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スーパーバイク世界選手権 SBK

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 9月28-29日 フランス

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第11戦フランス大会
■開催地:フランス/マニクール・サーキット(1周 4.411km)
■周回数:
レース1:21周(92,631km)
スーパーポール・スプリントレース:10周(44.110km)
レース2:21周(92,631km)

レース1
■開催日:2019年9月28日(土)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度
■路面温度:21度
■PP:J・レイ(Kawasaki/1分53秒955)
■FL:J・レイ(Kawasaki/1分37秒759)

スーパーポール・スプリントレース
■開催日:2019年9月29日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度
■路面温度:22度
■PP:J・レイ(Kawasaki/1分53秒955)
■FL:A・ローズ(Yamaha/1分37秒618)

レース2
■開催日:2019年9月29日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度
■路面温度:29度
■PP:J・レイ(Kawasaki/1分53秒955)
■FL:J・レイ(Kawasaki/1分41秒272)

REPORT

レース1:ファン・デル・マークが優勝目前で転倒

Pata Yamaha TeamのM・ファン・デル・マークは残り2ラップまでトップをキープしていたが、第5コーナーでフロントから転倒。再スタートしたものの13位に留まった。

前日までとは打って変わってドライ・コンディションで行われた決勝。フリープラクティスはすべてウエットだったためセッティングはギャンブルの様相だったが、ファン・デル・マークのチームクルーが正しい方向性をつかんでいたことはスタート直後から明らかだった。スーパーポールで2位を獲得してフロントローからスタートしたファン・デル・マークは序盤から果敢に攻め、7ラップ目には5台のトップ・グループから抜け出して首位に浮上。ここからさらにペースを上げて後続を引き離し、約1秒のアドバンテージをキープして快走を続けた。

しかし終盤になるとディフェンディング・チャンピオンのJ・レイが徐々に追い上げて差を詰め、残り4ラップでは逆転を狙って背後に迫る。アグレッシブにプッシュし続けたファン・デル・マークは次のラップの第5コーナー進入でミスをおかして転倒し、トップの座を明け渡すこととなってしまった。それでもすぐにマシンを起こして最後まで走り切り、13位でチェッカーを受けた。

チームメイトのA・ローズはグリッド2列目から好スタートを切って2位争いを展開していたが、フロントのグリップ低下によりペースが上がらなくなり6位でゴール。この結果、チャンピオンシップ・ポイントではランキング3位を維持し、4位のT・ラズガトリオグルに11ポイント差、5位のファン・デル・マークに12ポイント差をつけている。

GRT YamahaのM・メランドリは前日のウエット・コンディションで好調な走りを見せていたが、スーパーポールで転倒したためグリッド4列目からのスタート。マシン・セッティングは完璧ではなかったものの、懸命に走り切って8位を獲得している。

一方、スーパーバイク・マシンで初めてマニクール・サーキットを走るS・コルテセはドライ・コンディションを望んでいたが、フリープラクティス、スーパーポールともにフル・ウエットとなり苦戦。それでも決勝ではグリッド17位から10位まで追い上げる健闘を見せた。

レース2:ヨーロッパ・ラウンド最終戦でPata Yamaha Teamがダブル・ポディウム達成

Pata Yamaha TeamのM・ファン・デル・マークとA・ローズがそれぞれ2位と3位を獲得し、揃って表彰台に上った。

前日の第1レースではトップ走行中に転倒して13位に留まったファン・デル・マーク。雪辱を果たそうと臨んだ2日目は、スーパーポールの序盤でトップをキープしたあとT・ラズガトリオグルとJ・レイに先行を許して3位。

午後から行われた第2レースではフロントローから好スタートを切り、レイと首位争いを展開しながら順調にペースを上げる。その一方でラズガトリオグルは転倒し、後続グループがこれを回避しようとする間にトップ2台がアドバンテージを広げていった。

チームメイトのローズは混乱に巻き込まれて後退したが、ここから猛チャージをかけてレース中盤にはトップ争いに接近。しかし激しい追い上げの間にタイヤを消耗してしまったため、それ以上のプッシュはできず3位キープに留まった。

残り9ラップでレイがファン・デル・マークからトップを奪い、最後の力を振り絞ってアドバンテージをコンマ5秒へ拡大。ファン・デル・マークも限界まで攻めるも届かず、2位でチェッカーを受けた。

スーパーポールと第2レースで表彰台に上ったファン・デル・マークはランキング4位に再浮上。ローズは5ポイント上回るランキング3位につけている。

GRT Yamaha Supported TeamのM・メランドリはグリッド12位からスタートしたあとL・ハスラム、T・サイクスとバトルを展開して6位獲得と健闘。一方、YZF-R1で初めてマニクール・サーキットを走ったチームメイトのS・コルテセは、午前中のスーパーポールで11位と苦戦。第2レースでは序盤でテクニカル・トラブルに見舞われてリタイアとなっている。

これで今シーズンのヨーロッパ・ラウンドは終了。残り2戦はアルゼンチンとカタールで開催される。

RESULT Race.1

RESULT Superpole Race

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

レース1
Pata Yamaha Team
A・ローズ選手談(6位)

「今回はドライ・コンディションでほとんど走れていなかったので、難しいレースになることは初めからわかっていました。好スタートを切って4位まで上がりましたが、6~7ラップ後にはフロント・タイヤに悩まされるようになり、最後はタイヤの片側が完全にだめになってしまいました。このような状況のなかで、レース後半はポジションアップよりも最後まで確実に走り切ることが目標になり、それ以上のことはできませんでした。このあと苦戦の原因を追究し、明日までに解決策を見つけて上位を目指したいと思います」

