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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 10月4日 ヨーロッパ

RACE DATA

■大会名称:第11戦ヨーロッパGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2020年10月4日
■開催地:マントバ・サーキット(1,660m)

REPORT

激しい争いとなったFIMモトクロス世界選手権第11戦で、Monster Energy Yamaha Factory MXGPの2人のライダー、ジェレミー・シーワーとゴーティエ・ポーリンが着実に得点した。体調が100%ではなかったシーワーが6/3位のスコアで表彰台に迫る総合4位に入り、ポーリンも両レースとも7位でフィニッシュして総合7位となった。

シーワーとポーリンがヨーロッパMXGPで着実に得点

マントバでの3連戦最後となる本大会。雨が降ったものの、結局コースは前2大会よりも乾き、フラットで速く走れる状況となっていた。ほとんどのライダーの走行ペースがほぼ同じペースであることから、好スタートが極めて重要となった。

レース1、シーワーはトップ15圏外の中団からスタートしたが、オープニングラップに驚異的な走りを見せて6番手まで浮上。すべてのライダーのスピードが同じであるため、追い抜きは困難を極め、ほんのわずかなミスも大きな代償を支払うことになる。シーワーは他のライダーのミスをついて4番手に上がるが、自身のミスによって6番手に後退してゴール。

同様のラップタイムで走行する他のライダーをパスするという同じ問題と格闘するポーリンは、トップグループと同じ速さを備えていたが、7番手まで挽回するのが精いっぱいだった。

レース2でシーワーは、ポーリンともに抜群に良いスタートを見せた。シーワーはトップ5圏内に位置すると、ポーリンも8番手につける。オープニングラップでトップのJ・プラド(KTM)が転倒したことから両ライダーはともに順位を上げた。

トップ5のライダーは、まるでスロットカーのように1本のラインを走行しており、大きな差はない。順位を上げるチャンスを待つシーワーに、その機会がやって来たのは最終ラップ。それを逃さずシーワーは3番手に上がり、シーズン11回目のトップ3フィニッシュを果たした。一方、ポーリンはサスペンションセッティングでバイクのハンドリングが改善できると感じていたものの、結局7位でゴールした。

シーワーは選手権ランキングのトップ3でのポジションを強化し、ポーリンは7位に浮上した。FIMモトクロス世界選手権、次戦は10月11日日曜日にスペインのマドリッドで開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

ジェレミー・シーワー選手談(6/3位:総合4位)

「正直言って、今日の身体はベストではありませんでした。それだけに、よくやった気がしています。レース1で何ポイントか失いましたが、幸いなことにクラッシュも、大きなミスもしませんでした。4位でフィニッシュできた可能性があり、そうなっていれば表彰台に上がっていたけれど、いずれにしても自分に何があるのかわかっているし、今、大切なのは自分を取り戻して、身体を正常な状態に戻すことです。自分には依然、速さがあるし、前を走るための良いバイク、良いクルーもいます。それでも確かな一日でしたし、確かなポイントを挙げましたし、まだ多くのレースが残っています。シーズンはまだ先が長いし、誰もが本当に大変になり始めています。僕らは依然、元気だし、スペインで勢いを取り戻すように、気持ちを立て直します」

ゴーティエ・ポーリン選手談(7/7位:総合7位)

「今日の自分の速さはすごく良かったです。ベストラップは3番手だったし、レースをしていて自分の速さが良いのがわかりました。今日はスタートが2度とも悪く、それがこの週末の結果です。2度のひどいスタートで、追い上げるのが本当にハードでした。レース1では15番手から7番手まで上がりましたが、これはかなり良かった。レース2はさらにちょっとハードになって、サスペンションがちょっと不快な動きをして、リズムがきちんとつかめませんでした。今日は追い抜くのも差を広げるのもすごくハードでした。スペインに向けて、スタートがもっと安定するように取り組まなければならないですね」

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