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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 6月17日 ロンバルディア

RACE DATA

■概要
■大会名称:2018年第11戦ロンバルディアGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2018年6月17日
■開催地:ロンバルディア(コース長:1766m)
■天候:晴れ/気温31℃
■観客数:30,000人

REPORT

フェーブルが総合5位フィニッシュ

FIMモトクロス世界選手権第11戦ロンバルディア(イタリア)GPがオットビアーノで開催された。Monster Energy Yamaha Factory MXGPのロマン・フェーブルが猛暑の中で力走。再びトップ5フィニッシュを果たし、選手権ランキング3位にまた一歩近づいた。ジェレミー・ファン・フォルベークは第2ヒートで進歩を見せて8位に入り、総合結果で11位となった。Wilvo Yamaha Official MXGPのジェレミー・シーワーは予選レースで2位に入ると第2ヒートでトップ5フィニッシュと、ともにシーズン自己ベストを決め、総合結果で6位となった。

ロマン・フェーブルは2016年のMonster Energy MXGP of The USA(アメリカ・グランプリ)以来となるポールポジションを獲得し、高いモチベーションでロンバルディアGPに臨んだ。第1ヒートでスタートゲートが降りると、フェーブルはディフェンディング・チャンピオンのA・カイローリ(KTM)の直後につづいて第1コーナーへと進入する。カイローリを射程に収めつつ、フェーブルはレース中の最速ラップタイムを記録。その後、カイローリは8周目に勝利に向けて優位に立つ。7周にわたって2位を走行していたフェーブルが、MXGP選手権ランキングで3位を争う最大のライバル、C・ドゥサル(カワサキ)に絡まれ、転倒を喫したのだ。フェーブルは再びYZ450FMに跨り、6位でレースに復帰すると、ひとつ順位を上げて5位でフィニッシュした。一方、ファン・フォルベークは高温の中で調子を上げることができず、13位でフィニッシュするにとどまった。

Wilvo Yamaha Official MXGPのジェレミー・シーワーは、オットビアーノのソフトでラフなコンディションのもとで行われた予選レースでロマン・フェーブルに続く2位に入る健闘を見せると、第1ヒートでは8位でフィニッシュした。

第2ヒートでは、フロントランナー、フェーブルとシーワーはスタート直後の激しい争いの中で順位を落とし、オープニングラップをそれぞれ10位、11位で終える。30℃を超える暑さの中、フェーブルとシーワーは豪快な追い抜きを見せ、さらに前を行くライダーたちのミスを突いて順位を上げ、トップ7圏内へと浮上する。

レース中盤、シーワーは、M・ナグル(TM)、K・ストライボス(KTM)、そしてフェーブルといったスターライダーたちを抜き去り、3位を射程圏内に入れる。全力を出し切ったルーキー、シーワーは結局5位でフィニッシュした。

トップ5をシーワーと争ったフェーブルは6位で、ファン・フォルベークは、8位でフィニッシュした。

怪我により1カ月以上にわたってレースから離れていたWilvo Yamaha Official MXGPのシンプソンは、レースに向けたバイクのセットアップで苦闘。予選レースおよび両決勝レースを前にいくつかの変更を加えた。決勝ではいくつかの不運なクラッシュを喫したシンプソン。今は気持ちを切り替え、昨年勝利を飾ったコースで開催される次のグランプリに集中している。

この後、FIMモトクロス世界選手権は第12戦が7月1日にインドネシアのパンガルピナン、第13戦は7月8日に同じくインドネシアのスマランでそれぞれ開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory Racing
ロマン・フェーブル選手談(7位/4位:総合5位)

「この週末の流れにはあまり満足していない。とくに昨日の予選レースで勝っているので、この週末に表彰台に上がれる速さがあることがわかっていたし。僕にとってはフラストレーションが溜まるものだったけど、先を見る必要があるし、この後2週間のブレークがある。足首を癒すにはちょうど良い。インドネシアではうまく行くことを期待している」

ジェレミー・ファン・フォルベーク選手談(13位/8位:総合11位)

「この週末、状況は少し良くなりつつあったと思っている。ただ、第2ヒートではかなり後方から追い上げて8位に入ったので良い感触が得られたけど、今も自分自身、かなり苦戦していると感じている。この厳しい時期に、僕についてきてくれているチームに感謝しなければならない。僕をコースに戻すためにすごく努力してくれているし、進歩するようにいつも努力してくれているので、すごく感謝している。このスランプから少しでも早く脱出できることだけを願っている」

Wilvo Yamaha Official MXGP
ジェレミー・シーワー選手談(8位/5位:総合6位)

「最初のプラクティスからすごく良い感触だった。バイクに若干変更を加えたけど、週末を通してすごく良くて、それにはすごく満足だ。昨日はホールショットを決めて予選レースで2位になった。いくつかの理由で、この週末は良いペースで走れたし、バイクは一年中で最高のフィーリングだった。どんどん良くなっているし、シーズン初のトップ5フィニッシュができて、また一歩踏み出した。これは自信につながる。たいへんな努力をしてくれたチームの皆にお礼を言いたい。今は海外戦が楽しみだ」

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