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スーパーバイク世界選手権 SBK

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 9月7-8日 ポルトガル

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第10戦ポルトガル大会
■開催地:ポルトガル/ポルティマオ(1周 4.592km)
■周回数:
レース1:20周(91,840km)
スーパーポール・スプリントレース:10周(45.920km)
レース2:20周(91,840km)

レース1
■開催日:2019年9月7日(土)
■コースコンディション:ドライ
■気温:30度
■路面温度:43度
■PP:J・レイ(Kawasaki/1分40秒372)
■FL:J・レイ(Kawasaki/1分41秒418)

スーパーポール・スプリントレース
■開催日:2019年9月8日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度
■路面温度:36度
■PP:J・レイ(Kawasaki/1分40秒372)
■FL:J・レイ(Kawasaki/1分41秒272)

レース2
■開催日:2019年9月8日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:30度
■路面温度:44度
■PP:J・レイ(Kawasaki/1分40秒372)
■FL:J・レイ(Kawasaki/1分41秒272)

REPORT

レース1:Pata Yamaha Teamのファン・デル・マークが表彰台獲得!

Pata Yamaha TeamのM・ファン・デル・マークが6月のヘレス以来、初めて表彰台にカムバック。グリッド10位から素晴らしい追い上げを見せて3位を獲得した。

グリッド10位から絶好のスタート、初めから果敢に攻め、数周で大勢をパスして2位のC・デイビスの背後へ。最終コーナーではアウト側から仕掛けて一旦、前に出たものの、続くストレートで抜き返されて再び3位に後退した。ファン・デル・マークはその後もぴったりとつけてチャンスを窺っていたが、ペースでわずかに及ばず、そのまま3位でチェッカーを受けた。この結果、シリーズポイントではチームメイトのA・ローズを2ポイント上回り、ランキング3位に浮上している。

ローズはスタートで出遅れてオープニングラップは苦戦したが、そのあと見事なペースで追い上げてトップグループに迫り、L・ハスラム、T・ラズガトリオグルと4位争いを展開した。ところがレース中盤にはリア・グリップが低下してペースが上がらなくなり徐々に後退。後方から追い上げていたA・バウティスタにも先行を許して7位となった。

GRT Yamaha Supported TeamのS・コルテセはスーパーポールで大健闘を見せて3位を獲得。第1レース決勝はトップ8を目標に掲げてフロントローからスタートし、序盤からペースを上げてトップグループについていった。そのあとはフロントを滑らせて危うく転倒というところを立て直し、さらに目の前でT・サイクスとL・バズが転倒するなど苦しい場面もあったが、目標の8位を守り切ってチェッカーを受けた。

コルテセのチームメイトのM・メランドリはグリッド8位からスタートしたあと、ひとつ下げて9位でゴール。午前中に行われたスーパーポールでは好フィーリングをつかんでいたが、午後になって路面温度が上がると、このところ悩まされているグリップ不足の問題が出てしまいトップグループについてゆくことができなかった。

レース2:ローズがスーパーポール・スプリントで3位、第2レースで4位を獲得

Pata Yamaha TeamのA・ローズがスーパーポール・スプリントで3位を獲得、続く第2レースではL・ハスラムとの熾烈なバトルの末に4位となり、チャンピオンシップのポイントを伸ばしてランキング3位に返り咲いた。

前日の第1レースでリア・グリップに苦しんだローズは、ファン・デル・マークに2ポイントのアドバンテージを与えてランキングを下げていたが、今日の2つのレースで再び取り戻し、チームメイトに5ポイント差をつけてランキング3位に復活。そのファン・デル・マークは第2レースも表彰台を目指していたが、決勝スタート前に行ったセッティング変更で思うような効果をあげられず、安定したペースを守り切ることがなかった。レース終盤ではL・バズと激しくバトルし、最終ラップで先行を許して7位。

GRT Yamaha Supported TeamのM・メランドリは、懸命なセッティング作業が功を奏してフィーリングが向上。第2レースでは、第1レースの9位からひとつ上げて8位を獲得した。

メランドリのチームメイトのコルテセは午前中のスーパーポールで8位、午後からの第2レースでは10位を獲得。ドニントンパーク予選中の転倒のあとようやく自信を取り戻せたことに満足する一方で、第2レースではリア・グリップ不足により順位を下げたことには不満を残した。

RESULT Race.1

RESULT Superpole Race

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

レース1
Pata Yamaha Team
M・ファン・デル・マーク選手談(3位)

「今回は決して順調ではなく、フリープラクティスではなかなかフィーリングがつかめず苦労しました。スーパーポールはアンラッキーで、小さなミスをして予選10位という結果になってしまいました。そのため決勝では何としても好スタートを決める必要がありました。そしてその通りに絶好のスタートを切り、オープニングラップで数台をパスしてチャズの後ろまで上がることができたのです。早いうちに仕掛けてコーナーのアウトからパス。しかしストレートではまた抜き返されてしまい、そのあとは彼以上のペースを発揮することができませんでした。それでも、こうして久しぶりに表彰台にカムバックできたことはとてもうれしいです。チーム全員のハードワークが報われました」

A・ローズ選手談(7位)

「スタートで遅れてしまい、オープニングラップはかなり大変でした。それでも混乱が落ち着いたあとはペースも良く、2位~7位のグループについていくことができたのです。フィーリングは良かったのですが、11ラップ目ごろからグリップが落ち始め、コーナーでマシンが激しくスライドするようになって苦戦を強いられました。私は他の多くのライダーとは違うタイヤを選んでいて、それは昨日は好感触だったのですが、今日は思い通りにはいきませんでした。終盤は完走を目指し、7位でゴールするのが精いっぱいという状況でした。問題解決は簡単ではありませんが、アイディアはいくつかあるので、第2レースに向けて作業を続けていきます」

