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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 9月9日 ファエンツァ

RACE DATA

■大会名称:第7戦ファエンツァGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2020年9月9日
■開催地:ファエンツァ・サーキット(1690m)

REPORT

イタリア、ファエンツァで開催されたFIMモトクロス世界選手権の第7戦ファエンツァGPで、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーがレース1でMXGP初優勝を飾り、総合3位を獲得。ゴーティエ・ポーリンはトリッキーな路面に苦しめられ、トップ10圏内となる総合9位でグランプリを終えた。

シーワーがMXGPで初優勝&2戦連続ポディウムフィニッシュ

最近4ラウンドのうち3回で、最上位クラスでの初優勝に手が届くところに近づいていたシーワーはこの日、スタートから強さを示した。YZ450Fで的確にラインをとらえ、3周目にはMXGPトップライダーたちをパスして2番手に上がると、レースをリードするJ・プラド(KTM)に照準を合わせレース終了まで残り10分となったところでこれを捉えてオーバーテイク。そこからシーワーはトップを快走。2位に15秒以上もの大差をつけて自身初となるMXGPでの優勝を達成した。MX2で7勝を挙げているシーワーにとって、これがプロフェショナルライダーとして8回目の勝利となった。

レース2ではスタートで出遅れ、トップ15圏外からの追い上げを強いられたシーワーだったが、R・フェーブル(カワサキ)、C・ドゥサル(カワサキ)と激しいバトルを展開して7番手まで浮上。その後もトップ5を目指して力走を続けるシーワーだったが、フェーブルと6番手争いを展開している際に小さなクラッシュを喫し最後は7位でフィニッシュ。それでも総合成績では3位とし表彰台を獲得した。

この日のコースは起伏が多く、さらにハードパックで、チャレンジングな路面コンディションとなっていたが、ポーリンはこのトリッキーなセクションでクラッシュを免れようとコースを外れ、トップ5から脱落してしまう。転倒こそ免れたものの、これで順位を大きく落とし17番手でコースに戻ると、そこから追い上げに転じに、最後は8番手まで上がったところでフィニッシュとなった。レース2でも、不安定な路面と格闘しながらハードにプッシュしたポーリンだったが、11位でフィニッシュするにとどまり、総合9位で第7戦を終えた。

3日前に開催されたイタリアGPのレース2で負傷した足首がひどく腫れあがっているにもかかわらず、アーヌー・トヌスは予選で8番手と速さを証明したトヌスだったが、足の痛みが響きレース1を19位。レース2はオープニングラップのクラッシュにより、リタイアとなった。

ランキングトップのJ・ハーリングス(KTM)が欠場したため、総合3位となったシーワーは大きな挽回に成功し、ランキング4位として、3位を20ポイント差、首位を46ポイント差で追っている。またチームメイトのポーリンはランキング8位、トヌスはランキング15位となっている。

イタリア3連戦の最終ラウンドとなる次回の第8戦は、9月13日(日)にここフェエンツァで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP
ジェレミー・シーワー選手談(1/7位:総合3位)

「最初のレースはとても良かったですね。すごく楽にスムーズに走れて、ミスもありませんでした。MXGP初優勝はともて素晴らしい気分です! 今日は良いフィーリングだったので、すぐにレース2に集中しましたが、うまくいきませんでした。スタート時になぜバイクのRPMが下がったのか説明できません。これが自分のミスなのか、マシンに問題があったのか、この後検証する必要があります。何人かのライダーをパスしましたが、ドゥサル選手の後ろで動けなくなりリズムを乱してしまい、それからフェーブル選手を追っている時にミスをしてしまいました。それでも表彰台に立てたのは良かったのですが、今日は総合優勝が手の届くところにあったので残念です。日曜日にもう一度チャレンジします!」

ゴーティエ・ポーリン選手談(8/11位:総合9位)

「今日は良い一日ではありませんでした。レース1で大きなミスをしてしまい、ターン2でジャンプが長くなり、わだちでスライドしてコースアウトしてしまいました。17番手前後でコースに戻り8番手まで挽回しました。レース2では小さなミスをして、自分のベースを見いだすのが難しいと感じました。これから少し休んで、3連戦の最後で自分をしっかりと取り戻すことにベストを尽くすつもりです。自分に必要なものはすべて揃っていますし、バイクは素晴らしく機能しているのでうまくいくと思っていますし、それを楽しみにしています」

アーヌー・トヌス選手談(19/DNF:総合23位)

「今日は負傷したままレースに参加しました。これは理想的ではありませんが、自分がやりたいことができず、リズムを掴むのにとても苦労しました。痛みがあまりひどくならない乗り方を探したのですが、あまりうまくいきませんでした。そのためレース2はリタイアして、回復に努めることとしました」

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