本文へ進みます
サイト内検索

モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 8月1日 フランダース

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第6戦フランダースグランプリ
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2021年8月1日
■開催地:ロンメル(1,830m)

REPORT

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーとベン・ワトソンが、ベルギーのロンメルで開催されたグランプリレースでYZ450Fを駆り、シーワーが総合7位、ワトソンは総合9位に入った。一方、グレン・コルデンホフは過酷なウエットコンディションの中で、1ポイント差でトップ10入りを逃し総合11位となった。

シーワーが総合7位を獲得、ワトソンは総合9位

ベルギーのロンメルで開催されたフランダース・グランプリは、今年最も厳しいグランプリになるという前評判に違わぬ展開となった。予想された通り、メンタルとフィジカル両面の強さが求められる戦いとなり、総合結果を大きく左右する要因となった。

オープニングレースで、シーワーはその能力を発揮し、好スタートを切ると第1コーナーを2番手で抜ける。その後シーワーはすぐに4番手へと順位を落とすが、上位陣にプレッシャーをかけ続ける。その中で、先頭を行くJ・ハーリングス(KTM)とR・フェーブル(カワサキ)は集団から抜け出す。そして雨が降り出しサンドコースを濡らし始める。シーワーは、レース後半に雨がゴーグルの視界を奪ったため、9度にわたり世界王座に就いたA・カイロ―リ(KTM)の先行を許してひとつ順位を落としたが、集中したライディングを見せて5位でフィニッシュした。

ワトソンも素晴らしいスタートを見せ、7番手を安定して走行するが、強い雨の影響によりゴーグルの機能が損なわれ、新しいゴーグルへの交換を余儀なくされた。素早く交換してレースに復帰したワトソンだったが、トップ10入りを目指して追い上げていたところでクラッシュ。結局12位でレースを終えた。

グレン・コルデンホフはスタートでバイクがストール。厳しいコンディションの中で最後尾から果敢に追い上げて9位でフィニッシュした。

続くレース2は、絶え間なく降り続いた激しい雨により、コースコンディションはさらに悪化した状況で行われ、ヤマハの3選手はそれぞれ不運に見舞われた。コルデンホフは素晴らしいスタートを見せたが、ハーリングスと接触してクラッシュし13位でフィニッシュした。

シーワーとワトソンは、それぞれスタートの遅れを挽回すべく力走するが、過酷なコンディションと重いサンド路面でミスを連発。懸命なチャレンジにもかかわらず、両ライダーはそれぞれ8位と9位でフィニッシュした。

テストデーを経て、ケグムスで開かれる3選手はFIMモトクロス世界選手権第7戦ラトビアグランプリに照準を定める。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ジェレミー・シーワー選手談(5位/8位:総合7位)

「レース1ではどうにか5位に入れましたが、雨によりゴーグルで苦労しました。雨が激しくなると、水が中まで入ってきたからです。そこからは視界がなくなってしまい、前を走るライダーに近づくことができなくなりました。それでも3番手はいけると思っていましたが、そうはなりませんでした。レース2の戦略は、毎周スムーズに着実に周回を重ねるというものでしたが、コースが荒れておりミスを続けてしました。濡れたサンドでのライディングはハードで、中団グループから前に出られなくなりました。それを別にすれば速さも、体力も良かったのですが結果に結びつけることができませんでした。それでも良い方向には進んでいるので、この後のレースを楽しみにしています」

ベン・ワトソン選手談(12位/9位:総合9位)

「また複雑な思いの一日になりました。最初のレースではスタートが良く先頭集団について走れましたが、激しい嵐となりゴーグルが1周で機能しなくなりました。そのため、ゴーグルレーンに入らなければならず、さらにトップ10を目指してプッシュしている時にかなり激しくクラッシュしてしまいました。最悪というわけではないし、もっとひどいことになっていたかもしれないのですが満足できるものではありませんでした。レース2では堅実に走って9位でフィニッシュとなりましたが、これからももっと上を目指して取り組んでいきます」

グレン・コルデンホフ選手談(9位/13位:総合11位)

「本当にがっかりの一日となりました。今朝、コースは大丈夫だと感じたのですが、レース1ではスタートでミスをしてしまい、最後尾からレースしなければなりませんでした。コンディションは本当に厳しいものでしたが、言い訳はできません。レース2では好スタートしたのですが、ハーリングス選手と絡んでしまい、またしても後方からレースを再スタートしなければなりませんでした。この結果はとても残念です。とても良い一週間を過ごし、今回のGPへの準備は十分にできていたので残念です。これからもう一度、来週に向けて準備を進めます」

ページ
先頭へ