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スーパーバイク世界選手権 SBK

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 10月30日 カタール

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第13戦カタール大会
■開催地:カタール/ロサイル・インターナショナル・サーキット(1周 5.380km)
■周回数:レース1:17周(91,460km)/レース2:7周(37,660km)

レース1
■開催日:2016年10月29日(土)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:28度
■PP:J・レイ(カワサキ/1分59秒356)
■FL:C・デイビス(ドゥカティ/1分57秒371)

レース2
■開催日:2016年10月30日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:28度
■PP:J・レイ(カワサキ/1分59秒356)
■FL:C・デイビス(ドゥカティ/1分57秒431)

REPORT

ギュントーリが3位で今シーズン初の表彰台獲得

【レース1】

2016 MOTUL FIMスーパーバイク世界選手権最終戦の第1レース。S・ギュントーリが3位を獲得し、Pata Yamaha Official World SBK Teamに、同シリーズへの参戦再開以来、初めての表彰台をもたらした。チームメイトのA・ローズも7位獲得と健闘。

ロサイル・インターナショナル・サーキットで夕方、行われたスーパーポールで4位を獲得し、グリッド2列目から第1レースをスタートしたギュントーリ。序盤でT・サイクスと競り合ったあとこれをパス、さらにプッシュを続けてN・ヘイデンに迫ると6ラップにわたって表彰台争いを展開した。そして残り10ラップで3位に浮上。食い下がるヘイデンを残り6ラップで突き放し、3位をキープしてチェッカーを受けた。4年ぶりにスーパーバイク・カテゴリーに復帰したヤマハに、初めての表彰台をプレゼントした。

ギュントーリのチームメイトのA・ローズも、予選6位でグリッド2列目。序盤は3台による6位争いを展開し、ほとんどの時間帯で8位をキープした。前を行くJ・トーレスに何度も仕掛け、最終ラップでついに7位に浮上。そのままゴールして9ポイントを獲得した。

ギュントーリとローズは明日、現地時間17:30にウォームアップ走行を行い、21:00からの決勝に備える。

ギュントーリの連続表彰台をレッド・フラッグが阻む

【レース2】

Pata Yamaha Official WorldSBK Teamの世界選手権復帰イヤーは、まるでおとぎ話のように幕を閉じた。ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われたシーズン最終戦の第2レースで、S・ギュントーリは2位に浮上して順調に走行を続けていたが、8ラップ目に赤旗が提示されて中断。その後、行われた10ラップの第2ヒートでは激しい4位争いを展開し、表彰台は逃したものの歓喜のチェッカーを受けることとなった。チームメイトのA・ローズもまた、グリッド後方から追い上げてトップ10フィニッシュを決めた。

シーズン最後のレース。ギュントーリは好スタートを切って3位につけ、初めはT・サイクス、X・フォーレスと激しく競り合ったが、すぐにスムースなリズムに戻り一旦バトルは落ち着いた。その後、徐々にペースを上げて後続を引き離し、次の瞬間には前車をとらえて2位浮上に成功。ところがその矢先、1台のマシンがコースにオイルを撒いたため赤旗が提示されて中断となってしまった。

コースの清掃が終わるとすぐにレースは再開され、10ラップの第2ヒートがスタート。しかしギュントーリは出遅れて5位となり、さらに、新たに履き替えたタイヤが先ほどのような効果を発揮しなかったこともあって、まもなくJ・リーに先行を許して6位に後退した。ここから激しいチャージを再開したギュントーリは数ラップのちに4位まで挽回。しかしすでに残り時間は少なくなっており、表彰台までの道のりを埋めることはできなかった。それでも第1レースに続いて今季最高の成績をおさめて最終戦を終了。シリーズポイントを合計141に伸ばしてランキング11位を獲得した。

一方、いつも得意としてきたスタートで出遅れたローズ。第1コーナーでは3台が絡むクラッシュで大きくコースを外れてしまった。それでも転倒は免れて24位でコースに戻り、ここから懸命の挽回。激しいプッシュを続けて5台をパスしたところでレースは中断となった。

第2ヒートのグリッドは19位。今回は絶好のスタートを切って一気に4つポジションを上げ、さらに次々に3台をパスしてリズムをつかんだ。そして上位グループに近づくと7ラップ目で11位。トップ10フィニッシュを目指すローズは最終ラップで仕掛け、これに成功して6ポイントをゲットした。シリーズポイントは合計131。ランキング12位でシーズンを終了した。

2016シーズンは終了したが、2017シーズンへの準備はすでに始まっている。Pata Yamaha Official WorldSBK Teamはヨーロッパへ戻り、2回の冬季テストを行う予定。新しいシーズンは2月中旬、オーストラリアはフィリップアイランドで開幕する。

Pata Yamaha Official WorldSBK Teamは、シルバンの功績に感謝する。ワールドスーパーバイク・シリーズへの復帰に際し、シーズンを通してのハードワーク、献身的な姿勢、プロフェッショナリズムでYZF-R1の開発を支えてくれた。この最終戦でついに、彼の努力が完璧な形で結実した。Crescentおよびヤマハは、彼の将来の成功を祈る。

RESULT Race.1

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

【レース1】

S・ギュントーリ選手談(3位)

