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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 10月21日 リンブルフ

RACE DATA

■大会名称:第14戦リンブルフGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2020年10月21日
■開催地:ベルギー・ロンメル(1,830m)

REPORT

FIMモトクロス世界選手権第14戦リンブルフGPがベルギーのロンメルで開催された。Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーは、ヤマハ勢で最上位となる総合5位。レース1で不運にもマシントラブルに見舞われたゴーティエ・ポーリンは、レース2を6位で終えて15ポイントを獲得。レース1の2ポイントと合わせて総合12位となった。

シーワーがロンメルで総合5位、ポーリンは総合12位

早朝に降った雨により、パワーを奪うサンドコースはさらに困難さを増し、体力的にも精神的にも厳しいレースが展開された。その中でシーワーはプラクティスの後、自身のYZ450Fのサスペンションに若干の変更を加えた。これが奏功し、レース1では4位に入った。

3日前にロンメルで開催されたフランダースGPでシーズンベストとなる結果を残したポーリンは、スタートの遅れとマシントラブルによってレース1では苦戦を強いられた。ポーリンは、YZ450Fをチェッカーフラッグまでなんとかもたせようとベストを尽くし10番手まで上がっていたが、最終ラップでストップし19位となった。

この日の最終レースに入ると日が沈み、ラフで起伏に富んだサーキットに影を落とす。これによりミスが容易に起こるようになった。シーワーはYZ450Fを駆って再びトップ5スタートを見せるが、レース1とは対照的に、レース2に向けマシンに施した変更が有利には機能しなかった。

30分プラス2周に渡って、マシンとコースと格闘することで疲労が蓄積し、4番手から6番手へと後退。最後は7位でレースを終えた。

ポーリンは、非常に激しい2020年のMXGPクラスにあって、トップ10圏外からハードな戦いを強いられたが、ラフでテクニカルなコンディションで強さを発揮し、レース2を6位でフィニッシュした。

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのアーヌー・トヌスは、怪我による1か月間の欠場が響き、20/20位の総合23位で今グランプリを終えた。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ジェレミー・シーワー選手談(4位/7位:総合5位)

「今朝、かなりの雨が降ったことでコースの感触が良くなっていて、レース1はまずまずでした。スタートは両レースとも良かったし。レース1では3番手争いをしましたが、結局4位でフィニッシュしてレース2に臨みました。レースとレースの間にバイクに変更を加えましたが、どういうわけか間違った方向に進んでしまい機能しませんでした。それが原因で苦戦し、リズムが狂い体力を消耗してしまいました。シーズンは長く、精神的、体力的に100%を維持するのがとても難しくなっています。日曜日、再びここでGPが行われますが、全力を尽くすのみです」

ゴーティエ・ポーリン選手談(19位/6位:総合12位)

「今日はフラストレーションがたまる一日でした。レース1ではスタートで他のライダーと接触があり、20番手あたりからスタートしなければなりませんでした。10番手まで挽回しましたが、2、3周目から最後までトラブルを抱えていました。バイクは最終ラップにストップしてしまいましたが、パワーが落ちていたのでそうなることは予想していました。ハードに戦っていたので、最終ラップの第3セクターでストップしたのは本当に悔しいところです。レース2ではバイクはうまく機能して、6位でフィニッシュ。これは望んでいた結果ではないものの、体調も充実していたし、日曜日のロンメルですべてを出したいと思います」

アーヌー・トヌス選手談(20位/20位:総合23位)

「今日は本当に苦戦しました。両レースともスタートが悪くクラッシュもしました。ロンメルで開催されるこの大会に向けては、体力的に準備ができていないことは明らかだったのでとてもハードでした。次もここでのレースとなりますが、今は可能なかぎり回復に努める必要があります」

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