本文へ進みます

モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.16 8月19日 スイス

RACE DATA

■大会名称:2018年第16戦スイスGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2018年8月19日
■開催地:フラウエンフェルト・ガッハナング(1560m)
■天候:晴れ/気温31℃
■観客数:40,000人

REPORT

フェーブルがスイスGPで2位表彰台

FIMモトクロス世界選手権第16戦がスイスのフラウエンフェルト・ガッハナングで開催された。Monster Energy Yamaha Factory MXGP Teamのロマン・フェーブルが2レースとも素晴らしい走りを見せて総合結果で2位に入り、表彰台に立った。ショーン・シンプソンとジェレミー・シーワーも好走。グランプリ総合結果でトップ10入りした。ジェレミー・ファン・フォルベークは総合15位でグランプリを終えた。

ロマン・フェーブルは、ゲートから素早く飛び出す為のハードなスタート練習を行い、先週末のオフを過ごした。その労力が実を結び、フェーブルは第1ヒートではほぼホールショットに近いスタートを見せた。しかしターン1へと進入する際、選手権リーダー、J・ハーリングス(KTM)の走りに押し出され、ターン2でアウト側に膨らまざるを得なくなる。これを突いたC・ドゥサル(カワサキ)が2位に上がった。順位を落としたフェーブルはドゥサルを追うが、なかなか接近することができない。結局、フェーブルは第1ヒートを3位でフィニッシュ。

地元のヒーローのWilvo Yamaha Official MXGPのジェレミー・シーワーは激しい走りでスイス人ファンを沸かせ、今シーズン4度目のトップ5フィニッシュとなる5位でチェッカーフラッグを受けた。同じくチームメートのショーン・シンプソンは怪我と不運に悩まされる1年を過ごして来た。シンプソンはトップ10への復帰を確信しており、第1ヒートで15位から追い上げて9位でフィニッシュ。

第2ヒートではフェーブルが再びロケットスタートを見せると、オープニングラップにJ・リーバー(カワサキ)を抜いて2位に上がり、J・ハーリングス、そしてMXGP選手権3位をフェーブルと争うライバル、C・ドゥサルと激しいバトルを開始。17周のレースを終え、2位でフィニッシュラインを通過したフェーブルにはスイスのファンから熱烈な拍手が贈られた。この結果、フェーブルはシーズン自己ベストとなるグランプリ総合2位となり表彰台に立つと共に、MXGP選手権ランキングでもひとつ順位を上げて4位に浮上している。

一方、シーワーはトップ10圏外から激しい走りで7位に上がる。しかし5周目にマシンにマイナートラブルが発生してトップ20、ポイント圏外にまで順位を落としてしまう。シンプソンは第1ヒートと同様に9位でフィニッシュ。総合結果でも9位となった。シーワーはトラブルから果敢に挽回して16位でフィニッシュ。総合結果では10位となった。

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのJ・ファン・フォルベークは、昨年のスイスGPの予選レースの自身の走りを再現したかのように両レースともターン1で転倒。ファン・フォルベークは体調不良で、前に出るべく奮闘することは難しかった。ファン・フォルベークは、第1ヒートで16位、第2ヒートでは13位となり、わずかながら選手権ポイントを獲得。このグランプリ総合結果では15位となった。

次戦のFIMモトクロス世界選手権は、26日にブルガリアのセブリエボで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP Team

ロマン・フェーブル選手談(3位/2位:総合2位)

「この週末には本当に満足している。ロンメルから、以前からスタートについて努力して来た。今日は両レースともトップ3以内でスタートできて本当にうれしい。このクラスでは前からレースを始める方がはるかに楽なんだ。この週末は自分に速さがあると感じていた。毎回目標としている表彰台に立って終わることができたのは良かった」

ジェレミー・ファン・フォルベーク選手談(16位/13位:総合15位)

「大変な週末だった。体調不良で両ヒートのターン1でクラッシュし厳しい展開になった。この週末にできることはやれたと思っている」

Wilvo Yamaha Official MXGP

ジェレミー・シーワー選手談(5位/16位:総合10位)

「自分にとって特別なスイスのファンを前にレースができ、すごく楽しかった。僕はこのコースが好きで、速さがあったので、週末を通して良い感触で走れた。第2ヒートもしっかりと走れていた。後方から追い上げて、バイクにトラブルが起きる前までには7位まで上がった。今日はトップ5圏内でフィニッシュできる速さがあることはわかっていたのでトラブルはすごく残念だったけど、モトクロスではこういうこともある。ポジティブに集中することが必要だし、次のブルガリアGPを楽しみにしている」

ショーン・シンプソン選手談(9位/9位:総合9位)

「残念な結果に終わった予選レースの後、今朝起きて仕切り直し、バイクにちょっと変更を加えた。ウォームアップセッションでの感触は良かった。今日はトップ10圏外から9番手に、そして今日は2つのトップ10フィニッシュをやってのけて、自分自身を正しかったと感じている。この週末の展開にはすごく満足しているし、来週のレースが楽しみだ」

ページ
先頭へ