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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.18 11月8日 ガルダ トレンティーノ

 

RACE DATA

■大会名称:第18戦ガルダトレンティーノGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2020年11月8日
■開催地:イタリア・ピエトラムラタ(1,550m)

REPORT

シーワーが最終戦で総合4位としランキング2位を獲得

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのゴーティエ・ポーリンが、イタリアのピエトラムラタで開催されたモトクロス世界選手権の第18戦(最終戦)ガルダ・トレンティーノGPで総合3位に入り表彰台に立った。チームメイトのジェレミー・シーワーは総合4位に入り、ライバルを逆転しランキング2位を獲得した。またアーヌー・トヌスは2020年最後のグランプリを総合6位で締めくくった。

ポーリンがグランプリキャリア最後を飾る3位表彰台、シーワーは総合4位

最終戦の予選では、シーワーが1分41秒206をマークして2番手、チームメイトのトヌスが1分42秒570でこれに続く3番手、ポーリンも1分43秒159のタイムをマークして4番手と、速さを示した予選を通過。この勢いのままにレース1では、トヌスとシーワーがロケットスタートを見せ、それぞれ第1コーナーの出口でトップ4に入ると、ポーリンは8番手となるが、1周目を終えるまでに6番手まで挽回する。

トップグループは当初一列でコースを走行していたが、1、2番手のT・ガイザー(ホンダ)とR・フェーブル(カワサキ)が後続を引き離していく。その後方で、シーワーはチームメイトのトヌスと20分間にわたるバトルを展開。残り10分となったところでシーワーがトヌスをパス。さらに1周後、ポーリンもこれに続き、トヌスをかわして4番手に浮上。そのままシーワーは3位でフィニッシュし、ポーリンとトヌスはそれぞれ4位と5位でチェッカーを受けた。

2020シーズン最後となるレース2では、シーワーとポーリンが素晴らしいスタートを見せて一時的にレースをリードする。両ライダーとも力走するが、好調のガイザーとフェーブルのスピードにはついて行くことができず、シーワーとポーリンが3位争いを展開。この中でポーリンはわずかにシーワーを上回り3位として、総合成績でも3位となった。2007年にグランプリデビューを果たして以来、60回もの表彰台を獲得してきたポーリンが、13年間のキャリアに終止符を打つ。レースでの優勝は22回、12回の総合優勝を獲得してきた30歳のフランス人ライダーは、自身最後の年を選手権ランキング5位で終えた。トヌスはランキング17位となった。

一方のシーワーはランキング2位を争うライバルとのポイント差を考慮し、走りをコントロールして4位とし、MXGPで自身最高となるランキング2位となった。一方、トヌスはスタート時にぶつけられてコースアウトした後、果敢に追い上げて9位、総合では6位、ランキングはシーズン途中の離脱もあり17位となっている。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ゴーティエ・ポーリン選手談(4位/3位:総合3位)

「表彰台で自分のキャリアを終えることは、チームにとっても、僕自身にとっても、スポンサーにとっても本当に良いことですが、最高なのは、トップのライダーたちと高いレベルでライディングすることだと思います。今日のレースを本当に楽しめました。コースはすごくわだちが多くてラフでしたけど、バイクのセットアップがうまく機能し自由にライディングしていました。シャシーとサスペンション等も本当に満足できました。Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームと、僕を支えてくれたすべての人たちにお礼を言いたいです。今日は本当に特別な一日でした。本当にハッピーです」

ジェレミー・シーワー選手談(3位/4位:総合4位)

「シーズンの途中に長い休みがあるという本当に気妙な一年でした。その間、僕は準備を進めていたので、再開後、ラトビアで素晴らしいレースをして、ファエンツァで初優勝を果たすなど、良いレースを続けることができました。間違いなく前進し、進歩しトップのライダーたちとバトルができるようになったのです。ランキング2位に満足しています。それでも目標は勝つことで、それこそが僕が望んでいたことなので、来シーズン、そのために戦うことを楽しみにしています」

アーヌー・トヌス選手談(5位/9位:総合6位)

「全体的に今日はかなりいいレースになりました。スタートは、特にレース1が良かったのですが、その後は身体的なコンディションがまだ十分ではなかったのですが、それでもかなりいい走りができ、結果も悪いものではありませんでした。レース2はホールショットが獲れるところでしたが、他のライダーに後ろからぶつけられてしまいました。9位まで挽回し、トップ10圏内でフィニッシュできたので、自分としては良かったです。全体としてポジティブな一日でした」

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