本当に楽しみにしています。グランプリの全コースのなかでも最も好きなコースのひとつなので、MotoGPマシンでそこを走るのが待ちきれない気持ちなのです。もともと素晴らしい高速コースですから、M1ならもっと速く走れるでしょう。間違いなくそこにたどり着き、好成績を目指していきたいと思っています。これまではここで良いレースができたので、今回もそうなることを期待しています。1週間のオフの間に身体を休め、ここからの2連戦に備えてエネルギーを再生してきました」

C・クラッチロー選手談:

「フィリップアイランドを楽しみしています。前回は2019年ですから、おそらく誰もがこの日を待ち望んでいたはずです。ブリラムでは最悪のコンディションに苦戦し、残念な結果に終わりました。今週はもう少し良い天候に恵まれ、良い成績も残せるよう期待しています。チームは良い仕事をしており、ヤマハとも緊密に連携できています。忙しいスケジュールで大変ですが、今回は本当に楽しみです」

R・ラザリ(チーム創設者・代表者)談:

「1週間の休養のあと、私たちはまた、ここオーストラリアから始まる2度目の'フライアウェイ'に挑みます。ここも非常に象徴的なサーキットで、これまでに何度も素晴らしいレースを見てきました。ここにいる全員に天気が優しくしてくれることを期待しています。私たちは今回もベストを尽くし、ポイント獲得を目指していきます」

W・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)談:

「フィリップアイランドはコースが素晴らしく、いつも楽しみな場所です。南半球にあるので、とくにライダーにとって移動は楽ではありませんが、それでも行きたくなるのは、コースのためだけでなくオーストラリアの人々が素晴らしいからです。ほぼすべてのチームが、この場所を気に入っているのです。私自身は、いくつかの理由で楽しみにしています。カル(クラッチロー)はこのコースが大好きで、とくにレイアウトとスピードが気に入っているので非常に速く走ります。ダリン(ビンダー)にとっても特別な場所になると思いますが、彼には高速コースゆえのリスクも説明しなければなりません。明らかな高速コーナーがいくつかあり、その場所でもマシンの上に乗っていなければならないからです。やることがたくさんあるので、ウイークのスタートが待ち遠しいです」

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