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スーパーバイク世界選手権 SBK

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 7月6-7日 イギリス

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第8戦イギリス大会
■開催地:イギリス/ドニントンパーク(1周 4.023km)
■周回数:
レース1:23周(92.529km)
スーパーポール・スプリントレース:7周(28.161km)
レース2:23周(92.529km)

レース1
■開催日:2019年7月6日(土)
■コースコンディション:ウエット
■気温:16度
■路面温度:18度
■PP:T・サイクス(BMW/1分27秒619)
■FL:T・サイクス(BMW/1分39秒455)

スーパーポール・スプリントレース
■開催日:2019年7月7日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:17度
■路面温度:33度
■PP:T・サイクス(BMW/1分33秒640)
■FL:J・レイ(Kawasaki/1分27秒166)

レース2
■開催日:2019年7月7日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:20度
■路面温度:42度
■PP:T・サイクス(BMW/1分27秒619)
■FL:T・ラズガトリオグル(Kawasaki/1分27秒773)

REPORT

レース1:ドニントンパークのウエット・レースでローズとファン・デル・マークが好調

前日から一転、雨に見舞われたドニントンパークにおいて、Pata Yamaha TeamのA・ローズが冷静なレース運びで5位を獲得。チームメイトのM・ファン・デル・マークも目標のトップ10をクリアして8位獲得と健闘した。 午前中のスーパーポールはウエット・コンディションでスタートしたあと急速に乾いてゆくコンディション。その序盤、ゴダード・コーナーで転倒したローズは前後タイヤをインターミディエイトに履き替えて慎重な走りに切り替え、最初のアタックで2位に浮上。しかしセッション終盤になるとスリックタイヤを装着するライバルたちに逆転されて8位へ後退した。一方、わずか10日前に右前腕骨折の手術を受けたばかりのファン・デル・マークはタイヤ交換のタイミングを逸して16位に留まっている。 午後になると再び雨が降り出し、第1レースは難しいコンディションのもとでスタート。Pata Yamaha Teamのふたりは状況を見ながら少しずつフィーリングをつかむ方法で徐々にペースを上げていった。この頃には多くの転倒車が出ており、11ラップ目にA・バウティスタが戦列を離れたあとはローズが単独5位をキープ。そのまま最後まで集中力を維持し、コンスタントに走り切って貴重なポイントを獲得した。チームメイトのファン・デル・マークは序盤でバトルを展開し、ハリウッド・コーナーでT・ラズガトリオグルをパスして10位。ローズ同様、単独走行となり、最終的には8位でチェッカーを受けてランキング3位を維持している。 GRT Yamaha Supported TeamのM・メランドリとS・コルテセは厳しい展開。グリッド3列目からスタートしたメランドリは終始グリップ不足に悩まされながら14位でフィニッシュ。コルテセはグリッド4列目からポジションアップを目指していたが、9ラップ目の第8コーナーで転倒リタイアとなった。 Ten Kate Yamaha Supported WorldSBKのL・バズは今回もヤマハ勢トップのポジションを獲得。序盤で表彰台争いを展開し、4位でチェッカーを受けている。

