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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 4月24日 ポルトガル

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第5戦ポルトガルGP
■開催日:2022年4月22日(金)フリー走行、23日(土)予選、24日(日)決勝
■開催地:ポルティマオ/ポルトガル(4.684km)

CIRCUIT DATA

■開設:2008年
■コース長:4.684km
■サーキットレコードラップ:1分38秒862(2021年:F・クアルタラロ)
■サーキットベストラップ:1分39秒450(2021年:A・リンス)
■2021年の優勝者:F・クアルタラロ(ヤマハ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、ポルトガルでヨーロッパ・ラウンドをスタート

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは今週末、2022シーズン初のヨーロッパ・ラウンドとなるポルトガルGP出場のため、ポルトガルはポルティマオにあるアルガルベ・インターナショナル・サーキットを訪れる。

4月20日に23歳の誕生日を迎えたクアルタラロ。昨年はここアルガルベで行われた第3戦で優勝を果たしており、ヤマハのマシンと相性の良いこのコースを非常に楽しみにしている。今シーズンは第3戦アルゼンチンと第4戦アメリカズで苦戦が続き、シリーズポイントではトップから17ポイント差のランキング5位に留まっているが、今回はウイーク初日の金曜日から十分に力を発揮し、土曜日予選でのフロントロー獲得と日曜日決勝での表彰台争いを目標としている。

チームメイトのモルビデリは第4戦終了時点でランキング15位。アルガルベでは、同サーキットがMotoGPコースに加えられた2020年に3位、翌2021年も4位と健闘。しかし同年終盤の第17戦で再び訪れた際には怪我の影響で実力を発揮しきれなかったため、今年はリベンジを狙っている。

車で30分ほどの港町の名にちなみ、ポルティマオとも呼ばれるアルガルベ・インターナショナル・サーキット。2008年に開設されたこのサーキットは高低差の激しいコース・レイアウトで知られ、ライダーたちはもちろん、その雄姿を見たい大勢のファンを引き付けてきた。9つの右コーナーと6つの左コーナーが設けられ、特徴的なダウンヒルの第1コーナーへと続くロング・ストレートでは激しい最高速争いが展開される。

ビンダーとドビツィオーゾ、ポルトガルGPでより一層の進化を目指す

2022シーズン初のヨーロッパ・ラウンド開催地となるのは、ポルトガルの有名な観光地のひとつ、ポルティマオ近郊に位置するアルガルベ・インターナショナル・サーキット。開幕以来、4つのフライアウェイ・レースを経験してきたビンダーとドビツィオーゾは、ヨーロッパでのレースを楽しみにしている。

これまでに合計6ポイントを獲得し、ルーキー勢2位と健闘しているビンダー。第4戦アメリカGPは厳しい戦いを強いられたが、今回は異なるシナリオを描こうと意気込みを見せる。全長4.6km、変化に富んだアルガルベのコースでYZR-M1の走りに慣れるため、またゼロからの再スタートとなることは承知の上。

チームメイトのドビツィオーゾは、第2戦インドネシアと第3戦アルゼンチンで苦戦。第4戦では15位に入り1ポイントを加算したが、依然としてマシンのフィーリングに課題があり難しい状況が続いている。ヨーロッパ・ラウンドのスタートを心待ちにしており、ここから成績向上を目指していく。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談

「前回のアメリカ・オースティンではベストを尽くし、レースをエンジョイできました。好バトルも何度かあり、多くを学びました。自分のパフォーマンスには満足していますが、今回こそは表彰台争いに絡んでいきたいと思っています。昨年4月にはここで優勝することができました。素晴らしいレースだったので、またあのときのような走りがしたいと思っています。目標はいつも優勝であり、ベストを尽くすことです。今回も同様です」

