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スーパーバイク世界選手権 SBK

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 6月19日 イタリア

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第8戦イタリア大会
■開催地:イタリア/ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリ(1周 4.226km)
■周回数:レース1:21周(88,746km)/レース2:21周(88,746km)

レース1
■開催日:2016年6月18日(土)
■コースコンディション:ドライ
■気温:24度 ■路面温度:43度
■PP:T・サイクス(カワサキ/1分34秒037)
■FL:T・サイクス(カワサキ/1分35秒507)

レース2
■開催日:2016年6月19日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度 ■路面温度:38度
■PP:T・サイクス(カワサキ/1分34秒037)
■FL:A・ローズ(ヤマハ/1分35秒165)

REPORT

初出場したカネパが第1レース7位と健闘

ローズはレース2でファステストラップを記録

【レース1】

フリープラクティスで好調をアピールしながら、予選はレッドフラッグによって時間が短縮されたこともあり実力を出し切れなかったカネパ。決勝ではスタート直後から果敢にペースを上げ、オープニングラップで10位、2ラップ目には8位に上がってそのまま順調に周回を重ねていった。レース終盤になるとさらにペースを上げて7位へ浮上。YZF-R1でのデビュー戦で9ポイントを獲得する大健闘だった。

一方のローズは、予選で1分34秒641を記録して4位を獲得。好スタートのあと第2コーナーでのアクシデントをかわし、6位をキープしてオープニングラップを終了した。その後、2台を抜いて4位に浮上。8ラップにわたってそのポジションをキープしていたが、怪我の影響で十分なパワーを維持できなくなり徐々に後退した。それでもリタイアはせず、レース続行を決意。何とか本来のリズムを取り戻そうと最後まで懸命のプッシュを続け、13位でチェッカーを受けた。

【レース2】

怪我の影響が残るA・ローズ。第1レースのリベンジを狙って再度挑戦し、全21ラップのほとんどでトップ5をキープしたほかファステストラップも記録。最終的には8位でチェッカーを受けた。チームメイトのN・カネパはひとつ後ろの9位。

ローズは絶好のスタートから、すぐさま上位を目指し、2番手で第1コーナーへ進入。その後ひとつ下げたものの、3位をキープして順調に走行を続けながら、そのなかで1分35秒165のファステストラップも記録した。やがて5位へと後退したが離されずについて行き、6ラップ目には4位奪還を狙うも届かず。その後もハードなプッシュを続けて後続よりも1秒速いペースで走行、順調にトップ5をキープした。しかし終盤になると体力が落ち始め、追い上げてきた集団に対抗することができず、残り2ラップで3台に先行を許して8位となった。両レースの合計で81ポイントを獲得してランキング10位。

一方のカネパは、好スタートを切ったものの、1ラップ目に起きたクラッシュを避けて22位へと後退。しかし素早く挽回し、2ラップ目には一気に12位まで浮上した。その後も前を行くライダーたちより速いペースでコンスタントに周回を続けるも、なかなかチャンスに恵まれず。14ラップ目でようやく仕掛けて10位へ浮上し、終盤でさらにひとつ上げて9位を獲得した。レースのなかで合計13台をパスしたカネパ。Pata YamahaのYZF-R1でのデビュー戦で16ポイントを手中にした。

Pata Yamaha Official WorldSBK Teamはこのあともミサノ・サーキットに残り、MOTUL FIMスーパーバイク・ワールド・チャンピオンシップが主催する公式テストに参加する。次回、アメリカ大会はラグナセカを舞台に、7月8日から10日の日程で開催される。

RESULT Race.1

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

【レース1】
N・カネパ選手談(7位)

「スーパーポールではとても悔しい思いをした。レッドフラッグが出てしまったので、予選用タイヤでタイムアタックすることができなかったんだ。グリッド15位から厳しい戦いを強いられることになったが、初めから攻めて好スタート。1ラップ目で一気に10位まで上がり、ペースも十分に安定していたと思う。マシンのフィーリングは最後まで良い状態が続き、とくにラスト5、6ラップはライバルたちよりずっと速く走ることができたんだ。今日の結果には非常に満足。予選でもっと前へ出ていたなら、間違いなく上位陣に近づくことができただろう。デビュー戦で7位。ホームレースでイタリア人トップ。ヤマハのためにも好結果を獲得できてうれしいよ」

A・ローズ選手談(13位)

