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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 11月7日 ロンバルディア

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第17戦ロンバルディア
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2021年11月7日
■開催地:マントバ(1,670m)

REPORT

全18戦で争われるFIMモトクロス世界選手権。イタリアのモントバで開催された第17戦で、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーが奮闘し、総合5位に入った。チームメイトのグレン・コルデンホフとベン・ワトソンはそれぞれ総合11位と総合13位でグランプリを終えた。

ロンバルディアGPでシーワーが総合5位を獲得

レース1で、シーワーは5回目となるホールショットを決めるが、ポイントリーダーのR・フェーブル(カワサキ)と同2位のJ・ハーリングス(KTM)の先行を許して3番手に後退。素晴らしいスタートを見せたシーワーだったが、前を走るハーリングスがクラッシュしたため、これを避けきれず転倒。オープニングラップを15番手で終えることになったが、YZ450FMに再び跨ると集中したライディングで猛チャージを見せて5位でフィニッシュした。

レース2では、シーワーは今シーズン最高のライディングを見せ、ポイント圏外から果敢な追い上げを見せて5位でフィニッシュした。

グレン・コルデンホフはシーズン中、多くの時間を費やしてポディウムフィニッシュにチャレンジできるように様々なセッティングを試みた。コルデンホフはレース1ではトップ5スタートを見せる。だが、セットアップが最適ではなく、11位でフィニッシュした。

レース2を前に、バイクに変更を加えたコルデンホフは、改善を感じ取るものの、変更に適応するには時間を必要とした。レース終盤に良い感触が得られ始めたが、時間切れとなり12位でチェッカーフラッグを受け、総合では11位となった。

ベン・ワトソンは両レースとも、前を走るライダーがターン1で転倒するという不運に見舞われた。集団の後方からスタートしなければならないという非常に不利な状況にもかかわらず、レース1を17位、レース2を13位で終え、総合13位を獲得した。

Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームはこの後、マントバに戻り11月10日(水)に開催される2021年の最終戦となる第18戦に臨む。シーワーとコルデンホフは、それぞれシリーズランキング6位と7位に、ワトソンは11位につけている。

MXGP RESULT Race.1

順位ライダーマシン国籍タイム
1R・フェーブルKawasakiFRA35'37.282 18laps
2J・ハーリングスKTMNED1.116
3A・カイロ―リKTM.ITA3.724
4R・フェルナンデスHondaESP29.412
5J・シーワーYamahaSUI42.744
6J・プラドKTMESP54.447
7T・オルセンHusqvarnaDEN55.133
8T・ガイザーHondaSLO2.631
9M・ボワラムKawasakiFRA56.582
10A・ルピーノKTMITA1'00.761
11G・コルデンホフYamahaNED1'10.850
12B・ボジャーズGASGASNED1'14.043
13D・ライトHondaCAN1'15.534
14B・ファン・ドーニンクYamahaBEL1'22.186
15A・フォラトGASGASITA1'24.714
16S・シンプソンKTMGBR1'27.507
17B・ワトソンYamahaGBR1'28.090
18A・ヤシコニスHusqvarnaLTU1'33.885
19V・ブリリャコフHondaMFR1'36.488
20L・ロクルシオKTMVEN1'49.224

MXGP RESULT Race.2

順位ライダーマシン国籍タイム
1J・ハーリングスKTMNED35'41.191 18laps
2R・フェーブルKawasakiFRA19.089
3T・ガイザーHondaSLO22.178
4A・カイロ―リKTM.ITA23.986
5J・シーワーYamahaSUI25.224
6J・プラドKTMESP46.171
7R・フェルナンデスHondaESP50.742
8B・ボジャーズGASGASNED53.816
9A・ルピーノKTMITA58.452
10T・オルセンHusqvarnaDEN1'04.006
11J・ファン・フォルベークBetaBEL1'06.639
12G・コルデンホフYamahaNED1'08.917
13B・ワトソンYamahaGBR1'10.950
14D・ライトHondaCAN1'12.277
15H・ジャコビ HondaGER1'13.936
16B・パトュレルHondaFRA1'21.129
17B・ファン・ドーニンクYamahaBEL1'24.748
18V・ブリリャコフHondaMFR1'33.756
19A・フォラトGASGASITA1'50.043
20V・ギヨYamahaSUI1'58.425

RIDERS RANKING MXGP

順位ライダーマシンポイント
1R・フェーブルKawasaki661
2J・ハーリングスKTM658
3T・ガイザーHonda646
4A・カイロ―リKTM534
5J・プラドKTM532
6J・シーワーYamaha530
7G・コルデンホフYamaha416
11B・ワトソンYamaha281
14C・フランデレンYamaha203
16B・ファン・ドーニンクYamaha144
18A・トヌスYamaha119
21K・ストライボスYamaha105
26A・オストルンドYamaha50
29V・ギヨYamaha46
41D・フィリッパーツYamaha3
42M・デプレYamaha3
46T・ケレットYamaha1

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

順位コンストラクターポイント
1KTM792
2Kawasaki666
3Honda660
4Yamaha580
5GASGAS459
6Husqvarna336
7Beta212

COMMENT

Monster Energy Yamaha Factory MXGP

ジェレミー・シーワー選手談(5位/5位:総合5位)

「結果は望んだものではありませんでした。マントバは厳しく、好きなコースではないのですが、それでも表彰台に立つだけの速さはありました。今日は両レースをうまくまとめることができなかったのですが、ポジティブな点としてはレース1でホールショットを奪いました。でも、ハーリングス選手がクラッシュして、彼にぶつかり、集団の中を追い上げなければならなくなりました。レース2ではスタートを完全に失敗し、集団の中に埋もれて1コーナーに進入し、それから追い上げのレースとなりました。このような種類のコースでは、今年最高のライディングのひとつに数えられるものとなりました。水曜日の最終戦では上位で争えるようにこれから取り組みます」

グレン・コルデンホフ選手談(11位/12位:総合11位)

「また厳しい一日になりました。まずタイムドプラクティスでは17番手に留まりました。でも自分のスタートが良いことはわかっていたので、レース1は好スタートを決めることができたのですが、残念ながらコース上での感触が良くなく順位を落としました。レース2を前に、バイクのセットアップにかなり大きな変更を加えて良くなったのですが、それでも13番手か14番手あたりを争っていました。これは望んでいるポジションではありません。でも、水曜日の最終戦にはもっと自信を持って臨みたいと思っています」

ベン・ワトソン選手談(17位/13位:総合13位)

「大変な一日でした。予選で苦戦したため、両レースのグリッドが厳しい位置になりました。さらに両レースとも、自分の前を走っていた選手がクラッシュして、それにブロックされて集団の後方から追い上げなければなりませんでした。自分のライディングに問題はないと感じていましたが、MXGPクラスでは素早く順位を上げるスキルが必要です。レース2ではフィーリングが良くなり後方から13位まで上がりましたが、もっと上に行きたいので水曜日、またトライします」

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