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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.18 11月10日 マントバ

 

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第18戦マントバ
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2021年11月10日
■開催地:マントバ(1,670m)

REPORT

イタリアのマントバで開催されたFIMモトクロス世界選手権第18戦(最終戦)が開催され、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーは、ランキング上位陣とバトルを繰り広げ、両レースをそれぞれ4位として総合4位、ランキングでも4位とした。また、チームメイトのグレン・コルデンホフとベン・ワトソンは、2021年の最終戦をそれぞれ総合7位と総合11位で終えた。

最終戦でシーワーが総合4位で、ランキング4位にジャンプアップ

Monster Energy Yamaha Factory MXGPの3選手はモントバでの最終戦を力強くスタートした。特にシーワーはタイムドプラクティスで3番手のタイムを記録してゲートの好位置を確保した。一方、コルデンホフとワトソンはそれぞれ9番手と14番手で予選を通過した。

予選でトップ3入りし十分な速さを備えていることを確認したシーワーは、レース1で好スタートを決めるとトップを目指しライバルたちに挑んだが、3番手を走行中の3周目に転倒。7番手でレースに復帰すると力強いライディングで順位を上げたが、さらにA・カイロ―リ(KTM)と5番手争いを展開中に接触してしまう。それでもすぐに再走を果たすと果敢な追い上げを見せて4位でフィニッシュした。

前戦のロンバルディアGPで得た知識を使ってYZ450Fのセットアップに変更を加えて臨んだコルデンホフは、レース1は中団からスタートするとチームメイトのワトソンを抜いて8位でフィニッシュ。一方のワトソンは、7番手でスタートしたもののリズムを掴むのに苦労して9番手に後退し、そのままフィニッシュした。

レース2、この日に得られるポイントで獲得できる最高位はランキング4位。カイロ―リがレース1でリタイアしたことで、シーワーは最後のレースを前に、J・プラド(KTM)と同ポイントの4位タイに並んでいた。

そのレース2でシーワーはトップ6スタートを決め、B・ボジャーズ(GASGAS)を素早くパスして5番手に上がると、5周するまでにプラドを抜き去って4位でフィニッシュして総合4位となった。一方、コルデンホフとワトソンはそれぞれ8位と14位でレースを終えた。

激しく、チャレンジングな2021年FIMモトクロス世界選手権の全戦を終了し、シーワーはヤマハ勢トップとなるランキング4位、コルデンホフはランキング7位、そしてワトソンは自身初となる最高峰クラスでのシーズンをランキング11位で終えた。

Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームはこの後、2022年に向けたオフシーズンテストを前に、短いオフに入る。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ジェレミー・シーワー選手談(4位/4位:総合4位)

「最後のグランプリは本当に良かったです。僕にはトップ3の速さがありましたが、そのトップ3の選手たちはタイトルを争っていたので、今日は120%の力でライディングをしましたが、彼らについていけたことは本当にポジティブなことです。バイクのセットアップと自分自身について、一歩前進したと感じているし、シーズンの大半で直面していた体調面の問題からようやく立ち直りました。また、ランキング6位で今日を迎えて、最終的に4位で終えることができました。これはそれほど重要ではないことはわかっていますが、順位を上げてシーズンを終えることはポジティブなことです。今日は表彰台には立てませんでしたが、そこに近づくことができたのも、来シーズンに向けての自信とモチベーションにもつながっています」

グレン・コルデンホフ選手談(8位/8位:総合7位)

「今日はかなり良いスタートを切れました。先週末からバイクに大幅な変更を加えたのですが、これが僕にすごく合っていたのです。僕にとってはメンタル面で厳しいシーズンとなりましたし、今年の結果については僕自身だけでなく、周囲の人たちにとっても難しいとものとなりました。それでも決して諦めることなくハードワークを続けてきましたが、これは僕だけでなく、みんなが誇りに思っています。今は冬に向けた計画を立てており、さらに強くなって、来年はタイトル争いに加わりたいと思います」

ベン・ワトソン選手談(9位/14位:総合11位)

「正直言って、僕のMXGP初シーズンは厳しいものでした。成長もありましたが、課題も多くありました。重要なことは、僕が多くのことを学ばなければならないということです。今日のレースについては、望んでいた結果ではなかったので、複雑な気持ちです。でも最後のレースでのバイクの感触は良くなっていたので、これはこれからに向けてポジティブな点ですね」

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