「上位を狙えたはずのレースでこのようなことになり非常に残念。最大の原因は僕の身体のコンディション。何しろ、セパンの土曜日以来、レース距離を走っていないのだからね…。手術のあとのドニントンでは数ラップがやっと。今回は出場を決意したわけだけれど、実際には10ラップや12ラップしか不可能だったんだ。ミサノはとくに身体への負担が大きいコース。僕の前にはファンデル・マークが走っていたんだけれど、表彰台のチャンスも見えていたので激しくプッシュしすぎてしまった。それが間違いで、僕はとうとうコースアウトしてしまったんだ。幸い転倒は免れたので、そのままコースに復帰。でもすっかりリズムを崩してしまい、挽回することはできなかった。トップ5は狙えたはずなんだけれど…」

P・デニング、チーム代表談

「このチームでのデビュー戦、そして昨年のカタール以来となるワールドスーパーバイクで大活躍を果たしたニッコロにおめでとう! 予選ではレッドフラッグの影響があり、ニュータイヤでのタイムアタックができずに悔しい思いをした。しかし今日は、グリッド15位からオープニングラップの混乱を避け、スムースかつコンスタントにペースを上げていくことができた。平均スピードではトップとの差が1秒以下。その結果として7位を獲得する大活躍だった。今日のレースが良い経験となって、明日はさらに前進することができるだろう。 アレックスも素晴らしい走りを見せてくれたが、残念ながら、それも半分までしか続かなかった。アスリートはときに、普通の人々よりも早く回復できると思いがちだが、結果を見れば、とくにハード・ブレーキングの場所やマシンの向き換えのところで、肩の弱さが複合的に響いてきてしまった。本来のペースをキープし続けることができず、最後まで楽に4位を走り切ることができなかったことは非常に残念だ。このあとも治療を続け、またマシンについても、少しでも乗りやすいものになるよう変更を加えることで、明日もう一度、挑戦できるようになるだろう。彼のコンディションが許す範囲で、コンスタントな走りを目指していきたい」

【レース2】
A・ローズ選手談(8位)

「昨日よりはずっと良かったよ。ポジションだけを見ればそれほどでもないし、最後の1ラップ半で3つも下げてしまったのは悔しいけれど、これは身体のコンディションが原因でどうすることもできなかったんだ。それでも今日は評価できることがたくさんあって、僕自身の走りも昨日より良くなっていてプッシュし続けることができたし、マシンのフィーリングも素晴らしかった。結果は8位。依然として、最初から最後まで思い通りにYZF-R1を走らせることができなかった点は非常に残念。早く完治し、マシンの性能をすべて引き出せるようになりたい」

N・カネパ選手談(9位)

「今日の結果にはあまり満足できないけれど、このレースウイークを通じてのパフォーマンスにはとても満足しているよ! ペースが安定していたし、ミスもまったくなかった。ただ不運だったのは、オープニングラップで転倒に巻き込まれて22位まで後退してしまったこと。それでも9位まで挽回することができたので、僕自身のペースはとても良かったと思うんだ。あのアクシデントがなければ、もっと上を目指せたはずだしね! このような素晴らしいチャンスを与えてくれたPata Yamahaのチームに感謝の気持ちを伝えたい」

P・デニング、チーム代表談

「ふたりの最終ポジションは最高のものではなかったが、様々なチャレンジを強いられたことを考えれば、チームもふたりも今日のレースに満足するべきだと思う。アレックスは明らかに、完治からはほど遠い状態。手術も回復も通常通りの過程を踏んでいるわけで、ミラクルを期待することなどできないのだ。それでも昨日と比較すれば、ずっとうまく走りをコントロールできていたし、ファステストラップを記録して終始、良いリズムをキープした。体力的に厳しい状況のなかで最後に順位を下げてしまったが、戦うべき目標が何もなくなれば、それ以上に期待することなどできないだろう。YZF-R1と完全に回復したローズのコンビなら、今日も間違いなく表彰台を狙えたはず。これが私たちが追求し続けるべき目標だと思っている。また、今回ニッコロをチームに迎えることができたことをうれしく思っている。彼の仕事ぶりは見事なもの! 予選と、今日のオープニングラップで不運に見舞われながら、素晴らしい走りで挽回。とくに終盤のペースは、トップライダーたちとも互角に戦えるものだった。技術面の理解度が非常に高いことが彼の強み。明日のテストでもマシン開発の手助けを期待している。 最後に、STK1000クラスで“Pata Yamaha”に初優勝をもたらしたL・マヒアスとそのチームにたくさんの祝福を贈る」

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