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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 9月5日 トルコ

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第8戦トルコ
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2021年9月5日
■開催地:アフヨン(1,725m)

REPORT

アフヨン・モーターセンターで開催されたFIMモトクロス世界選手権第8戦トルコGPで、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーとグレン・コルデンホフが暑さと厳しいコンディションの中、それぞれ総合6位と8位に入った。ベン・ワトソンは21位でレースを終えた。

シーワーとコルデンホフがトルコGPでトップ10フィニッシュ

コルデンホフはトルコのコースでの最初の計時プラクティスから速さの感触と自信を得ていた。ここアフヨンで開催された直近、2019年のグランプリで総合2位に入っているコルデンホフは2番手で予選を通過した。一方、チームメイトのシーワーとワトソンにとって厳しい予選となり、それぞれ14番手と22番手のゲートピックとなった。

コルデンホフとシーワーは、YZ450Fを駆って素晴らしいスタートを見せたが、シーワーはイン側に位置したライダーがミスをおかしてコースから押し出されてしまう。シーワーは転倒することなくバイクの姿勢を保ち、一方、コルデンホフはトップにチャレンジする。

コルデンホフはオープニングラップを終えて3番手で戻って来たが、その後、腕上がりに見舞われ、持てるポテンシャルをフルに発揮することができず、8位に後退してフィニッシュ。一方のシーワーは、スタート直後の第1ターンでのコースアウトから反撃に出て7位でチェッカーフラッグを受けた。

レース2で上位を目指すコルデンホフは、自身のYZ450Fのセッティングに変更を加える。トップ5スタートを決めると、序盤の6周に渡り、上位陣と同じペースで走行したが、小さなミスをおかして順位を落とし11位でレースを終えた。シーワーは激しい争いを続け、スタート直後の10番手から堅実なライディングで順位を上げ、7位でチェッカーフラッグを受けた。

MXGPのルーキー、ベン・ワトソンはハードで滑りやすく、粗い粘土質のトルコのコースで自信を持って走れる基本セッティングを見いだすべく取り組んだ。そして、レースではペースを上げようと奮闘したが、その努力にもかかわらず、コースを攻略できず、レース1では20位、レース2を19位で終えるにとどまった。

次回は、9月7日(水)、トルコ、アフヨンの同じサーキットで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ジェレミー・シーワー選手談(7位/7位:総合6位)

「自分が望むポジションに居ないのでトライする必要がります。それが自分にできるすべてです。タイムドプラクティスの結果がもっと良かったら、スタートが良かったため、今日はもっと素晴らしい日になっていたでしょう。グリッドはアウト側となり、両レースともイン側だったら、ホールショットを獲れたと思います。今朝はエネルギーが不足していて、それが僕の今日の問題で、ゲートは14番目になりました。レース2ではコースにラインが1本しかなく、オーバーテイクがとても大変でした。そんな状況の中で良いポイントを集めて、まだここに居てレースをするし、感触はそれほど悪くはないので、これから2日休んで、リカバリーして、水曜日にどこを改善できるか考えます」

グレン・コルデンホフ選手談(8位/11位:総合8位)

「スタートはよく、予選では2位になりました。コースはとてもウエットで、僕はこういうコンディションが好きです。レース1では2周目にアームパンプになってしまい、ライディングがキツくなり、その後、悪化しました。3番手でスタートして8位でフィニッシュ。レース2の前にいくつかを変更し、これがうまく行って、レース2はかなり良い感触でした。先頭グループのペースをキープすることができたのですが、小さなクラッシュをしてしまいました。最後は本当にハードにプッシュしたのですが、コースにはラインが1本しかありませんでした。誰もがこのライン上を走るので、オーバーテイクがとても難しかったのです」

ベン・ワトソン選手談(20位/19位:総合21位)

「正直なところ、今日は楽しめませんでした。最初のラップから、このコースが好きではありませんけど、この感覚を乗り越える必要がありますし、この感覚と共に走らなければなりません。正直なところ、もっと悪くなることはないと感じていたので、今日は多くのことを変更しました。本来居るべき位置ではないところでライディングしていると、なかなか楽しむことはできません。それが自分の問題だということはわかっていますし、その改善に取り組む必要があります。水曜日にはもっとうまくやらなければなりません。とてもシンプルなことです」

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