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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 8月8日 ラトビア

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第6戦ラトビア
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2021年8月9日
■開催地:ケグムス(1,790m)

REPORT

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーとベン・ワトソンが、ケグムスで開催されラトビアGPでそれぞれ総合7位と10位に入った。一方、グレン・コルデンホフは不運なレース2のリタイアで、総合12位に終わった。

シーワーとワトソンがラトビアでトップ10フィニッシュ

激しいレースとなったFIMモトクロス世界選手権第7戦の舞台はラトビアの首都リガの南東約50kmに位置するゼルタジルグス・サーキット。広大で流れるようなコースレイアウトは、走行が難しく、加えて緩い砂の表土が、エッジが角ばった数多くのバンプを覆い隠しており、通常のコースよりもリスクのレベルがわずかに高いことから、一部のライダーにとって精神的に厳しいものとなった。

グレン・コルデンホフはこの日のオープニングレースで素晴らしいスタートを見せ、YZ450Fのパワーを最大限に活かして第1ターンをトップ3で通過。その後、J・ハーリングス(KTM)の先行を許して4番手となったが、A・カイロ―リ(KTM)、R・フェーブル(カワサキ)、そしてP・ジョナス(GASGAS)のプレッシャーに耐えてポジションをキープした。しかし最終的にポジションを落として7位でフィニッシュした。

シーワーはラフでバンピーな路面に苦しみ、さらにその後方となる9位でフィニッシュした。一方、ワトソンは13位でフィニッシュするにとどまった。

ふたつのレースの間の1時間のブレークで、3選手はレース2に向けた立て直しにベストを尽くした。その結果、コルデンホフとシーワーは素晴らしいスタートを決め共にトップ10内につける。コルデンホフは5番手に上がり、そのままトップ5圏内でのフィニッシュを目指していたが、マシントラブルが発生しリタイアを余儀なくされた。

一方、シーワーはマシンのセットアップに変更を加えてレース2に臨んでいたが、トリッキーなゼルタジルグス・サーキットでのフィーリングを改善するには至らなかった。不運にも転倒したライダーのバイクに衝突してクラッシュ。その後ハードにプッシュして7位でフィニッシュした。

MXGPクラスの激しさ、4戦連続のレース開催、そして非常にチャレンジングなサーキット等、様々な要素が絡み合い、ワトソンは厳しいコンディションの中でのレースとなったが、このレース2も力走して10位でフィニッシュ。総合10位となった。

4週連続でのレースを終えて、MXGPは3週間のブレークにはいる。チームはこのブレーク中に、次のMXGP連戦に向けた立て直し図る。FIMモトクロス世界選手権第8戦は9月5日、トルコのアフィヨンカラヒサールで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ジェレミー・シーワー選手談(9位/7位:総合7位)

「ケグムスは、通常ならうまく走れるコースですが、今日はバイクのセットアップに苦労しました。自分の流れをつかめませんでした。予選タイムはベストではなく、その代償をスタートで払うことになりました。レース1は忘れたい1戦で、自分はただ参加しただけ、レースはしてないと感じました。レース2の感触は良くなったのですが、ライバルのバイクに衝突してクラッシュ。本当にただただ不運でした。幸い、何に取り組むべきかわかって来ましたし、これからオフに入るので、そこで立て直して、問題点を解決して、次のレースに備えます」

ベン・ワトソン選手談(12位/10位:総合10位)

「今日の展開については、あまり満足していません。予選についても同じです。十分にリスクを背負っていなかった。そのことは僕のラップタイムを見てもらえればわかります。このレベルでは、リスクを負わずに良いラップタイムを記録することは不可能です。今日は、精神的にも感情的にもかなり厳しいと感じていたので、自分が必要とするレベルまでプッシュするのは本当に大変でした。一日の終わりまでには、気持ち的に少し良くなったので、元気な状態でここを離れることをよろこばなければいけないし、これで次のレースに集中できます」

グレン・コルデンホフ選手談(7位/DNF:総合12位)

「今日はすべてが順調に始まりました。予選で好タイムが出て、良い感触でした。レース1では好スタートをして先頭集団でバトルをしていましたが、中盤になって、あまり気分が良くなくて、それでぺースを少し落としました。これはベストではありませんが、それでもどうにか7位に入ったので、最初のレースとしては十分でした。レース2では12分間に渡って5番手につけていたのですが、メカニカルトラプルが発生してDNF。これについては不満ですが、この後、我々はいくつかの点について取り組む時間があります。賢く時間を使って、より良くなるために努力します」

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