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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 3月18日 ヨーロッパ

RACE DATA

■概要
■大会名称:2018年第2戦ヨーロッパGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2018年3月18日
■開催地:ファルケンスワールト(コース長:1,750m)

REPORT

ファン・フォルベークが第1ヒートを3位でフィニッシュ

FIMモトクロス世界選手権第2戦ヨーロッパ・グランプリがファルケンスワールト(オランダ)で開催された。刺すような寒さのもとで行われたこのレースでMonster Energy Yamaha Factory Racing Teamのファン・フォルベークとフェーブルはオープニングラップをトップ5圏内で終える。好調な走りを見せるファン・フォルベークは、すぐにコルデンホフ(KTM)とガイザー(ホンダ)をパスして3位に上がり、トップを走るアントニオ・カイローリ(KTM)に狙いを定める。一方、フェーブルはガイザーと5位争いを展開した後、これをかわすと、堅実なペースで5番手を走行する。摂氏マイナス11度で冷たい風吹きつけライダーたちが手の感覚を失う中で、ファン・フォルベークは見事3位、フェーブルは6位でフィニッシュ。

第2ヒート、ファン・フォルベークは見事なスタートを見せると、ターン1でカイローリを追撃。予選レースでの見事な走りを再現するように徐々にペースを上げるが、激しくクラッシュ。バイクが路面にハードにヒットし、リタイアを喫する。この日のサンドコースをハイペースで走ることは大きな代償をもつこととなった。一方チームメートのフェーブルは9番手から激しい追い上げを見せて5番手まで上がると、レース後半のジャンプで下腹部と目を傷めながらも、なんとかポジションをキープしてフィニッシュした。フェーブルは総合結果でも5位に入った。第2ヒートをリタイアしたファン・フォルベークは10位となった。

Wilvo Yamaha Official MXGPのデュオ、ショーン・シンプソンとジェレミー・シーワーは第1ヒートではともに苦戦した。シンプソンはクラッシュの影響から、バイクを再走させることができずに完走を果たせずDNFとなった。シーワーは8位でフィニッシュ。

第2ヒートではシンプソンは流れを変えるためにパドックへ戻り、セッティングを変更。これが功を奏したシンプソンは厳しいサンドコースを着実に走行することが可能となり6位でフィニッシュし、総合結果では15位となった。一方、ルーキーのシーワーは着実さを見せて10位で走り切り、総合結果で8位となった。

FIMモトクロス世界選手権第3戦は3月25日、スペイン、バレンシアのレッド・サンド・サーキットで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

ショーン・シンプソン選手談(DNF/6位:総合15位)

寒さでプラスチックが凍ってしまいゴーグルのティアオフを剥がせなかった。その為ゲート位置が13番手と苦戦してしまい楽に走ることができず3度も大きなミスを冒してしまった。何が問題だったのかははっきりわからないが、バイクを再スタートさせることができずにDNFを余儀なくされた。ピットに戻ってバイクのセットアップを完全に変更した。結果に満足できなかったからだ。それで、バイクはまるで違うバイクに乗っているかのように完全に違う楽にライディングできるフィーリングになった。第2ヒートの終盤に何人かに抜かれたけど、それについては気にしていない。バイクのハンドリングと僕らが見出したものにすごくよろこんでいる。DNFと6位というのはすごい結果ではないけど、第1ヒートでも6位に入ることができたはずだと純粋に思っている。次はレッドサンドで、そこでまたトップ6に行けると思っているし、シーズン残りのレースでも行けると思っている。

ジェレミー・シーワー選手談(10位/8位:総合8位)

前節のアルゼンチンGPでクラッシュした後からバイクのフィーリングが向上している。この週末に走れるのかどうか、確信が持てなかったけど、カムバックした。速さは変わらなかったし、ペースに乗れていた。焦らずに行くことを決めていて今日は楽しめたし、またクラッシュすることがないように心がけた。総合結果で8位に入れたけど、ここ数週間あまりライディングできなかったので、これをすごくポジティブに感じている。この状況のもとでの自分の位置に満足しているし、MXGPクラスに慣れるように、そして各レースで進歩するように努めている。

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