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スーパーバイク世界選手権 SBK

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 5月29日 イギリス

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第7戦イギリス大会
■開催地:イギリス/ドニントンパーク(1周 4.023km)
■周回数:レース1:23周(92,529km)/レース2:23周(92,529km)

レース1
■開催日:2016年5月28日(土)
■コースコンディション:ドライ
■気温:17度 ■路面温度:33度
■PP:T・サイクス(カワサキ/1分26秒712)
■FL:J・レイ(カワサキ/1分27秒988)

レース2
■開催日:2016年5月29日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:15度 ■路面温度:27度
■PP:T・サイクス(カワサキ/1分26秒712)
■FL:J・レイ(カワサキ/1分27秒605)

REPORT

レース2でボービアが初めて走るドニントンでトップ10入り

【レース1】

ドニントンパークで行われている世界選手権スーパーバイク第7戦。その第1レースはPata Yamaha Official WorldSBK Teamにとって非常に残念な結果となった。A・ローズはそのホームレースを欠場。一方、怪我の治療が続いているA・ギュントーリに代わって出場したC・ボービアは、オープニングラップの最終コーナーでアクシデントがありリタイアした。

初めてのタイヤ、初めてのコース、初めてのマシンで好調な走りを見せていたボービア。フリープラクティスではセッションごとにペースを上げ、勢いをそのままにスーパーポールに臨むと、1分28秒617を記録して9位を獲得した。

ワールド・スーパーバイクの初レースをグリッド3列目からスタート。早々から果敢にプッシュして6位まで上がっていたが、オープニングラップの12番目のコーナーでミスがあり、リタイアを余儀なくされた。初挑戦は短い時間で終わってしまったが、ここまでの経験を通じて自信をつかんでおり、日曜日の午後3時から行われる第2レースで雪辱を果たす意気込み。

一方のA・ローズはフリープラクティス第3セッション終了後、それ以降の走行を取りやめることを決断。2週間前のセパンでの負傷が原因だ。体力面で負担の大きいドニントンにおいては、理学療法と痛み止めの注射を受けてもなお、3、4周の走行で肩に十分な力が入らなくなってしまう。YZF-R1を思うようにコントロールすることができなかったため、チーム、レース主催者、ワールド・スーパーバイクのメディカル・チーム、そしてローズ自身も同意し、欠場が決定した。ホームコースでの欠場は非常に残念だが、安全性を優先した判断。

【レース2】

Pata Yamaha Official WorldSBK Teamから初めて参戦したC・ボービアが、23ラップの決勝で見事トップ10入りを果たした。YZF-R1での走行はわずか3時間。若きアメリカンはイギリスのコースで輝きを放ち、チームとファンを歓喜させた。

第1レースでは転倒リタイアに終わったボービア。第2レースはより慎重にスタートしてグリッド・ポジションをキープ。3ラップにわたり9位を走行したあと、4ラップ目に8位に浮上した。その位置をレース中盤までキープしていたが、13ラップ目、3台によるバトルに敗れ10位に後退。その後は終盤にかけてペースを上げる好調ぶりを見せたが、順位は変わらず、10位でチェッカーを受け、6ポイントを獲得した。

チャンピオンシップの舞台はイタリアへ戻り、次回は6月17日、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われる。

RESULT Race.1

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

【レース1】
C・ボービア選手談(リタイア)

「スーパーポールは上がったり、下がったり! 最初に使った決勝用タイヤも好調だったけれど、終盤でより硬めの決勝タイヤを履くとフィーリングが格段に向上した。前方にジグリアーノがいたのでついて行き、少しペースを上げてみようとトライしたら大幅に短縮! しかもとても気持ちよく走ることができたんだ。そのあとスーパーポール用のタイヤに履き替え、さらにグリップが良くなると思っていたが、まったく初めて使うものなので、十分に信頼しきれないままミスをおかしてしまった。そういうわけで、決勝用タイヤでの記録でグリッドが決定したことはちょっと残念。それでも3列目なので悪くはなかったと思う。決勝は絶好のスタートで第1コーナーに飛び込んでいき、何人か抜いて、たぶん5位か6位まで上がっていたと思う。もちろん、‘いいレースになるはずだった’と言うのは簡単なんだけど、僕は確かにスタート早々から好調だったんだ。だからこそ、その最終コーナーでフロントが切れ込んでしまったことは非常に残念。そこまではサバドーリをとらえようと激しくプッシュし、最大限の努力をしていた。幸いもうひとつあるので、再度挑戦し、自分のミスを埋め合わせたい」

