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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 5月1日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第6戦スペインGP
■開催日:2022年4月30日(金)予選結果
■開催地:ヘレス/スペイン(4.423km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:24度 ■路面温度:43度
■PP:F・バニャイア(1分36秒170/ドゥカティ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロが2番手フロントロー

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロがウイーク2日目も素晴らしいペースを見せ、Q2に出場して2位を獲得。チームメイトのF・モルビデリはQ1からQ2進出を目指したが届かず、日曜日の決勝はグリッド16番手からスタートすることとなった。

WithU Yamaha RNF MotoGP TeamのA・ドビツィオーゾとD・ビンダーは、前日のラップタイムを更新したものの予選セッションでポジションを上げることはできなかった。

クアルタラロが2番手、フロントローを獲得、モルビデリは16番手

過去4年にわたり、ここへレス・サーキットでポールポジションを獲得しているクアルタラロ。最初の好タイムがキャンセルされる不運はあったものの、再度のトライで1分36秒790を記録して暫定トップに立った。

その後ピットに戻ってタイヤを新品に交換し、残り5分半で2度目の走行を開始。ライバルの数台が後ろに続いてきたため、全力でこれを引き離すか、あるいはペースを抑えてその作戦を妨害するかの選択を強いられた。その後者を選んだクアルタラロは全8ラップ中6ラップ目に1分36秒623へと更新。しかしF・バニャイア(ドゥカティ)がこれを上回り、2番手に後退した。その後イエローフラッグが提示されたため、すぐさま対応することができず、チェッカーフラッグが振られたあとの最後のチャンスに賭けたが、さらなる更新はかなわなかった。トップとの差は0.453秒。

一方のモルビデリはQ1の最初の走行で1分38秒017を記録して8番手。ピットに戻り、タイヤを履き替え、残り6分で2度目の走行を開始した時点でトップ2からは0.5秒ほど離されていた。Q2進出を目指して全力のプッシュを続けるモルビデリは、第3セクターと第4セクターでタイムを更新。6ラップ目には1分37秒668を記録して5番手まで浮上した。この時点であと2ラップのチャンスが残されていたが、それを有効に使いきれず、トップから0.665秒差の6番手でセッションを終了。この結果、決勝グリッドは16番手となっている。

WithU Yamaha RNF MotoGP Teamは予選セッションで苦戦

ドビツィオーゾはフリープラクティス第3セッションで、前日までの自己ベストを0.554秒短縮する好調ぶり。しかし依然としてマシンのフィーリングが十分ではなかったため、午後からの第4セッションではさまざまなセッティングをテストした。続いて行われたQ1でその成果を発揮したいところだったが、アクシデントによるイエローフラッグに阻まれるなど、思うようにペースが上がらず、セッションを13番手で終了。日曜日の決勝はグリッド8列目からスタートすることとなった。

チームメイトのビンダーもフリープラクティス第3セッションで好調な走りを見せた。前日のタイムを0.65秒上回ってトップとの差を詰め、マシン・フィーリングも向上していた。Q1ではさらなる進化を目指したが、ドビツィオーゾと同様、タイムアタックのタイミングを逸するアンラッキー。その結果、決勝グリッドはチームメイトのひとつ後ろの9列目に留まっている。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(予選2番手/1分36秒623)

「予選2番手という結果が、明日の決勝で非常に重要になってくると思います。フロントローが何より素晴らしいポジションなのです。今日はフリープラクティス第4セッションでペースがとても良かったので、明日はきっといい戦いができると思っています。最も重要なのは決勝結果で、私はそれについて十分な自信を持っています。決勝中は、このようなラップタイムや、このような差は生まれないでしょう。多くのライダーが速さを持っているので厳しい戦いになると思いますが、私自身が優勝争いの候補のひとりであると自負しています。第9コーナーと第10コーナーに差し掛かると、観客席を埋める大勢のファンがMotoGPを楽しんでいる光景を見ることができます。長い間、観戦が制限されていたので、彼らがまた素晴らしいショーをエンジョイできるようになり、とても良かったと思っています」

F・モルビデリ選手談(予選16番手/1分37秒688)

「予選セッションでは、あまり速く走れませんでしたが、その前のフリープラクティス第4セッションは絶好調でした。全体的に少しずつ調子が上がってきていて、たとえば前回のポルティマオと比べても、好みのフィーリングに着実に近づいていっているのです。明日はまた、もう一歩、前進を目指します。その結果がどこまで到達できるか楽しみです」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「今回もまた、ふたりが明暗を分ける形となってしまいましたが、マシンのフィーリングに関しては、ふたりとも十分な手ごたえを感じています。ファビオ(クアルタラロ)のペースは素晴らしく、すべてのセッションで好調ぶりを見せてきました。なかでもフリープラクティス第4セッションで長めの走行を行ったときに、とくにそれは明らかでした。本人が自信を持って走っているので、おそらくは非常に厳しい戦いになるであろう明日の決勝を、私たちもとても楽しみにしています。フランキー(モルビデリ)も、ここまで大変いい仕事をしています。セッションごとに少しずつトップとの差を縮めていますが、残念ながら、それがまだ結果に表れていないのです。私たちは今晩も作業を続け、明日のウォームアップ・セッションで成果を試し、決勝に備えたいと思います」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team
A・ドビツィオーゾ選手談(予選23番手/1分38秒064)

「午前中のフリープラクティス第3セッションではタイムを短縮することができましたが、フィーリングは依然として十分ではなく、自信を持ってプッシすることはできませんでした。どういうわけかコーナー進入とコーナー中があまり速くなく、それが午後はさらにひどくなりました。午前中から使っていたユーズドタイヤで走っていましたが、十分にスピードが上がらないところもあって、正直なところ自信を持って走ることはできませんでした。明日のウォームアップ・セッションで、いくつかの問題を解決していきたいと思っています」

D・ビンダー選手談(予選25番手/1分38秒405)

「素晴らしい天気に恵まれ、コース・コンディションも最高でした。午前中のセッションで大きく前進し、ラップタイムも大幅に更新することができました。非常にうれしく、予選にも期待を持って臨みましたが、残念ながら1ラップにすべてを揃えることができませんでした。フリープラクティス第4セッションは、ここまでで最も安定していたので、私たちはゆっくりですが着実に前へ進んでいると感じています。あとコンマ数秒を短縮し、決勝ではもっと良い走りができるよう頑張ります」

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