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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 5月29日 イタリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第8戦イタリアGP
■開催日:2022年5月27日(金)フリー走行総合結果
■開催地:ムジェロ/イタリア(5.245km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:26度/33度 ■路面温度:33度/52度

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、フリープラクティスをスタート

チームのホームGPに高いモチベーションを持って臨むMonster Energy Yamaha MotoGP。F・クアルタラロとF・モルビデリはそのウイーク初日、FP1とFP2で旋回性向上を追求しながら新型カウルを試し、ラップタイムではそれぞれ総合9番手と21番手につけた。

クアルタラロはここムジェロ・サーキットのハイスピードと難しさを好むことで知られ、この日もそれを見せつけるように積極的に周回を重ねた。午前中に行われたFP1では全21ラップを走行し、9ラップ目に1分47秒393のベストタイムを記録して5番手に浮上。セッション後半はセッティングに集中し、トップから0.713秒差の11番手で終えている。

午後になって気温が上がると、全体のペースも上昇。クアルタラロはマシンの旋回性に苦しんだものの多くの時間帯でトップ10をキープし、全19ラップ中18ラップ目に1分46秒519へと更新して9番手を獲得した。トップとの差は0.628秒。

一方、母国イタリアで自身のホームGPを迎えているモルビデリ。FP1では全20ラップ中5ラップ目に1分47秒727のベストタイムを記録するなど、前半はトップ10をキープしていたが、後半は決勝用セッティングに集中して順番手を下げた。

FP2ではポジションアップを目指して全20ラップ中19ラップ目に1分47秒468へ更新。しかし順位を上げることはできずにセッションを20番手で終え、第1セッションとの総合ではトップから1.577秒差の21番手となっている。

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、太陽の下でイタリアGPをスタート

美しい景色のなかに建ち、多くのファンから愛されるムジェロ・サーキットにおいて、A・ドビツィオーゾとWithU Yamaha RNF MotoGP Teamのタイトル・スポンサー、WithUがホームGPを迎えた。ウイーク初日は好天に恵まれて気温も上昇し、ライダーにとってもマシンにとっても厳しいコンディションとなった。

多くの良い思い出が残るムジェロに戻って来たドビツィオーゾ。思い描いていたような走りはできなかったものの、着実に調子を上げてFP2では0.5秒近く更新した。
一方、同サーキットで初めてYZR-M1を走らせたチームメイトのD・ビンダーもフィーリングは上々。FP2ではFP1のタイムを1.223秒も更新し、トップとの差を縮めている。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(フリー走行9番手/1分46秒519)

「イタリアGPが厳しい戦いになることはわかっていたのですが、考えていたのとは少し違う展開になりました。コーナリングで苦戦し、コースを広く使い過ぎて超ワイドにはらんでしまうのです。そのため今日は、よりタイトに回る方法を探さなければなりませんでした。でもそれ以上に重要だったのがトップ10獲得です。本当ならもっと上を目指したかったのですが、9番手に入ることができ幸運でした。明日は問題点を解決して大幅なステップアップを目指します。グリッド2列目、あるいは1列目も不可能ではないと思っています」

F・モルビデリ選手談(フリー走行総合21番手/1分47秒468)

「今日はストレートの走りが少し良くなっていたのですが、ダウンフォースにはやや苦しみました。それでも力強くスムースに走ることに集中し、とくにユーズドタイヤ装着時はいい走りができたと思います。ペース自体はトップに少しずつ近づいているのですが、タイムアタックでは思うような走りができず順位を上げることはできませんでした。明日は今日以上に集中し、今日以上にいい走りを目指します。作業を予定通りに進めるためにも、ドライ・コンディションが続くことを期待しています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「ムジェロが最も素晴らしいサーキットのひとつだということは間違いありませんが、今年は、私たちにとっては最適の場所とは言えないかもしれません。私たちは今日、思いがけないところで、つまづいてしまったのです。でもこのことについては明日のFP3で解決できると考えています。また新型カウルのテストにも時間を費やしましたし、クアルタラロ選手はベストラップ走行中にイエローフラッグに遭遇するなど不運もありました。モルビデリ選手はライディング向上に集中していました。タイムアタックには苦戦したので、ペース自体は今日の結果以上に良くなって来ているのです。明日はこの部分をより向上させるために彼をサポートしていきます。目標はただひとつ。ふたり揃ってQ2に進出することです。そのためにはFP3が非常に重要になります」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team

A・ドビツィオーゾ選手談(フリー走行総合22番手/1分47秒583)

「全体的に苦戦することとなってしまいましたが、解決策を模索しながらいくつかのことを試すことができました。明日はそれをダブル・チェックする予定です。トップからは依然として大きく離されていますが、他のヤマハ勢のデータとも比較しながら改善を図っていきます。明日は正しい方向性を見つけて、さらに一歩、前進を目指します」

D・ビンダー選手談(フリー走行総合24番手/1分47秒687)

「MotoGPマシンでムジェロを走るのは最高の気分です。ここはストレートが超高速で、驚くほどに素晴らしいコースなのです。今日は本当に、心からライディングをエンジョイできました。FP1から好調で、FP2ではライバルたちとの差を縮めて大きく前進し、今は一日を終えて、かなりの好感触をつかんでいます。明日やるべきこともわかっていますし、FP3が非常に楽しみです。とにかく前進し続け、ライディングをエンジョイし続けたいと思っています」

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