A・ギュントーリ選手談

「疲れたなんて言葉は控えめ過ぎるよ! チームのため、ファンのために走りたかったが、競争力も安全なペースもキープすることができなかったので仕方がなかったんだ。今日はあまり、お話できるようなことはない。ただ、走行は不可能。そうでなければ、ここではすべてをかけて好成績を獲得しなければならないからだ。今は体力と健康の回復に専念し、マシン開発の勢いと、僕自身の経験と学習を止めないためにもミサノでの復帰を目指したい」

P・デニング、チーム代表談

「アレックスの欠場は残念なことだったが、他の選択肢は考えられなかった。チームもヤマハも、彼が大変な努力を重ねてきたことをよく知っているし、彼自身が出場を確信していたこともわかっている。現実的には希望はかなわなかったが、チームのために、我々のプロジェクトのために、献身的で情熱的なサポートを続けてくれていることは称賛に値する。このところのYZF-R1開発によって、マシンはより速く、より安定性の高いものになっており、あとは体調万全のライダーによって表彰台にチャレンジできると考えている。その面でも今回の欠場は非常に残念なことなのだ。 キャメロンはここまで素晴らしい走りを見せ、開発面のフィードバックでも、またスピードそのものについても、新しい環境への順応性の高さをアピールした。アグレッシブなスタートからハードなチャージ。いかしゴダード・コーナーでミスをおかしてしまった。ここは簡単なコーナーではなく、デイビスもリーもそのことを再確認したようだ。キャメロンには明日、もう一度トライしてもらいたい」

【レース2】
C・ボービア選手談(10位)

「スタートから三分の一くらいまでは、実はかなり苦しんでいた。昨日はオープニングラップで転倒してしまい、コースとマシンの経験不足を痛感。そしてそのショックが、自分で思っていた以上だったということがわかったからなんだ。でもレース後半になるとマシンのフィーリングが良くなってきた。2台に抜かれたときには、このまま離されてしまうと思ったけれど、逆に少しずつ挽回し、近づいていくことができたんだ。あのときの気分は最高だったよ。つい想像してしまうんだけれど、もしも今日が昨日で、この好レースのあとで明日もう一度、新しい日を迎えるとしたら、もっともっと上のポジションを狙うことができるのに…。10位という結果に、心から満足しているわけではない。本当はもう少し上を目指したかった。それでもレース後半の感覚はとても素晴らしかったし、できれば最終ラップでひとりでもパスしたかったんだ。  このような素晴らしいチャンスを与えてくれたPataYamahaに、そしてここへ来させてくれたヤマハUSに感謝している。多くを学び、本当に楽しい週末だった。いつかまた、もう一度挑戦してみたい」

P・デニング、チーム代表談

「アレックスとシルバンを欠き、厳しい戦いであったことは間違いない。彼らは走ることはできなかったが、今日もここへやってきて、スポンサーやゲストたちと語らいながら我々を支えてくれた。 キャメロンは素晴らしい仕事を成し遂げた。ワールド・スーパーバイクの才能は確かなものだ。初めてのマシン、初めてのチーム、初めてのタイヤ。すべてが初めての環境に飛び込むことは決して容易ではないが、彼はそれを完璧な形でまとめ上げた。もしも昨日の第1レースで23ラップを走ることができていたら、今日はもっと良くなっていただろう。いずれにしても、初めてのワールド・スーパーバイクでトップ10入りを果たしたことを、責めるものなど何もない。キャメロンの努力と、彼のような才能あるライダーを貸し出してくれたヤマハUSのキース・マッカーティとそのチームに感謝する」

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