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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 9月30日 マントバ

RACE DATA

■大会名称:第9戦マントバGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2020年9月30日
■開催地:マントバ・サーキット(1,660m)

REPORT

FIMモトクロス世界選手権第10戦マントバGPでMonster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーが2位と9位で終えて総合5位に、一方ゴーティエ・ポーリンは10位と2位で総合6位を獲得。ランキングでは、シーワーがトップに18ポイント差の3位をキープしている。

マントバGPでポーリンとシーワーがポイント伸ばす

オープニングレースで、YZ450Fを駆るシーワーは、ロケットスタートを決めると、ホールショットの常連J・プラド(KTM)を視野にとらえながら、R・フェーブル(カワサキ)の追撃を受けつつも、これを退けて2位でフィニッシュした。

一方、予選で3番手となるタイムを記録したポーリンは、スタートでホイールスピンを起こしてトップ3圏内に届かず。上位で走る速さと能力がありながら、10位でフィニッシュするにとどまった。

このレース1とは対照的に、ポーリンはレース2では驚異的なスタートを見せてトップに迫る。レース1終了後、サスペンションに変更を加えたことが奏功し、レース2では楽な走りの感触を得ると、本来のポテンシャルを発揮。

2020年シーズン初となるトップ3フィニッシュに向けてポーリンは、ホールショットを奪ったトップのフェーブルを捕らえるべくペースを上げ、レース中の最速ラップタイムを記録。終盤の速さでは勝っていたが、パスするには時間が足りず、トップと1秒差の2位でフィニッシュした。

シーワーはレース2を5番手でスタートしたが、すぐにプラドが背後に迫り、プレッシャーを受ける。シーワーがトップ5に向けてアタックに入るやウエーブセクション入口のわだちで派手にクラッシュ。マシンはコースを転がり落ちてフェンスを越えてしまい、貴重なタイムをロスすることになった。幸いマシンは無事で、シーワーはレースに復帰し9位の結果を得た。

シーワーはポイントランキングでトップのT・ガイザー(ホンダ)と18ポイント差の3位をキープ。一方ポーリンは8位に浮上した。

両ライダーはこの後、グランプリの間の短い時間を利用して休息をとり、イタリア、マントバでの3戦目にして最後のラウンド、FIMモトクロス世界選手権第11戦に臨む。グランプリは10月4日日曜日に開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

ジェレミー・シーワー選手談(2/8位:総合5位)

「タフな一日でした。レース1では2位と走り出しは良かったんですけど、総合5位でした。このところ2レース目に苦戦しているようです。それがどこから来ているのか、わかっているつもりですが、その点を一日で改善するのは難しいですね。第11戦の日曜日にはもっとうまくやるつもりです。ウエーブでかなり腑に落ちないクラッシュをしたんですが、怪我も痛みもなく、身体は完璧な状態なので、それについてはもちろん良かったのですが、バイクはフェンスを越えてしまい、かなりのタイムをロスしました。ただ、これがレースです。常にギリギリのところにあります。この後、日曜日にまたひとつレースがあるし、この先まだ多くのレースが残っています。DNFとならなかっただけ良かった。今はそれが一番ですね」

ゴーティエ・ポーリン選手談(10/2位:総合6位)

「予選で3番手のタイムをマークし、良いスタート位置を得ました。それなのにレース1のスタートは本当にひどかった。ゲートでホイールスピンしてしまい、はるか後方から追い上げなければならず、10番手まで挽回しました。サスペンションの動きには不満があったし、コースが大幅に変わったので、レース2に向けて、かなり変更を加えました。それで(レース2では)スタート良く飛び出して、最初から上位グループに食らいつき、その後もそこにとどまりました。追い抜けるとはあまり思っていなかったので、その瞬間を楽しみ、ライディングを楽しんでいたのですが、ある時、本気でプッシュすることにしたんです。レース2の最速ラップタイムを記録したと思います。流れは良かったし、トップに本当に接近しました。素晴らしいライディングでした。本当に楽しめました。体力的に充実感があったし、レース1が惜しまれますけど、ステップ・バイ・ステップでまとめ上げてゆきます」

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