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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 4月10日 アメリカズ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第4戦アメリカズGP
■開催日:2022年4月8日(金)フリー走行総合結果
■開催地:オースティン/アメリカ(5.513km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:16度/23度 ■路面温度:26度/47度

REPORT

クアルタラロが初日3番手、モルビデリは21番手

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロはフリープラクティス初日、好感触をつかんで総合3番手。チームメイトのF・モルビデリはセッティングに集中し、総合21番手で終えている。


クアルタラロはFP1、開始早々に5番手につけた。その後は絶好のコンディションのなかで、昨年10月から変化した状況に合わせてセッティング作業を進めていった。ラップタイムでは2分04秒450を記録し、トップから0.443秒差の4番手でセッションを終えた。

気温の上がったFP2でも効率よく課題をこなして向上を見せ、最終ラップでは2分2秒837に更新して3番手に浮上。トップとの差は0.295秒に縮まっている。

一方のモルビデリは、ここCOTAでの走行を非常に楽しみにしていたが、初日は思うような走りができず苦戦した。FP1ではさまざまなセッティングを試したものの、好感触が得られないまま2分05秒287で17番手。トップとの差は1.280秒だった。

FP2ではベース・セッティングの再構築に取り組み、終盤でタイムアタックを試みるも、イエローフラッグ提示もあり十分にペースを上げることができなかった。2分4秒664に更新したものの、トップから2.122秒差の21番手に留まっている。

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、順調にFPをスタート

WithU Yamaha RNF MotoGP TeamのA・ドビツィオーゾとD・ビンダーはFP1とFP2を通じて着実に前進。約半年前にYZR-M1でCOTAを経験しているドビツィオーゾは、その感触を取り戻すことからFP1をスタート。路面コンディションが変化しているため新たな状況に適応することも求められたが、成果を上げ、FP2になると大幅に前進。ラップタイムを1.618秒も短縮し、トップ10に0.293秒差と迫る好調ぶりを見せた。

一方のビンダーは、MotoGPマシンでは初めての走行。FP1を22番手で終えたあと、FP2では1.519秒短縮した。終盤で、さらにペースを上げたところで転倒したが、手ごたえをつかんでおり、2日目以降に期待をつないだ。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(フリー走行総合3番手/2分02秒837)

「3番手を獲得できて、うれしいです。ペースについてはもっと改善が必要ですが、今日の目標は5番手で、それを達成することができました。第2セクターと最終コーナーではマージンがありそうです。フィーリングは上々でソフト・コンパウンドのタイヤでもう少し周回を重ねれば、もっと良くなると思います。新しいアスファルトは去年とはまったく別物です。去年は走る喜びさえ失ってしまいましたが、今年は第2、第3、第10コーナーで思い切り飛び込んでいくことができます。非常に速く、真のCOTAへ戻って来た感じです」

F・モルビデリ選手談(フリー走行総合21番手/2分04秒664)

「向上を目指して、いろいろなことを試しましたが、今日は良いペースを見つけられないまま終わってしまいました。とにかく改善が必要です。イエローフラッグが提示され、タイムアタックができなかったことも残念です。大きく離されてしまいましたが、明日は、より上を目指せるよう頑張ります」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「何より、COTA(Circuit of the America)のコース・コンディションに驚かされました。昨年、苦しめられた路面上のバンプがすっかりなくなっていたのです。FPではチームのなかで明暗を分けることとなりました。ひとりはいつもどおりにマシンに好感触を持ちましたが、もう一方は未だ、セッティングに苦戦しています。クアルタラロ選手は初めからペースが良く、2回のセッションのなかでいくつかの変更も試して成果を得ることができました。そしてタイムアタックの時が来て、しっかり結果を出しています。モルビデリ選手については異なるセッティングを試しましたが、時間がかかり、最後にタイムアタックに臨もうとしたときには不運にもイエローフラッグに阻まれてしまいました」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team

A・ドビツィオーゾ選手談(フリー走行総合15番手/2分03秒706)

「全体的にはとても良かったと思っています。少しずつ前との差を詰めていますし、クアルタラロ選手にコンマ3秒差まで近づけたことには、とても満足しています。最後のアタックではリアのソフト・コンパウンドのポテンシャルを使い切れず、思うようにタイムが出なかったため惜しくもトップ10を逃してしまいました。でも今日の走りはとても良かったと思いますし、トップ10に近づけたと感じており、明日に期待しています。グリップ・レベルがさらに上がるはずなので、皆がタイムアップを狙って来るでしょう。また、日に日に強くなる風にも注意を払わなければなりません。アルゼンチンのあとで感じたこと、学んだことを考慮に入れながらセッティング変更を行い、その結果として今回はブレーキングを向上させることができました。とにかく今日はハッピーです」

D・ビンダー選手談(フリー走行総合22番手/2分04秒679)

「1年ぶりのアメリカ訪問は、とてもいい気分です。コースは大幅に改善されていて、今年はここをMotoGPマシンで走れることになり本当にうれしいです。このコースはこれまでの3戦とはまったくタイプが異なり、ストップ&ゴーが多く、他と比べてフィジカル面の負担が大きいと感じています。それでも今日のところはライディングをエンジョイすることができ、転倒はありましたがフィーリングは上々です。明日またトライします」

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