レース2:ローズがホームレースで4位獲得

Pata Yamaha TeamのA・ローズが、L・ハスラム、L・バズと熾烈なバトルの末に4位を獲得。最終ラップではA・バウティスタに迫ったが、表彰台まではわずかに届かなかった。チームメイトのM・ファン・デル・マークは右前腕の手術から2週間足らずながら、午前中のスプリント・レースと午後からの第2レースでいずれも8位獲得と健闘した。 スプリント・レースでは着実にポジションを上げてローズが6位、ファン・デル・マークが8位を走行中、残り3ラップでヘアピンのメルボルン・コーナーにオイルが出たためそのまま終了。 第2レースも好スタートを切ったもののファン・デル・マークは初めからリアグリップに悩まされて苦しい展開。中盤になってC・デイビスをとらえ、8位に上がってチェッカーを受けた。一方のローズは着実にポジションアップを図り、後半になるとますますバトルが激しくなるなかでバズをパスして5位。さらにメルボルン・ヘアピンで2度ハスラムにしかけてそのたびに阻まれるも、残り2ラップでついにとらえて4位に浮上した。この時点で3位のバウティスタまではあと1秒強。最終ラップで驚異的な追い上げを見せコンマ5秒以下に縮めたが、仕掛けることはできずにそのまま4位でゴールラインを通過した。 GRT Yamaha Supported TeamのM・メランドリとS・コルテセは、それぞれ別の理由で苦戦。メランドリは土曜日にドライ・コンディションでの走行が不足したことが原因となって最後までセッティングが決まらず午前、午後ともに10位。一方のコルテセは午前中のスプリント・レースのなかでメルボルン・ヘアピンのオイルに乗って転倒。幸い怪我はなかったが、R1のダメージがひどくチームは第2レースまでに修復を強いられた。そうした苦しい状況のなかでも13位でチェッカーを受けポイントを獲得している。 Ten Kate Yamaha Supported WorldSBKのL・バズは午前中のスプリント・レースで5位、午後からの第2レースで6位と健闘。この週末でローズと同様の合計28ポイントを獲得しており、参戦わずか3度目の活躍によってヤマハのマシンの強さを証明することとなった。

RESULT Race.1

RESULT Superpole Race

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

レース1
Pata Yamaha Team
A・ローズ選手談(5位)

「コーナー進入と立ち上がりで最初から最後までグリップが得られず、また序盤5ラップはタイヤがなかなか暖まらなかったため非常に厳しい戦いとなりました。そのあと少しずつリズムをつかんでアルバロ(バウティスタ)をとらえることができましたが、その頃にはすでにトップから大きく離されていて、後続との距離も広がって最後まで単独走行が続くことになりました。レースをしたという感覚がないまま終わってしまって残念な気持ちもありますが、難しいコンディションに大きなミスも考えられるなか、こうしてポイントを獲得できたことには満足しています。明日は晴れてくれることを祈っています」

M・ファン・デル・マーク選手談(8位)

「午前中のスーパーポールは苦戦しましたが、決勝は良い展開が待っていました。怪我が完治しない状態でウエット・レースに臨むこととなったので大きなリスクをおかしたくないと考えていましたが、グリッド後方から好スタートを切り、スピードに乗って順調に走行することができました。ただ前方を行くマシンが巻き上げる水しぶきに邪魔されて十分に自信を持ってプッシュすることができなかったため、その間にトップグループから離されてしまいました。でも、こうしたことがときに、逆に幸運に作用する場合があります。今日の目標は第一に完走すること、その次にポイントを獲得することだったからです。リズムよく走行を続け、何度かいいバトルも展開して10位以内でゴールできたことは、ウイークを迎えた時点の予想を超えるものでした。今は明日のレースを楽しみにしています」

GRT Yamaha Supported Team
M・メランドリ選手談(14位)

「何が問題だったのか、はっきりとはわかりません。ただウエットでのフィーリングとしては、リアのグリップがまったく感じられず、路面とのつながりがつかめなかったということです。マシンのリア部が激しく動き回ってフィーリングが伝わらず、どうにも操りようのない状態だったのです。いつもウエットでは好調なのに、今日は大量の水の上で大いに苦戦させられました。明日はコンディションが回復するよう願っています」

S・コルテセ選手談(RET)

「好スタートを切り、トップ10を目指して走行中にコーナー進入で転倒してしまいました。幸い怪我はありませんでしたが、小さなミスでリタイアせざるを得なくなることは、いつでもとても悔しいものです。マシンを修復しなければならなくなったチームのみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいです。明日はコンディションが回復し、より良い結果を得られるよう期待します」

レース2
Pata Yamaha Team
A・ローズ選手談(4位)

「昨日のスーパーポールの影響が少し残ってしまいました。スプリント・レースの前にセッティング変更を行いましたが、思ったようなフィーリングが得られませんでした。終盤になってようやく調子が上がってきましたが、わずか7ラップで終了となってしまったため正直なところレースの感覚がないまま終わりました。第2レースはグリッド後方からのスタートで上位グループいついて行くのは難しいとわかっていましたが、そのなかでもいいレース運びができたと思います。とくに終盤は絶好調。でも表彰台にチャレンジするにはまだ足りませんでした。良いところもたくさんあったので、来週のラグナセカにつなげられるよう頑張ります」