M・ファン・デル・マーク選手談(13位)

「ミスをおかしてしまいました。レース終盤でフロントの挙動に苦戦し始めていましたが、第5コーナーのヘアピン進入でブレーキを強くかけ過ぎ、マシンを深く倒し込み過ぎて転倒してしまったのです。ドライ・コンディション恵まれないなかで、ここまでマシンを作り上げてくれたチームのみんなに本当に申し訳なく思っています。序盤の混戦のなかでもフィーリングは上々でした。終盤に向けてもプッシュし続けていましたが、リズムをキープしており限界は感じませんでした。ジョニーが追い上げてきているのはわかっていましたが、プレッシャーに感じることはなく自分のペースを維持し続けました。今日の転倒は私のミスです。でもドライ・コンディションでセッティングを決めることができたので、明日の2レースのなかで挽回を目指します。転倒以外は非常に順調で、走りをエンジョイできました。ヤマハとチームクルーのおかげでR1は素晴らしい一台に仕上がっています」

GRT Yamaha Supported Team
M・メランドリ選手談(8位)

「フリープラクティスではセッションごとにコンディションが変化し、決勝も晴れたとは言え、スタート時点ではまだ、ところどころが濡れていて難しい状況でした。終始、レオン・カミエと競り合う展開になり、ときには私のほうが速いところもあったのですが、1度だけ仕掛けたらコーナー出口ではらんでしまいました。未だに同じ問題に悩まされており、マシンの上ではライダーというよりも乗客のような感覚です。でも明日も、より上を目指して頑張ります」

S・コルテセ選手談(10位)

「ドライ・コンディションでの走行はわずか数ラップ。それにスーパーバイク・マシンで初めて走るコースなので、マシン・セッティングの方向性がうまくつかめませんでした。昨日までの悪天候と難しい状況を考えれば、今日の結果は十分に満足できるものだと思っています。最終ラップでポジションを落としたくはなかったのですが、それでも1日目としてはまずまずのスタートと言えます。コースについても少しわかってきましたし、ドライ・コンディションでのセッティングのアイディアもはっきりしてきたので、明日のレースでは今日以上の走りができると思います」

レース2
Pata Yamaha Team
M・ファン・デル・マーク選手談(2位)

「昨日の転倒のあとなので、今朝のスーパーポールで表彰台を獲得できたときはうれしかったのですが、終盤はマシンにやや苦戦していました。第2レースに向けていくつか変更したら、それがうまくいったのです。好スタートを切り、そのあとのペースも好調。ジョニー(レイ)とのバトルは激しくて、ふたりとも限界ぎりぎりという状態でしたが、懸命にプッシュしてずっとトップを守っていました。でも最後は彼がわずかに上回りました。昨日のことがあったので、今日のふたつのレースで表彰台に上れたことはとてもうれしく思いました。しかも第2レースではアレックスも一緒だったのですから最高の気分です。天候に翻弄されて難しい状況のなか、素晴らしい仕事をしてくれたチームに心から感謝しています」

A・ローズ選手談(3位)

「スタートがあまりうまくいかなかったので、トプラック(ラズガトリオグル)とアルバロ(バウティスタ)が転倒したときは、その後ろについていました。それでマイケル(ファン・デル・マーク)とジョニー(レイ)から大きく離されてしまったのです。その差は数秒あったと思いますが、ペースがとても良かったのでレース中盤までに追いつくことができました。でもそこまでにフロント・タイヤを使い過ぎていたため、残り5ラップは苦しい状況になり、トップ争いに加わることができなかったのです。今回はドライ・コンディションのセッションがほとんどなかったので、セッティングを十分に煮詰めきれず苦戦しましたが、3レースで成績を残し、その最後にマイケルと一緒に表彰台に上ることができたことは、私たちはもちろんですが、チームにとっても非常にうれしい瞬間だったと思います」

GRT Yamaha Supported Team
M・メランドリ選手談(6位)

「難しい状況が続いていたなかで、最後のレースを6位で終えられたことはとても良かったと思っています。グリッド5列目からのスタートで厳しい戦いだった上に、序盤の混乱で大きく遅れてしまってレオン(ハスラム)とカミエにまた抜かれてしまいました。でも終盤はリズムが良く、レオン、トム(サイクス)とのバトルに勝つことができたのでハッピーです。このあとはアルゼンチンへ行きますが、そこでさらに上を目指します」

S・コルテセ選手談(RET)

「第2レースは絶好調でした。レオン・ハスラム、トム・サイクス、そしてマルコともバトルできると考えていたのですが、残念なことにマシンの問題が出てしまいました。オープニングラップからすでに、ギアシフトにやや違和感があり、それがさらにひどくなって、とうとうギアを変えることができなくなりました。本当に残念です。今日のことは忘れて、次のアルゼンチンに向かいます。そして最後の2戦を好成績で締めくくりたいと思っています」

A・ドソリ、ロードレーシング・マネジャー談

「天候に翻弄されて難しい戦いを強いられたなかで、今日は素晴らしい成績を獲得することができました。第2レースではPata Yamahaのふたりが揃って表彰台に立ち、マルコ・メランドリもトップ6と健闘してくれました。本当に素晴らしい成績であり、これは私たちの開発プログラムが順調に進んでいることを証明してくれるものでもあります。でもそのなかでのサンドロのテクニカル・トラブルは非常に残念。彼も他の3人同様、トップ6を狙えるポテンシャルを持っていました。2019シーズン最後のヨーロッパ・ラウンドをこのような好成績で終えることができ、ライダー、チーム、ヤマハの技術スタッフ、悪天候と悪コンディションに立ち向かい困難を克服してくれたすべての人に感謝します」

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