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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 10月2日 タイ

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第17戦タイGP
■開催日:2022年9月30日(金)フリー走行、10月1日(土)予選、2日(日)決勝
■開催地:ブリラム/タイ(4.554km)

CIRCUIT DATA

■開設:2014年
■コース長:4.554km
■サーキットレコードラップ:1分29秒719(2019年:F・クアルタラロ)
■サーキットベストラップ:1分30秒904(2018年:M・マルケス)
■2019年の優勝者:M・マルケス(ホンダ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、ブリラムの戦いへ

Monster Energy Yamaha MotoGPは日本から直接、タイはブリラムにあるチャーン・インターナショナル・サーキットへ移動し、トリプル・ヘッダーの最終戦となる第17戦に臨む。F・クアルタラロとF・モルビデリが同サーキットを訪れるのは2019年以来、3年ぶり。

アラゴンGPでノーポイントだったクアルタラロだが、日本GPでは8位でゴールして8ポイントを取り戻し、チャンピオンシップのリードは再び、18ポイントまで広がっている。しかしシーズンはあと4戦を残しており、タイトル争いの行方はまだ見えてこない。クアルタラロは最高レベルの集中力をもって今大会に臨む。

ブリラムでMotoGPが開催されたのは2018年と2019年の2回のみ。クアルタラロは2018年にMoto2で5位を獲得し、2019年はMotoGPで2位表彰台に上っている。チームメイトのモルビデリも2年にわたり出場し、ベストリザルトは2019年にヤマハで獲得した6位。今シーズンはランキング19位に留まっているものの、このところは上り調子が続いており、今大会でポイント獲得を目指す。

チャーン・インターナショナル・サーキットはドイツの建築家、ヘルマン・ティルケが設計し、2014年にオープン。翌2015年にFIM Superbike World Championshipが開催され、MotoGPは2018年に初めてこの地を訪れた。首都バンコクから北東へ約410km、ブリラムの町にほど近いところに位置。ブリラム(Buriram)は'City of Happiness(幸福の都市)'と訳され、確かにそれを実現している。全長4.554kmのコースには1kmに及ぶロング・ストレート、5つの左コーナーと7つの右コーナーが設けられており、チームにとってもライダーにとってもエキサイティングなレイアウトとなっている。

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、次なる戦いへ意欲

新型コロナウイルス感染症の拡大により中断されていた恒例のアジア・オーストラリアラウンドが復活。WithU Yamaha RNF MotoGP Teamは、スペインのアラゴン、日本のもてぎに続き3連戦目となる第17戦タイGPを楽しみにしている。

MotoGPがチャーン・インターナショナル・サーキットを訪れるのは3年ぶり。そのため、MotoGPルーキーのD・ビンダーにとっても今回は、ライバルたちと比較して不利な点は少ないと考えられている。前回の日本GPは悪天候によりセッションが中止になるなど走行時間が十分でなく、セッティングを思うように進めることができなかった。決勝では好調なペースを見せていたものの、14ラップ目で転倒リタイアに終わっている。今大会は全26ラップを走り切り、少しでもポイントを獲得することが目標となる。

チームメイトのC・クラッチローは、A・ドビツィオーゾに代わってレースに復帰して以来、毎回、ポイントを獲得。今回もさらなるポイント加算を目指して臨む。ベテランのクラッチローにとっても日本GPでの走行時間不足は影響し、さまざまなパーツの追加もあって15位に留まったが、レース後半では表彰台争いのペースにも近づく速さを見せていた。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談

「日本GPを終えてチャンピオンシップのリードを拡大できたことは良かったですが、今週もまたハードワークを続けなければなりません。なぜなら私たちの本来のポテンシャルは8位に留まるものではないからです。ここブリラムは私にとってもヤマハにとっても相性の良いサーキットなので楽しみです。前回の2019年には2位を獲得しています。今年もまた表彰台に上れるよう100%の力を尽くします」

F・モルビデリ選手談

「タイに到着し、ここでもう一度、挑戦します。今度こそQ2に入りたいのです。そうすることが展開を大きく変えてくれます。ブリラムは好きなサーキットで、今の私のライディング・スタイルにも合っています。再挑戦に相応しい場所だと思っています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「このタイGPが3連戦の最後になります。トリプル・ヘッダーは非常に過酷で、ライダーもチーム・メンバーも、十分に体力を回復する時間もないまま多くのエネルギーを消費させられるのです。しかもランキング争いが非常に接近しているので、私たちは今こそ、集中力とエネルギー・レベルを高く保たなければなりません。今回もまた暑く、湿気が高く、ウエットのレースが予想されますが、私たちにとっては問題ではありません。以前もここでのレースをエンジョイできましたし、コースは素晴らしく、レイアウトはヤマハのマシンに合っています。またファンの皆さんもとても良い雰囲気で迎えてくれるので、とても楽しみにしています」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team

D・ビンダー選手談

「ブリラムをとても楽しみにしています。しばらくの間、誰もここを走っていないので、日本GPよりは有利に進められるはずですし、今回は十分な走行時間が与えられることを期待しています。ひたすらスピードアップを目指してハードワークを継続し、決勝に向けてしっかり準備を整えていくだけです。日本で学んだことをすべて、このブリラムに注ぎ込みたいと思います。暑さのなかでのライディングが本当に楽しみです」

C・クラッチロー選手談

「もてぎではいいレースができたので、今回もとても楽しみです。他のライダーたちと同様、何年か前にここを走っており、非常にエンジョイできるコースだと思っています。またとても美しい国なので、MotoGPパドックの一員としてタイを訪れることができ、とてもうれしいです。観光で訪れることはあっても、レースをしに来ることはないと思っていましたからね。でも今回は2連戦のあとの3連戦目と過酷な状況ですし、何年かぶりの戦いは誰にとっても難しいものになるでしょう。それでも私はこのレースを楽しみにしており、チームとしてまた好成績を獲得したいと思っています」

R・ラザリ談(チーム創設者・代表)

「前回の日本もそうでしたが、久しぶりにタイのブリラムを訪れることになりました。非常に人気のある場所で、グランドスタンドはすでに完売していると聞いています。それだけに、より一層、楽しみが増しており、レースでは今回も引き続きチームのためにポイントを獲得できるよう願っています」

W・ズィーレンベルグ談(チーム・マネジャー)

「日本GPではクラッチロー選手がポイント獲得と活躍しました。彼は良い仕事をしていて、スピードもあり、体調も万全です。そしてドビツィオーゾ選手の代役をしっかり果たしてくれています。ここまで毎回、良い成績を残していますが、ブリラムはかなり特殊なコースです。いつも暑さが激しく、またヤマハのマシンに合ったコースでもありませんが、流れるようなレイアウトを持つ素晴らしいコースです。ですから、あらゆる可能性が考えらえます。ビンダー選手はM1での走りを学ぶためにドライ・コンディションでできるだけ多く走ることが重要です。前回のもてぎではアラゴンからの機材輸送の影響や土曜日の悪天候により、彼にとって非常に貴重な走行時間が短縮されてしまいました。今回はすべてのプラクティスが行われ、ゼロからしっかりスタートし、最初から最後までプッシュできるよう期待しています」

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