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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 5月15日 フランス

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第7戦フランスGP
■開催日:2022年5月13日(金)フリー走行、14日(土)予選、15日(日)決勝
■開催地:ル・マン/フランス(4.185km)

CIRCUIT DATA

■開設:1965年
■コース長:4.185km
■サーキットレコードラップ:1分31秒185(2018年:J・ザルコ)

■サーキットベストラップ:1分32秒309(2017年:M・ビニャーレス)
■2021年の優勝者:J・ミラー(ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロ、重要なホームレースでリードの拡大を狙う

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは、第7戦フランスGP出場のためル・マン・ブガッティ・サーキットへ。

第6戦終了時点で7ポイントのリードを保ってランキングトップに立っているクアルタラロ。今大会は非常に重要なホームレースとなるが、そのプレッシャーが心の炎をより一層、燃え上がらせている。

YZR-M1の特徴である敏捷性がこのコースによく合っていることから、クアルタラロは非常に前向きな気持ちで今大会を迎えている。昨年はウエット・コンディションで3位に留まったが、今年はそれを上回り、母国ファンに歓喜と誇りを与えることが目標。

チームメイトのモルビデリは現在、ランキング16位。この順位を上げるためにも2017年のMoto2優勝以来の表彰台獲得を狙っており、目標達成のために、さらなるセッティングの向上を目指していく。週末の天気は不確実で、ウエット用セッティングに取り組む可能性も高い。

ル・マン・ブガッティ・サーキットは1965年、ル・マンの町から数キロの場所に設立。1960年代後半に初めてグランプリを開催し、そのまま1996年まで使用された。このあと安全性を配慮して修復工事が行われ、2000年から再びグランプリの開催地として毎年の日程に組み込まれている。コースは全長4.2km。5つの左コーナーと9つの右コーナーが設けられ、ここではブレーキを遅らせ、ハードに加速し、リア・トラクションを十分に引き出すことに重点が置かれる。

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、伝統のブガッティ・サーキットへ

WithU Yamaha RNF MotoGP TeamのA・ドビツィオーゾとD・ビンダーは自信を胸にフランスへ。ライダー、チーム、ファンの誰からも愛されるル・マン・ブガッティ・サーキットだが、一方で、天候変化が勝負の行方に大きく影響する場所でもある。これまでのところ、週末は好天が予想されている。

スペインGPではポイント獲得のチャンスを逃したドビツィオーゾ。決勝翌日のテストではセッティングおよび自らのライディングを改善しており、今回はさらに前進を目指す。

チームメイトのビンダーは前回、フリープラクティスで苦戦したあと決勝では好フィーリングをつかみながらリタイアと残念な結果。翌日のテストではドビツィオーゾと同様にセッティングを向上させており、今回はYZR-M1との相性も良いここル・マンでリベンジを狙っている。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談

「ヘレスでの2位はとても良い結果でしたが、勝ちたいとは思わなかったと言ったら、それは嘘になります。実際、非常に近いところまで行っていたのです。だからル・マンでの再戦がとても楽しみです。今のフィーリングは絶好調ですが、シーズンはここまで予想もつかないことがたくさん起こって来たので、今回も状況を見守る必要があります。それでも私にとっては重要なホームGPですから、限界までプッシュし、全力を尽くします。好天を期待しています」

F・モルビデリ選手談

「面白い週末になると思います。前回ヘレスでとてもたくさんのことをテストしたので、それがここル・マンでも使えるかどうか非常に興味があるのです。実際、ヘレスでは決勝終盤でかなりいいタイムが出ていたのですが、とにかくグリッドが後ろ過ぎました。ここを修正できればきっといい戦いができると思っています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「次のル・マンも、私たちには良いチャンスがありそうです。クアルタラロ選手はディフェンディング・チャンピオンとしてホームレースを戦うことになるので、非常に特別なイベントです。このことが、持ち前の粘り強さにさらに磨きをかけるための絶好の機会ともなるでしょう。モルビデリ選手も前回のヘレスではマシンのフィーリングをつかんで自信を持ちました。それだけに今大会を非常に楽しみにしており、彼にとっては、これがシーズンの本当のスタートなのです。今回、私たちは、スペインGP決勝翌日に行ったテストで試したセッティングといくつかのアイテムを使用する予定です。フリープラクティスのスタートが待ちきれない気持ちです」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team

A・ドビツィオーゾ選手談

「ヘレス・テストを無事に終えて、このコースでシーズン第7戦を迎えられることうれしく思います。ル・マンには良い印象を持っています。いつもいい走りができますし、何らかの感動を得られるのです。ですから今回もとても楽しみにしていますが、ここは天気があまり良くないこともあるので、ひたすら晴れを願うばかりです」

D・ビンダー選手談

「ヘレスでテストを行ったあと、ここル・マンに臨むのがとても楽しみになりました。良い状態でここへ来るために、先週は懸命にハードワークに取り組んできました。今はフィーリングが良く、強さも感じられるようになったので、あとはコースが私たちをどのように迎えてくれるのかが気になるところです。天候については何が起こっても不思議はありません。それでもポジティブな気持ちを持ち続け、いつもエンジョイできるここル・マンを本当に楽しみにしています」

R・ラザリ談(チーム創設者・代表)

「第7戦フランスGPは非常に面白い展開になるでしょう。おもな要因は天候です。とくにビンダー選手のためにはドライ・コンディションを期待しています。ルーキーがコースを学ぶのに、より適していますからね。もちろんドビツィオーゾ選手についても同様で、誰もがウエットよりはドライを望んでいるでしょう。ヤマハのマシンは伝統的にル・マンとの相性が良いことで知られていて、クアルタラロ選手は昨年、非常に素晴らしい走りを見せていました。私たちも今回はポイント獲得を目指していきます」

W・ズィーレンベルグ談(チーム・マネジャー)

「第7戦が迫ってきました。ヘレス・テストを終え、ライダーたちは短い休暇を取りましたが、今は次のレースをとても楽しみにしています。ル・マンはフランスのほぼ真ん中にあって、いつも曇りや雨に見舞われます。それがウイーク中も影響することが多いので、今年こそは安定した天気を期待しています。今のところは、好天が予想されています。ヤマハはいつも好成績を残しているので、私たちもいい戦いを目指します」

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