GRT Yamaha Supported Team
S・コルテセ選手談(8位)

「フロントローからスタートできるなんて誰も考えていなかったでしょう。でもスーパーポールが絶好調で、3位を獲得してしまいました。ウイーク前の目標はトップ10。そしてドニントンパーク、ラグナセカと2戦にわたった苦しい状況から、なんとか自信を取り戻したいという思いだけでした。フロントローを獲得したと言っても、決勝は8位くらいが精いっぱいだとわかっていたのです。もっと上を期待した人もいたかもしれませんが、私自身はかなり厳しい戦いを予期していました。できるだけ長くトップグループについて行きたかったのですが、フロントのフィーリングがあまり良くなかった上に、私を抜いていったサイクスが目の前で転倒し、彼にぴったりついていたバズも同じ状態になりました。あの時点で私は、リスクはおかさずに最後まで走り切ることだけを考えようと決めました。今日の結果には満足しており、明日のレースを楽しみにしています」

M・メランドリ選手談(9位)

「午前中のセッションでは昨日よりも好調でしたが、正直に言えば、決勝はもう少し上を狙えると考えていました。ところが不運にも、初めからリア・グリップに悩まされ、それが引き金となって、このところの問題を蒸し返してしまったようです。そうなるとブレーキングとコーナリングが思い通りにいかず、厳しい状況になりました。それでもベストを尽くし、トップ10でフィニッシュ。明日の第2レースで挽回したいと思います」

レース2
Pata Yamaha Team
A・ローズ選手談(3位)

「昨日は終盤でグリップ不足に悩まされ苦戦しましたが、今日はまったく反対に、スーパーポール、第2レースともに好調でした。レオン・ハスラムとのバトルはとても面白く、彼がフロント、私がリアに苦しんでいたため、彼は私をパスできても、そのあとマシンをうまく制動できないという状況が続きました。そのため長い接近戦になったのです。以前はあまり良いところのなかったこのコースで、今日は3位と4位を獲得できました。レースをエンジョイすることができ満足です。次のマニクールも楽しみです」

M・ファン・デル・マーク選手談(7位)

「スーパーポールは楽ではありませんでしたが、目標にしていたマシンのフィーリング向上と、第2レースのための好位置確保を達成することができました。そして第2レースの前にはセッティングを少し変更したのですが、残念ながらこれがあまり良くありませんでした。昨日の第1レースでは思い通りにマシンを操ることができたのに、今日はスタート直後からフィーリングがつかめず、安定したペースをキープすることができなかったのです。悔しい気持ちでいっぱいですが、改善箇所はわかっているので、次のマニクールまでに修正できるよう努力を続けます」

GRT Yamaha Supported Team
M・メランドリ選手談(8位)

「苦しい戦いでしたが、第2レースでベスト・セッティングを見つけられたことは大きな成果と言っていいと思います。問題は明らかなのに、ヤマハやチームのハードワークをもってしても、その解決策はなかなか見つかりません。今の私に必要なのは、好スタートとレース中の安定性。今は毎ラップで同じラインを通ることが難しく、タイヤを激しく使ってしまう状態です。そしてフロント・グリップが落ちてくると、今日のように厳しい状況になってしまうのです。終盤は誰もがリア・グリップに苦戦していたと思います。私たちも次のマニクールまでに向上を図りたいと思います」

S・コルテセ選手談(10位)

「第2レースの1周目からリアが激しくスライドしていて第2グループについていくことができませんでした。午前中のスーパーポールは絶好調だったので、なぜこのようなことになってしまったのか原因がわかりません。実際、もともとの目標はトップ10でしたが、スーパーポールを終えたあとは、もっと上を目指せると感じました。それでも一度も転倒せずにウイークを終えたことで自信を取り戻しましたし、第1レースとスーパーポールは好調でした。第2レースも強い気持ちで臨んでいましたが、残念ながら結果に反映できませんでした」

A・ドソリ、ヤマハ・モーター・ヨーロッパ・レーシング・マネジャー談

「この暑さのなか、難しいコンディションのもとでの成果に満足しています。マイケル(ファン・デル・マーク)は昨日の第1レースでグリッド10位から3位へ浮上。最終コーナーでのアウトからのパスは、他のライダーにはできない見事なものでした。これが彼のレースの戦い方の特徴なのです。今日はセッティングがわずかに別の方向へずれてしまったらしく、残念ながら表彰台を再現することはできませんでした。

アレックス(ローズ)は、昨日はグリップに悩んでいましたが、今日のスーパーポール・レースで表彰台を獲得し、その順位を生かして第2レースも4位と健闘しました。

サンドロ(コルテセ)はドニントンパークとラグナセカでの怪我から完全復帰。自信も取り戻して3レースとも好位置で走り切りました。この経験を次のステップにつなげ、マニクールではさらなる成長を見せてくれることを期待しています。

マルコ(メランドリ)は依然として自分のライディング・スタイル合うセッティングを探している状態ですが、3レースとも全力でプッシュすることによって着実に前進しています。そして第2レースではその努力が実を結び、トップ10を獲得したことをうれしく思います。

テクニカルなレイアウトと暑さによるグリップ低下がマシンにもライダーにも厳しい状況を強いるこのコースで、ヤマハは今まで苦戦することが多かったのですが、今回は総合的に非常に好調だったと思います」

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