M・ファン・デル・マーク選手談(8位)

「スプリント・レースのあとセッティング変更を行いましたが、それが少し間違った方向へ行ってしまったらしく序盤からリアグリップに悩まされました。そのためライバルたちと同じようにタイヤの新しいところを使うことができなかったのです。スタートは良かったのですがすぐに順位を下げ、そのあとは対処の方法がほとんどありませんでした。ペースは悪くなかったと思いますが、もっとハードにプッシュしていきたかったのです。怪我のことを考えればポイントを獲得できたことを喜ぶべきかもしれません。でもひとりのレーサーとしては、もしもグリップが良かったらアレックスや他のライバルたちとバトルできたことをよく知っているのです。手首の怪我は予想以上に早く回復してきているので、次のラグナセカは自信を持って臨みたいと思います」

GRT Yamaha Supported Team
M・メランドリ選手談(10位)

「ミサノのあとはとても良いフィーリングをつかめていましたし、ここドニントンでは過去に何度も好成績を残していました。だから今回もいいレースができると期待していたのですが、実際にはそのようにはいきませんでした。スタート直後から苦戦して好感触が得られず、マシンが私を嫌ったのか、あるいは私のライディング・スタイルがマシンに合わなかったのか、いずれにしても非常に難しいレースになってしまいました。ヤマハもチームも懸命に私を助けようとしてくれていますし、私自身も問題の解明に取り組んでいますが、依然として暗いトンネルのなかで、その先の明かりを探している状態です」

S・コルテセ選手談(13位)

「今日のことは忘れてしまいたいくらいです。スプリント・レースでは私が最初にあのコーナーに到達し、どうすることもできずに転倒してしまいました。激しく打ち付けたため、マシンは文字通り真っ二つになってしまったのです。わずか2時間の間に、ほとんど新たにマシンを製造するような大仕事をこなしてくれたチームに心から感謝しています。彼らはグリッドに並んでもまだ作業を続けていて、スタートまで1分となってもまだ、本当に出走できるのかわからないような状態だったのです。このような状況のなかで、いつものような集中力を維持することは不可能でしたが、2回のクラッシュを経験したあとだけに、最後まで走り切って少しでもポイントを獲得することが重要でした。今は次のラグナセカに照準を合わせています。好成績でシーズン前半を締めくくりたいと思っています」

A・ドソリ、ヤマハ・モーター・ヨーロッパ・ロードレーシング・マネジャー談

「マイケル(ファン・デル・マーク)が手術からわずか2週間でレースに出場できたことに、未だに驚いています。ミサノ以来、彼がどれだけ頑張ってきて、ここドニントンでの復帰をどれほど望んでいたかがよくわかります。それはまた、Dorna Medical Directorのモニカ・ラッザロッティ医師の指示のもとで医療スタッフたちが施してくれた見事な治療のおかげでもあります。しかもマイケルはただマシンを走らせただけではありません。3つのレースでいずれもトップ10に入り、貴重な18ポイントを獲得しているのです。アレックス(ローズ)はスーパーポールで苦戦したものの今日はまた表彰台に近づきました。ウイークのなかで着実に成長を続けており、このことは次につながっていくと確信しています。サンドロ(コルテセ)は午前中のスプリント・レースで不運にもオイルに乗って転倒してしまいましたが、チームが見事にマシンを修復し、大転倒を経験したサンドロが第2レースではポイントを獲得しています。マルコ(メランドリ)は3日間でそれぞれ異なる問題にぶつかり、そのすべてが合わさって実力を出し切れないまま終わりました。彼がひとたび自信を取り戻せば必ず好結果が待っていることがわかっているので、チームとマルコとともに協力して問題解決を目指していきます。Ten Kate Yamaha Supported WorldSBKとロリス・バズは今回もまた大活躍です。ヤマハR1でわずか3戦目だというのに、アレックスと同様の28ポイントを獲得。新たな戦力を得てR1のポテンシャルを証明できることをうれしく思っています」

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