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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 3月1日 イギリス

RACE DATA

■大会名称:2020年第1戦イギリスGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2020年3月1日
■開催地:マターリー・ベイシン・サーキット(1,950m)
■天候:晴れ時々雨/気温10℃
■観客数:34,500人

REPORT

FIMモトクロス世界選手権がイングランドのウインチェスターにあるマターリー・ベイシン・サーキットで開幕。MXGPクラスではMonster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーが第1ヒートを2位/第2ヒートを8位、総合4位でフィニッシュした。チームメイトのゴーティエ・ポーリンは7位/4位で総合6位、アーヌー・トヌスは11位/18位で総合14位に入った。

Monster Energy Yamaha Factory MXGP Teamのジェレミー・シーワーが第1ヒートで2位を獲得

モトクロス世界選手権の2020年シリーズは全20戦で開催される。その開幕戦の舞台となったマターリー・ベイシン・サーキットは、数日前からの激しい雨と強い風の影響で難しいマディコンディションとなった。これを受け主催者は、本コースでのプラクティスを1回のみに制限するなどプログラムを前日に変更。Monster Energy Yamaha Factory MXGP Team のライダーは、開幕戦から不慣れな状況を経験することとなった。また走行ペースが速くてジャンプの多いというサーキットの特徴は、悪天候の影響でレースをいっそう厳しくしている。

第1ヒート、シーワーはゲートから勢いよく飛び出し、ターン1でトップに立つが、M・ハーリングスと、M・エバンスの先行を許し、3番手へと後退。レース終了まで残り12分となったところで、ペースを上げてエバンスをパスし、以後そのポジションをキープした。シーワーは納得の走りで3位のライダーに11秒の差をつけて2位でフィニッシュ。

一方でチームメイトのポーリンやトヌスのような好スタートを決められなかった選手たちは、深い轍、角のあるバンプ、弱い日差しの影響で、追い抜きのための新しいラインを見つけることに非常に苦労した。ポーリンはスタート直後の15番手から追い上げ、T・ガイザーをパスし7番手に上がるが、その後轍にフロントタイヤをとられて9番手に後退。すぐに再走を果たして猛チャージを展開し、7位でフィニッシュした。トヌスは親指の痛みを堪えてのライディングを強いられ11位でレースを終える。

第2ヒート、シーワーがターン2で他のライダーと接触するも、ポーリンはトップ5圏内につける。ポーリンはレース最初の10分間で、元世界チャンピオンのA・カイロ―リとJ・ハーリングスを追い、ペースが落ち着くと4位でフィニッシュ。18ポイントを獲得した。
シーワーは、ターン2でC・ドゥサルと接触し、リアブレーキキャリパーを損傷。リアブレーキなしで轍の多いコースを走行するも、シーワーは決意の走りで8位フィニッシュを果たした。

両ヒートを終えて、シーワーは3ポイント差で表彰台を逃したことに落胆したものの、開幕戦を4位でスタートしたことに満足。一方ポーリンは、残り38レースがある中で、開幕戦を終えてランキング6位であることに一定の満足を示した。トヌスは2レースをそれぞれ11位、18位という結果に終わったことに落胆するも、復調に期待を膨らませた。

第2戦は来週末、3月8日にオランダのファルケンスワールトで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

ジェレミー・シーワー談(2位/8位:総合4位)

「第1ヒートは良いスタートからホールショットを取り、テクニカルでトリッキーなコースを2位でフィニッシュできました。ウインターブレイクからいままでやってきたことが間違いではなかったと感じています。第2ヒートは、他のライダーとの接触によるブレーキ不良もあり8位で終えました。マシンのスピードが良かっただけに、ポイントを獲得しただけで表彰台に立てなかったのはとても残念です。来週までコンディションをあげる努力をしたいと思います」

ゴーティエ・ポーリン談(7位/4位:総合6位)

「コース走行の時間変更や目まぐるしく天候が変化する難しい状況で新しいマシンを走らせるのは簡単ではなかったです。第1ヒートはスタート後のクラッシュにより、序盤から集団から追い上げていく展開でしたが、7番手まで挽回できました。一方で第2ヒートはすぐに4番手に上がりましたが、天候が読めずに強い陽射しを厚着のままで走って体力を消耗したこともあり、そのままの順位でフィニッシュしました。チーム全員がすごくハードワーカーでフィーリングがとてもよく、週末のレースを通じ良い感触を持てているので、これからの長いシーズンに期待したいと思います」

アーヌー・トヌス談(11位/18位:総合14位)

「親指の怪我をおして出場しましたが、結局のところ痛みはかなり出てきて、スタートの遅れを挽回できない残念なレースになりました。開幕戦に出場できたことは良かったのですが、来週末に向けて治療に励みたいと思います」

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