F・モルビデリ選手談

「第4戦オースティンは忘れたいレースです。そして今は、大好きだけど難しいここポルティマオに集中していきたいと思っています。高低差が激しく体力的に厳しいコースで、昨年の17戦アルガルベGPではここで膝の怪我を悪化させてしまいましたが、今年はもう問題ないでしょう。2020年に3位、2021年の第3戦ポルトガルGPで4位を獲得したときのように、いい走りができると思っています。楽しみです」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「第3戦、第4戦と苦しいレースが続いたあと、私たちはここで再び集結しました。やるべきことがあるので、その仕事に集中して表彰台を目指していきたいと思っています。クアルタラロ選手もモルビデリ選手も、ここポルティマオでは良い走りを見せてきました。クアルタラロ選手は昨年のポルトガルGPで優勝、モルビデリ選手も2020年には表彰台に上っています。今年も好成績を目指しており、予選でグリッド好位置を確保できれば、それが可能だと確信しています」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team

D・ビンダー選手談

「ポルティマオでのレースをとても楽しみにしています。前回アメリカは非常に難しいコースで、苦しいレースを経験しました。今はそのときよりは少し準備ができたような気がしています。アルガルベもアップダウンの激しいチャレンジングなコースですが、ヨーロッパへ戻りレースができることをうれしく思い、より一層の進化を目指して頑張ります。週末が待ちきれません!」

A・ドビツィオーゾ選手談

「アルガルベは素晴らしいコースですが、その一方で、他とは異なる変わったコースでもあります。前回アメリカよりも、いいレースをすることだけが私たちの目標です。自信を持って現地に入り、状況を確認し、全力を尽くします」

R・ラザリ談(チーム創設者・代表)

「ヨーロッパ・ラウンド初戦は、ビンダー選手とドビツィオーゾ選手にとって厳しい戦いになると思います。ふたりにはできるだけ多くのポイント獲得が期待されています。ビンダー選手にとっては、すべてのサーキットでM1の乗り方を理解することが第一目標となりますが、同時に、予選で上位に近づき、ポジション争いを展開してポイントを獲得し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを目指すためには、よりアグレッシブでリスクを伴う戦略も必要です。一方、チーム内でもMotoGPラインアップのなかでも経験豊富なライダーであるドビツィオーゾ選手は、より一層、深く掘り下げていく必要があります。そろそろトップライダーたちと競り合い、トップ10の常連を目指していかなければならないでしょう。また私たちチームにとってもヨーロッパ・ラウンド初戦は重要な意味があります。ここで新しいカラーリングを施したホスピタリティとMotoGPユニットを公開し、同時に、ようやくヨーロッパのスポンサーを迎えられることをうれしく思います」

W・ズィーレンベルグ談(チーム・マネジャー)

「ポルトガルGPはシーズン第5戦となりますが、ここから始まる11回のヨーロッパ・ラウンドを非常に楽しみにしています。他の大陸を訪れると、とくにパドック内では別世界に住んでいるような感じがするのですが、ヨーロッパでは自分たちのトレーラー、オフィス、ホスピタリティを使用することができますし、ファンやスポンサーも多くなりショーを盛り上げてくれます。またライダーたちにとっても、時差による疲労がないなど良いことばかりです。
レースでの成績については状況を見守らなければなりません。当然ながら、これまでの数戦には満足しておらず、私たちは常にマシンのスピード向上を追求し続けています。ビンダー選手は前回のアメリカでコース攻略に苦しみました。ここポルティマオもアップダウンの激しいジェットコースターのようなコースなので簡単ではありませんし、そもそも誰にとっても1回のレースウイークですべてをものにすることは不可能でしょう。しかしそのなかで彼がどこまでやれるか、どのように学び続けるかを見ていきたいと思います。ドビツィオーゾ選手は次のレースを待ち望んでいることでしょう。アメリカでは終盤でモルビデリ選手と好バトルができたと言っていましたが、トップとの29秒差にはがっかりしていました。しかしそれが今の現実なのです。この状況を受け入れ、ここから差を縮めていくためにハードワークに努めなければなりません」

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