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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月6日 カタール

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2022年3月5日(土)予選結果
■開催地:ロサイル/カタール(5.380km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:23度/21度 ■路面温度:26度/24度
■PP:J・マルティン(1分53秒011/ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロとモルビデリが11・12番手、決勝は4列目からスタート

Monster Energy Yamaha MotoGPはウイーク2日目も引き続き、マシン・セッティングの向上に取り組んだ。F・クアルタラロはQ1で好走してQ2へ進出したが、Q2では同様のフィーリングを得られず11番手。チームメイトのF・モルビデリも思うようにタイムを伸ばせず12番手に留まった。

WithU Yamaha RNF MotoGP TeamのA・ドビツィオーゾとD・ビンダーは、シーズン開幕戦決勝をそれぞれ7列目と8列目からスタートすることとなった。

Monster Energy Yamaha MotoGP、グリッド4列目スタートが決定

フリープラクティス第3セッションでトップ10に届かずQ1出場を余儀なくされたクアルタラロ。しかしこのことで、より一層、奮起し、第4セッションではチームとともに改善点を見出した。そして最初のアタックでいきなり1分53秒654を記録し、0.126秒差をつけるトップに浮上。そのあとはタイムを更新することはできなかったものの、セッションを2番手で終了してQ2進出に向けて弾みをつけた。
Q2では最初の走行でリアタイヤにミディアム・コンパウンドを使用して1ラップだけアタック。その後ピットに戻ってソフト・タイヤに履き替え、残り4分半でさらにプッシュしていった。全6ラップ中5ラップ目で1分53秒635を記録し、一時8番手につけたあと10番手に後退。最終ラップでは更新ならず、11番手に下げてセッションを終了した。トップとの差は0.624秒。

チームメイトのモルビデリは、ほとんどのライダーを先に行かせて後方からQ2をスタート。3ラップ目で1分54秒283を記録して10番手につけ、もう1ラップ試みるも更新することはできなかった。この時点で残り時間は約6分。ピットに戻って素早くタイヤを履き替え、2分後にはコースに復帰した。最後のアタックでは1分53秒982のベストラップを記録したが、順位を上げることはできず、トップから0.971秒差の12番手に留まっている。

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、予選は厳しい展開

ウイーク2日目、ロサイル・インターナショナル・サーキットは強風に見舞われ、コース上にホコリが舞う難しいコンディション。ドビツィオーゾはフリープラクティス第3セッションと第4セッションで引き続き、タイヤとマシン・セッティングに取り組んだ。Q1では10番手に留まりQ2進出はならず。この結果、予選20番手でグリッド7列目スタートが決定した。

一方のビンダーはこの日も前進を続け、フリープラクティス第3セッションでは前日のタイムを0.532秒更新。トップとの差も2秒以下に縮まった。しかしその後は不運が続き、第4セッションではエンジン停止のトラブル、Q1では転倒があり思うように順位を上げることはできなかった。この結果、自身初となるMotoGP決勝をグリッド24番手からスタートすることとなった。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談(予選11番手/1分53秒653)

「コースに出るときは、常に自分を100%追い込むことだけを考えています。今日もすべてを出し切り、明日も、そして次のラウンドも、シーズン中もずっと、どんな環境のなかでも同じことをするでしょう。それが私にとっては唯一の、トップに立つための方法なのです。だから、そのことだけに集中しています。決勝では最初の1ラップで完ぺきを目指さなければなりません。昨年のドーハGPも後方から追い上げる展開でしたが、最後は抜き去ることができました。明日はマシンの改良もトライしますが、全体的には決して悪くない状態です。速さは十分にあるので、状況を見守りたいと思います。ベストを尽くし、同時にタイヤに気を配りながら走ります。ここではそのことも、とても重要です」

F・モルビデリ選手談(予選12番手/1分53秒982)

「今日はとても苦戦しました。その一方で、ライバルたちのポテンシャルはかなり高いことがわかりました。私たちも最大限の力を発揮しようと全力でトライしました。そして最大に近いところまで来ているのですが、敢えて言うなら、私たちはあと一歩を詰めるために110%の力を注ぐ余地があると思います。決勝に向けてここからさらに改善を目指します。リズムは決して悪くありません。スターティング・ポジションは素晴らしくはありませんが、まだウォームアップ・セッションが残っているし、決勝のなかでもやるべきことはあると思います」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「望んでいた結果ではなかったことは間違いありません。厳しい展開になることはわかっていましたが、それでももう少し上を期待していました。ふたりの実際のペースは、予選結果が示したものよりずっと上ですからね。決勝では絶好のスタートが不可欠で1ラップ目がキーポイントになります。今日の走りを見る限り、決勝ペースでは、いい戦いができると信じています。タイヤについては明日のウォームアップ・セッションで決定します」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team
A・ドビツィオーゾ選手談(予選20番手/1分54秒244)

「今日は完全にマシンのフィーリングを見失ってしまいました。またコース・コンディションにも恵まれず、昨日とは逆にかなりの強風に苦労しました。思うような走りができず、安定せず、昨日の成果を維持することもできずに非常に残念な結果になりました。明日もコース・コンディションが変わる可能性はあり、そうなれば、また昨日と同じフィーリングを取り戻せるかもしれません。それでもグリッド20番手は厳しい状況です。タイヤのコントロールが必要ななかで、後方からの追い上げは簡単ではないでしょう」

D・ビンダー選手談(予選24番手/1分56秒011)

「今日は順調にスタートすることができました。フリープラクティス第3セッションではまた一歩、前進し、昨日のタイムを更新することができました。第4セッションでは1ラップ目でマシンが止まってしまい、残念ながら、予選に向けた準備を計画通りに進めることができなくなってしまいました。MotoGPで初めての予選は本当に大変でした。初めに2ラップ走り、ピットに戻り、タイヤを替えてまた2ラップするのですが、最初の2ラップでいいタイムが出ず、タイヤ交換後の2度目の走行では少し頑張り過ぎてしまったのかもしれません。第2コーナー進入で、たぶんまだタイヤが暖まっていなかったのにプッシュして転倒してしまいました。この結果はとても残念ですが、フリープラクティス第3セッションでは手ごたえを感じることができました。ここからまたスタートし、明日は決勝に臨みます」

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