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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 5月15日 フランス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第7戦フランスGP
■開催日:2022年5月13日(金)フリー走行総合結果
■開催地:ル・マン/フランス(4.185km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:13度/21度 ■路面温度:14度/32度

REPORT

クアルタラロが初日総合6番手、モルビデリは12番手

好天に恵まれたフリープラクティス初日。Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは今後の天候変化の可能性を考慮し、ドライ・コンディションのさまざまなセッティングに第1セッションと第2セッションのすべての時間を費やした。ラップタイムではそれぞれ総合6番手と12番手を獲得している。

午前中のセッションは晴天のなかにも、わずかに寒さが残るコンディション。ホームGPのスタートにいつも以上に士気上がるクアルタラロは、決勝用セッティングに取り組みながらもトップ5をキープし、全23ラップ中20ラップ目で1分31秒912を記録して4番手につけた。トップとの差は0.141秒。

午後からの第2セッションでは午前中の成果をさらに煮詰めることに集中。残り8分ではいつものようにミニ・タイムアタックを行ったが、多くのライダーに阻まれて思うようにペースを上げることができなかった。ベストタイムは全21ラップ中6ラップ目に記録した1分31秒640に留まり、トップから0.492秒差の6番手でセッションを終了した。

チームメイトのモルビデリはフリープラクティス第1セッションの中盤で転倒したが、幸い怪我はなく、すぐさまピットに戻り走行を再開した。そして少しずつラップタイムを更新すると全21ラップ中20ラップ目で1分32秒937のベストタイムを記録。トップから1.116秒差の20番手につけた。

第2セッションでは何とかQ2進出のチャンスをつかもうと懸命のペースアップ。残り5分でタイムアタックに臨み、トップ10を目指したが、終盤の第10コーナーで転倒して最終トライを走り切ることができなかった。この結果、全19ラップ中19ラップ目に記録した1分32秒025がベストタイムとなり11番手。第1セッションとの総合成績では、トップから0.877秒差の12番手となっている。

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、フリープラクティスで奮闘

WithU Yamaha RNF MotoGP TeamのA・ドビツィオーゾとD・ビンダーは、フリープラクティス初日をそれぞれ総合20番手と24番手で終了した。

ドビツィオーゾはフリープラクティス第1セッションを順調にスタートし、ラップタイムでもトップに1秒以内に近づいた。第2セッションではさらに前進を目指して0.2秒更新したが、トップ10には0.624秒届かなかった。

チームメイトのビンダーは、今回もまたマシンとコースを学びながらゼロからのスタート。第2セッションでは第1セッションのタイムを1秒以上更新したが、終盤の第7コーナーで転倒し、順位を上げることはできなかった。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(フリー走行総合6番手/1分31秒640)

「フリープラクティス第1セッション、第2セッションともにペースが良く、好調の一日でした。ミディアム・コンパウンドとソフト・コンパウンドのタイヤで、いい走りができました。しかしタイムアック中は多くのライダーに阻まれ、おそらくそう感じたのは私だけではなかったと思います。そのため十分にタイムを更新することはできませんでしたが、明日に備えてデータ収集ができたことは良かったと思います。大勢が接近しているので、今はまだトップが誰になるのかわかりません。かなり面白い展開になるでしょう。私自身はたくさんの母国ファンの前で走ることができ、最高の気分です。私もハッピーですし、彼らもとても楽しんでくれています。これが一番、大切なことです」

F・モルビデリ選手談(フリー走行総合12番手/1分32秒025)

「ちょっと特殊なコンディションでした。今日は大勢がクラッシュしてしまったのです。私自身はそのなかでも少しずつフィーリングが良くなっていって、終盤はとくに好調で、ラップタイムも上がりました。そしてヤマハ勢トップ、つまりファビオ(クアルタラロ)に近づくことができたのです。そういうわけで、今日は決して悪くなかったので、明日はさらにステップアップしたいと思います。手ごたえは十分にあります」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「ウイーク初日は、いろいろな意味でとても忙しい一日でした。チームはピットのなかでハードワークに取り組み、コース上では、とくにタイムアタック中にたくさんのイエローフラッグが出て混雑してしまうような状況でした。そうしたなかでも、ファビオはいい走りを見せました。全力のタイムアタックはできなかったわけですが、それでも素晴らしいペースを維持していました。フランキー(モルビデリ)は残念ながら2度転倒してしまいましたが、幸い怪我はありませんでしたし、少しずつ自信をつけてきているのは良い兆候です。明日もまた、マシンだけでなくタイヤについてもたくさんの課題があり、ベストチョイスを探していきます。タイヤについてはまだ道半ばというところです」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team

A・ドビツィオーゾ選手談(フリー走行総合20番手/1分32秒536)

「第2セッションでは、ソフト・コンパウンドを履いて好タイムを記録することができませんでした。というのもたくさんのイエローフラッグが出ていて、さらには最終ラップでミスをしてしまったのです。本当なら、もっと速く走れたはずです。それでも前半はミディアム・コンパウンドで苦戦していたので、ソフト・タイヤのポテンシャルには満足できました。明日は皆がリアにソフトを履くことになり、おそらくそれが決勝でも使用されることになるでしょう。でも様子を見ていく必要はあります。ミディアムでも悪くはなかったのですが、最大までバンクしたときに十分な自信を得られないという感じでした」

D・ビンダー選手談(フリー走行総合24番手/1分33秒561)

「今日は最高の天気に恵まれました。第1セッションはMotoGPマシンでこのコースを走るための自分なりの方法を学ぶことから始めました。第2セッションの中盤では第7コーナーで転倒してしまいましたが、幸い終盤でまたコースに出ることができ、最後まで走り切ることができました。でも思い描いていたような前進はできなかったので、明日もたくさんの課題に取り組みます。全体的にはここでのM1ライディングをエンジョイできていて、明日を楽しみにしています」

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