「最高のレースができてうれしいよ!予選から好調で、決勝でもスタート直後から良いリズムと良いペースをつかむことができた。序盤は限界ぎりぎりまでプッシュして何台かをパス。後半は後続を引き離して、本当にいいレースができたと思う。僕自身が5カ月近くもレースを離れていたこともあって、ヤマハのSBK復帰後、初めての表彰台を僕が獲得できたということをとてもうれしく思う」

A・ローズ選手談(7位)

「チームが今季初めての表彰台を獲得したことをとてもうれしく思っているよ!YZF-R1は確かに絶好調だったんだけれど、僕は残念ながらスタートで出遅れてしまい、そこから追い上げていくのにかなり苦労した。本来のポテンシャルはもっと高いところにあるとわかっているだけに悔しい気持ちでいっぱいだ。ここまでチームのみんなとともに頑張ってきたから、明日はもっと良い仕事をしたい。フィーリングはとても良くなっているので、好成績でシーズンを締めくくることが目標だ」

P・デニング、チーム・マネジャー談

「YZF-R1はプロダクション・マシンとして素晴らしいポテンシャルを持っているが、4年間の空白は予想以上に大きなものだ。復帰以来ずっと厳しい状況が続いており、そのなかかでも少しずつ上向いてきているとは言え、様々な理由でここまで結果に結びつけることができなかった。イモラでの転倒のあと非常に苦しんだシルバンが、こうして表彰台に上ったことは大きな喜び。そして同時に、このプロジェクトに関わってハードワークを続けてきたひとりひとりにとって、非常に大きな自信になった。シルバンはそこへ行くまでに何人かのベスト・ライダーたちをパスしなければならず、決して楽な戦いではなかった。しかしマシンもライダーも、まるでそのポジションが本来いるべき場所であるかのように好調だったのだ。改めて祝福を贈る。アレックスもまた、R1が表彰台に上ったことを心から喜んでいる。しかし同時に、トップ選手のだれもがそうであるように、立役者が自分でないことを残念にも思っている。そうだとしても、我々は彼が素晴らしいレースをしたと評価する。レースをよくコントロールし、決してあきらめず、最終ラップの最終セクションでトーレスをパスして順位を上げたのだ。ふたりとも明日のレースを楽しみにしている。2016年を今日のように素晴らしい形で 締めくくりたい」

【レース2】
S・ギュントーリ選手談(4位)

「レッド・フラッグは本当に残念。それまではユーズドタイヤで絶好調だったのに、新品に履き替えたあとは同様のペースが出なくなってしまった。第1ヒートはまさにパーフェクト。スタートも、その後の半分も完璧だったんだ。スタートはとてもうまくいって、そのあとの数ラップもなんの問題もなく上位をキープすることができた。2、3ラップ、トムを追いかけて、パスして、さらに後続を大きく引き離したところに赤旗。つまりそれまでは本当に好調で気持ちよく乗れていたんだ。 再スタート後も懸命に戦ったが、新しいタイヤは力が足りずペースが上がらなかった。赤旗がなければ表彰台に上れていたはずなので残念だけれど、昨日も含めて今回はシーズン最高の出来だった。このような形で最終戦を終えることができて、未来への準備もできたと思う」

A・ローズ選手談(10位)

「今日は残念な結果。でもこれが1年間の総括ということだ。いつもはスタートが得意なのに、今日はうまくできなかったことがとても残念。初めに出遅れてしまったことで、第1コーナーでは内側にファンデル・マーク、外側にサルバドーリがいて、僕は行き場を失った。そして3台で一緒になって、僕はコースを外れてしまったんだ。でもこれはレースのなかでの出来事のひとつ。それに赤旗中断が、僕にとっては逆に幸運だったとも言える。 再スタートではグリッド後方から、10ラップで10位まで追い上げた。ウイークのなかで最高のペースで、シルバンのそれにも追いつくことができたんだ。昨日までは彼のほうが断然、強かったので、今日はその差を埋められたことがとてもうれしいよ。全体的には悔しさが残る1年だったが、最後に初表彰台を獲得してチームのハードワークに報いることができたのはとても良かったと思う。僕自身はあまり良い成績が残せなかったけれど、今日も走り自体は悪くなかったし、ミスもなかったし、最善の形でマシンをピットに戻すことができた。気分も良く、健康で、シーズンのなかでも最高の状態にあるので、来年のための冬季テストが楽しみだ」

P・デニング、チーム代表談

「ワールドスーパーバイク・シリーズへの復帰は、ときによって非常に苦しいものだった。だから、最終レースの4位に少しがっかりしている自分が不思議なのだ。レースが中断になった時点のシルバンの順位とペースを見れば、最低でも、昨日に続いて3位表彰台は確実。それ以上に2位の可能性に期待していた。しかしもちろん、不平を言うわけにはいかない。再スタート後も力強さは変わらず、最終的に最高の形でシーズンを終えることができた。彼に、彼のチーム・クルーに、その努力と献身に感謝する。 アレックスのほうは、結果だけを見ればあまり良くはなかったが、第1ヒートの第1コーナーで危うく転倒というところを堪え、第2ヒートは19位からスタートして、わずか10ラップの間に10位まで挽回した。そしてそれ以上に重要なことは、彼のペースが昨日よりも格段に速くなり、ハイスピードと大きな自信を持って走っていたことだと思っている。 ヤマハ、チーム・パートナー、チーム・メンバーの全員に感謝。数週間後にはスペインでテストを予定しており、我々の2017シーズンが早くも始まる。今から待ちきれない気持ちだ」

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