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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 4月24日 ポルトガル

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第5戦ポルトガルGP
■開催日:2022年4月22日(金)フリー走行総合結果
■開催地:ポルティマオ/ポルトガル(4.684km)
■コースコンディション:ウエット
■気温:13度/12度 ■路面温度:12度/13度

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、ウエットでフィーリング向上

第5戦ポルトガルGPのフリープラクティス初日は悪天候に見舞われた。Monster Energy Yamaha MotoGPのF・モルビデリとF・クアルタラロは激しい雨のなかでFP1とFP2に臨み、それぞれ総合18番手と20番手となっている。

同サーキットでの走行を楽しみにしていたモルビデリ。しかし大量の雨により難しいチャレンジとなってしまった。濡れたジェットコースターのようなコースに適応するべくセッティングに取り組み、FP1では全19ラップを走行。その8ラップ目でトップから1.406秒遅れる1分52秒072を記録して19番手に留まった。

FP2は序盤で短時間ながらドライとなったため、すぐさまアタックを試みると1分51秒911を記録して6番手に浮上。これによりモルビデリは、FP1からタイムを更新した数少ないライダーのひとりとなった。後半はまた雨が激しくなったため、それ以上のタイム更新はならなかったが、セッションを7番手で終了。総合順位ではトップから1.245秒差の18番手となっている。

チームメイトのクアルタラロはFP1で1分52秒061を記録して18番手。FP2では序盤のドライで挽回を目指し、タイム更新はならなかったもののトップから1.827秒差の1分52秒534で13番手に浮上した。再び雨が激しくなったセッション後半は、ウエットに合わせたセッティング向上に集中。総合順位ではFP1のタイムが採用され、トップから1.395秒差の20番手で終えた。

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、アルガルベでウエット・コンディションを経験

前日の木曜日は、風はあったものの好天に恵まれたアルガルベ・インターナショナル・サーキット。金曜日は寒さと雨に見舞われ、難しいコンディションのなかでフリープラクティスが行われた。

そのなかでWithU Yamaha RNF MotoGP TeamのA・ドビツィオーゾは、FP1を22番手で終えたあと、FP2では0.53秒短縮する健闘を見せて3番手を獲得した。この結果、両セッションの総合順位では14番手となっている。

チームメイトのD・ビンダーはウエット・コンディションのなかでアルガルベを学びなおす難しい戦い。FP1で少しずつ前進して1分54秒029まで短縮したものの、FP2ではこれを更新できずに総合24番手に留まった。

土曜日もコンディションの回復は期待できそうにないが、ドビツィオーゾ、ビンダーともにウエットでのフィーリングを少しずつ向上させており、午前中のFP3でさらに前進を目指す。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・モルビデリ選手談(フリー走行総合18番手/1分51秒911)

「今日は午前中のほうがコンディションが良くて、FP1の2回目の走行がベスト・コンディションだったのですが、残念ながらそこで思うような走りができませんでした。FP2の最初の走行では、FP1のタイムを更新した数少ないひとりになることができたので良かったと思います。後半になると、コース上の大量の雨によってハイドロプレーニングが発生するなど非常に難しい状況になってしまいました。しかも風も強く、ときおり突風にも襲われました。とにかく難しいコンディションで、非常に苦しい一日だったと言うしかありません。明日の天気を見ながら、Q2進出を狙っていきたいと思っています」

F・クアルタラロ選手談(フリー走行総合20番手/1分52秒061)

「マンダリカ・サーキットのグリップは驚くほどで、素晴らしいフィーリングでした。今回はグリップ・レベルが低く、ポジションもまったく上がらなかったのですが、マシンのフィーリングは今までより良くなっています。あとはどこで速く行けるか、どこを改善できるかを見極めるだけだと思っています。決して最高のスタートではありませんが、明日は大幅に前進できると期待しています。マシンについていくつか改善すべき点がありますが、同時に私のライディング・スタイルも改善できるところがあります。明日のFP3がドライ・コンディションに恵まれるよう期待します。そのほうがQ2進出の可能性が少し高くなりますからね」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「非常に難しいコンディションでした。ウエット、低気温、風に悩まされ、厳しいスタートとなってしまいました。そしてコンディション自体はFP2のほうがさらに悪化したのですが、フィーリングではふたりとも午後のほうが良くなっていたようです。このことは結果には現れませんでしたが、良い方向へと前進できているサインだと考えています。どうやら明日も雨になりそうなので、ライダーたちにもっと良いフィーリングを与えられるよう、これからハードワークに取り組みます。天気予報によれば決勝日は晴れるようですが、グリッドポジションも重要なので、明日は極めて重要な一日になるのです」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team

A・ドビツィオーゾ選手談(フリー走行総合14番手/1分51秒756)

「グリップ・レベルが非常に低かったので、かなり苦戦しました。そのなかでもセッティング変更を試しながら、少しでも成果を得ようと努力を続けました。セッティングを変更しても全体的な特徴は大きく変わらず難しい状況でしたが、それでもFP2では良いところもあり、タイムが上がって上位に少し近づくことができたのは良かったと思います。でもフィーリングはまだ十分ではありませんし、ウエットでのグリップは良くありません。フィーリングが得られないというのが正直なところです。明日はドライ・コンディションのなかで自分たちのスピードを確認してみたいと思っています」

D・ビンダー選手談(フリー走行総合24番手/1分54秒029)

「たくさんの雨が降りました。でも私にとっては非常に面白い一日になりました。今日の雨は、インドネシアGPでの雨とはまったく別のものだったのです。グリップ・レベルが非常に低いなかでマシンとコースを学ぶ作業は大変でしたが、同時にとても興味深く、少しずつ自信を持てるようにもなりました。FP2は雨がさらにひどくなり、コース上に水があふれて非常に難しいコンディションになりました。そのため初めよりもかなり遅くなってしまったのですが、全体的には、少しずつですが理解が深まっていると感じています。明日の天気に期待し、さらに前進を目指していきます」

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