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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 6月13日 ロシア

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第1戦ロシアGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2021年6月13日
■開催地:オリヨノク・サーキット(1,690m)¥

REPORT

シーワーが2021年シーズンを総合5位でスタート

ロシアのオリヨノクで開催された2021年FIMモトクロス世界選手権開幕戦で、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーが堅実にポイントを獲得し総合5位となった。シーワーはチャレンジングな両レースをそれぞれ6位、5位に入った。チームメイトのグレン・コルデンホフとベン・ワトソンは、ともに両レースで不運に見舞われ、それぞれ総合17位と総合23位で開幕戦を終えた。

レース1:シーワーが6位でフィニッシュ

新型コロナウイルス感染症対策のため、FIMモトクロス世界選手権は全19戦がワンデー・フォーマットで開催される。このため予選レースが行われず、1回45分間のプラクティスセッションの中で、セットアップとともに、タイムアタックを行いグリッドが決定されることとなった。

午前中に行われたプラクティスセッションは僅差の争いとなった。シーワーはヤマハライダーで最上位となる6番手でセッションを終え、コルデンホフは9番手。MXGP初参加のルーキー、ワトソンは21位でセッションを終えた。

2021年最初となるレース1では、シーワーがトップ10スタートを見せるが、チームメイトのコルデンホフとワトソンは他のライダーに挟まれてラインを外れ、集団の後方からのスタートとなってしまう。

シーワーは、気温30度の暑さの中で体力の消耗を抑えながらのライディングとなり、ヤマハ勢トップの6位でチェッカー。コルデンホフは、他のライダーと激しく接触して、フロントブレーキが曲がり、膝に違和感を覚えながらも、ポジションを挽回して10位。ワトソンは1周目の混乱の中でクラッシュを喫するが、初のMXGPレースで20位に入ってポイントを獲得した。

レース2:転倒がありながらシーワーが5位フィニッシュ

続くレース2は、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのライダーたちにとって消耗戦となった。

この日は、MXGPのトップライダーの多くがオリヨノクの極めて乾燥した滑りやすい路面の餌食となった。1周目をトップ5圏内で終えたシーワーだったが、フィニッシュラインのジャンプ直前に突然トラクションを失いクラッシュしてしまう。しかし今シーズンの主役のひとりであるシーワーは再走して追い上げ5位でフィニッシュ、総合では5位とまずまずのスタートを切った。

一方、コルデンホフは猛烈なスタートを見せるが、第1コーナーで他のライダーに衝突される不運に見舞われ最後尾まで順位を落としてしまう。それでも諦めることなく最後まで走りきって18位、総合17位で開幕戦を終えた。ワトソンは1周目を13番手とするも、ポジションを落として21位として、初のMXGPで総合23位となった。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ジェレミー・シーワー選手談(6位/5位:総合5位)

「両レースが自分にとってどのように進んだかを考えれば、今日の結果は悪くはありません。正直、厳しい週末に なりそうだったのですが、いくつかの点をうまくまとめることができました。コースは難しく、ハイスピードでしたが、これを走り切れたことに満足しています。トップ5が目標でしたが、自分としてはそれを達成できたと思っています。まだ100%ではないですが、シーズン前に抱えていた問題から回復しつつあり、チームもバイクも良い感触なので、すぐに活躍できるようになると思っています」

グレン・コルデンホフ選手談(10/18位:総合17位)

「今朝は気分も良く、プラクティスは良い感触がありました。しかしレース1でライバルに接触されて、膝を痛めました。さらにフロントブレーキも曲がってしまい、フロントブレーキ無しで走るのはとても大変でした。フロントブレーキをどうにか直した後は、状況が良くなりました。レース2のスタートは良かったのですが、再び接触され大きなクラッシュとなりました。その後、すぐにスタートすることがでませんでした。ポイントを獲得できたのは良かったのですが、全体としてはとても残念な一日でした」

ベン・ワトソン選手談(20位/21位:総合23位)

「一日中、苦闘していました。予選は決して得意ではなく、特に今日のようにリスクを冒さなければならないコースではなおさらです。安定して走ることができず、一日を通してセーフティなライディングとなったのですが、この走り方だとMXGPでは十分な結果を得ることはできません。それでも今日は何度かクラッシュしましたが、無事に終えられたのは良かったと思います。この結果に影響されないよう、必ず良い結果を得られると信じて、次戦もポジティブな気持で戦いたいと思います」

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