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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 8月21日 オーストリア

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第13戦オーストリアGP
■開催日:2022年8月19日(金)フリー走行、20日(土)予選、21日(日)決勝
■開催地:シュピールベルク/オーストリア

CIRCUIT DATA

■開設:1969年
■コース長:4.318km
■2021年の優勝者:B・ビンダー(KTM)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、オーストリアGPシュピールベルクへ

F・クアルタラロはランキング・トップをキープし、2位に22ポイント差をつけている。シュピールベルクはヤマハのマシンが得意とするコースではないものの、クアルタラロはYZR-M1で2019年に3位を獲得。2021には第10戦スティーリアGPで3位、第11戦オーストリアGPではフラッグ・トゥ・フラッグ・レースで7位を獲得している。

一方、前回はハイペースを披露し、ようやく本来の調子を取り戻しつつあるチームメイトのF・モルビデリ。第12戦終了時点でランキング19位につけ、18位にわずか1ポイント差と迫っている。今回はポイント獲得と同時に、'ストップ&ゴー'の性質を持つ同コースでのデータ収集が目標となる。

シュピールベルク・サーキットは1969年に建設され、1996年に再建された。1990年代に2回のオーストリアGPを開催したあと、3回目が実現したのは19年後の2016年。その後はGPサーキットとして固定されるようになったばかりか、2020年と2021年はオーストリアGPとスティーリアGPを、いずれも2戦連続で開催している。コースは非常に特徴的で、コーナー数は左3、右7のわずか10。ロングストレートは複数あり、最も長いものは626メートルとなっている。トップスピード、加速性能、ブレーキングの安定性に重点を置いたレイアウトで、フルスロットルの機会が何度も訪れる。

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、オーストリアへ

長い夏休みが終わり、イギリスはシルバーストーン・サーキットでシーズン後半戦をスタートしてから2週間弱、チームは、山岳地帯の美しい景色に囲まれたオーストリアはシュピールベルク・サーキットでの第13戦でさらなる前進を目指す。

MotoGPルーキーのビンダーは、YZR-M1ですべてのサーキットを学び直しながら、毎回、多くを吸収して成長を続けている。前回のイギリスGPでは20位に留まったものの、今後につながる貴重な経験を積んだ。

一方、第14戦イタリアGPでの引退を発表しているドビツィオーゾにとって、MotoGP出場機会はあと2回。前回は16位に留まりポイント獲得はならなかったが、残りの2戦では15位以内を狙っていく。シュピールベルク・サーキットでは過去に好バトルを披露したことがあり、良い思い出の残る場所。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談:

「シルバーストーンのあとは少し気分が落ち込みましたが、そのエネルギーをポジティブな方向へ向けることにしました。あれからたくさんのトレーニングを行ってきて、今は次戦に集中し、準備を整えています。今回はペナルティも残っていないので、より'ノーマル'な大会だと感じています。最大限にベストの仕事をすることが唯一の目標です。シュピールベルクはヤマハ向きのコースではありませんが、2019年と2021年には3位を獲得しています。正しい姿勢で臨み、ハードワークを怠らないならば、私たちはきっと好成績を手にすることができます」

F・モルビデリ選手談:

「前回シルバーストーンでは、とてもいいペースで走ることができましたし、フィーリングも全体的に悪くありませんでした。ですから、今回はその土台の上にさらに積み上げていきたいと思っています。しかしながら、シュピールベルクはまったくタイプの異なるサーキットです。私たちにとっては決して楽な戦いではありませんが、このところの上り調子を維持できるようがんばります」

M.メレガリ(チーム・ディレクター)談:

「シルバーストーンでは期待通りの結果を得ることができず、そのときのミスから多くを学びました。シュピールベルク・サーキットは私たちにとって非常に難しいコースですから、今はチーム全体が、目の前の仕事に全集中しています。この場所、景色、雰囲気はとても素晴らしく、チームメンバーはいつもそれを楽しんでいますが、コース自体は理論上、私たちに有利なものでないことはわかっています。だからこそ常にクレバーであることが重要です。そして可能な限りの好成績を狙っていきます」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team
D・ビンダー選手談:

「オーストリア行きを非常に楽しみにしています。シュピールベルクではいつも走りをエンジョイしてきましたし、今回は第1コーナーのあとの新しいレイアウトがどのようになったのか興味があります。かなり面白い展開になると思うので楽しみで仕方がありません。天候をずっと見ていましたが、これはやはり不確実なもので予想がつきません。雨の可能性もあるようなので、そうなれば面白くなりそうです。楽しみです」

A・ドビツィオーゾ選手談:

「オーストリアのこのサーキットについては、とても大切な思い出だけが残っています。YZR-M1でどんな走りができるかわかりませんが、ここは本当に素晴らしい場所で、周囲の景観は美しく、新鮮な空気を吸うことができます。またここでレースができることを非常にうれしく思っています」

R・ラザリ(チーム創設者・代表者)談:

「ミサノでの引退が決まっているアンドレア(ドビツィオーゾ)にとっては、今回が最後から2番目のレースということになります。去年はここを走っていないので、まずは彼の走りを見守りたいと思います。ふたりのライダーの目標は、伝統的にヤマハ向きでないと言われるこのコースでポイントを獲得することです。ファビオ(クアルタラロ)は昨年、また私たちのチームから出場した数年前にも表彰台に上っています。ですから私たちはただ、最大限の努力をしてふたりを支えるだけです」

W・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)談:

「シュピールベルク・サーキットは、その施設は本当に素晴らしいのですが、コースレイアウトが私たちのマシンに適していないため好きなサーキットではありません。その上で、コースは今回、安全性の観点から改修されており、第1コーナーのあとのロングストレートを変更してシケインが設けられました。ここ数年で何度も見てきた危険なクラッシュを避けるために、サーキット側が策を講じたのです。典型的な'ストップ&ゴー'のスタイルは簡単ではありませんが、いずれにしても私たちは準備を整えています。アッセンのあと良い休暇を楽しみ、シルバーストーンで好調に再開し、成績はそれほどではありませんでしたが、ふたりとも完走することができました。今回も期待しています」

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