モトクロス世界選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.06 9月6日 イタリア
RACE DATA
■大会名称:第6戦イタリアGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2020年9月6日
■開催地:ファエンツァ・サーキット(1690m)
REPORT
イタリアのファエンツァで開催されるGP3連戦の初戦、FIMモトクロス世界選手権第6戦イタリアGPで、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーが両ヒートを2位で終え、総合2位となった。チームメイトのゴーティエ・ポーリンはヒート1をトップ5圏内でフィニッシュしたもののヒート2では激しいクラッシュを喫し、総合で9位となった。
ジェレミー・シーワーがイタリア・グランプリで総合2位
イタリアGP、ヒート1のスタートで、YZ450FMを駆るシーワーとポーリンは、共にトップ10圏内でゲートから飛び出した。ポーリンは当初、シーワーに先行していたが、オープニングラップのハイペースのドラマの中で9番手まで後退。一方、シーワーは初勝利を目指して上位につけた。
シーワーは、30分プラス2周で争われるレース全体を通してトップグループに位置し、全力でライディング。残り3周、ゼッケン「91」は、9度世界チャンピオンの座に就いたA・カイローリ(KTM)を鮮やかにパスして3番手に上がると、前を行くJ・プラド(KTM)の転倒で2番手に浮上する。
カイローリは最終ラップの順位奪還を試みるが、力走するシーワーはこれを寄せ付けず、2位の座を守り切ってチェッカーフラッグを受けた。一方、ポーリンは激しいトップ争いの影で、全17ラップをスムーズで着実なペースでライディングを続け、5位でフィニッシュした。
気温が摂氏30度をはるかに超えて上昇する中で開始したヒート2。シーワーは猛烈なトップ3スタートを見せると、ポーリンも力走してオープニングラップを4番手で終える。
プラド、J・ハーリングス(KTM)と1インチ以内の接近戦を展開したヒート1の興奮をそのままに、シーワーはヒート2でもハーリングスを追撃。グランプリを制したハーリングスに続く2位でヒート2をフィニッシュした。
一方、ポーリンはトップグループを射程距離に収めつつ、速いラップタイムを連発していたが、右ターンへのブレーキング時にフロントホイールが流れ、足が土手に触れてバイクから派手に投げ出されてしまう。自身のバイクがフェンスに突き刺さる程の大クラッシュを演じた後に、ポーリンは何と再びバイクに乗りレースに復帰。元気なライディングを見せて11位でフィニッシュし、総合9位となった。
予選で5番手のタイムを記録したアーヌー・トヌスだったが、この日のレースは精彩を欠いた。ヒート1を16位で終え、ヒート2はクラッシュによりリタイア。総合21位にとどまった。
両ヒートとも2位に入り、今シーズン2度目の総合2位となったシーワーは、シリーズランキングも5位に浮上。ポーリンは現在、7位につけている。
FIMモトクロス世界選手権の次戦は2日後の9月9日、イタリアのファエンツァで開催される。
MXGP RESULT Race.1
順位 | ライダー | マシン | 国籍 | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | J・ハーリングス | KTM | NED | 35:19.086 17laps |
2 | J・シーワー | Yamaha | SUI | 0:04.449 |
3 | A・カイローリ | KTM | ITA | 0:05.809 |
4 | J・プラド | KTM | ESP | 0:18.901 |
5 | G・ポーリン | Yamaha | FRA | 0:20.460 |
6 | R・フェーブル | Kawasaki | FRA | 0:27.508 |
7 | G・コルデンホフ | GASGAS | NED | 0:29.307 |
8 | T・ガイザー | Honda | SLO | 0:34.581 |
9 | M・エバンス | Honda | AUS | 0:39.860 |
10 | A・ジャシコニス | Husqvarna | LTU | 0:40.323 |
11 | C・ドゥサル | Kawasaki | BEL | 0:55.851 |
12 | J・ティクシエ | KTM | FRA | 1:00.828 |
13 | M・チェルベリン | Yamaha | ITA | 1:07.303 |
14 | C・フランデレン | Yamaha | NED | 1:11.471 |
15 | D・ウォルシュ | Honda | GBR | 1:14.633 |
16 | A・トヌス | Yamaha | SUI | 1:15.753 |
17 | N・ラプッチ | KTM | ITA | 1:16.595 |
18 | P・ラウヒェネッカー | KTM | AUT | 1:17.232 |
19 | I・モンティチェリ | GASGAS | ITA | 1:21.372 |
20 | A・ルピーノ | Yamaha | ITA | 1:26.492 |
MXGP RESULT Race.2
順位 | ライダー | マシン | 国籍 | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | J・ハーリングス | KTM | NED | 35:18.73117laps |
2 | J・シーワー | Yamaha | SUI | 0:01.973 |
3 | A・カイローリ | KTM | ITA | 0:07.461 |
4 | R・フェーブル | Kawasaki | FRA | 0:09.053 |
5 | T・ガイザー | Honda | SLO | 0:09.691 |
6 | J・プラド | KTM | ESP | 0:23.291 |
7 | M・エバンス | Honda | AUS | 0:45.795 |
8 | G・コルデンホフ | GASGAS | NED | 0:48.674 |
9 | A・ジャシコニス | Husqvarna | LTU | 0:51.293 |
10 | A・ルピーノ | Yamaha | ITA | 0:56.253 |
11 | G・ポーリン | Yamaha | FRA | 1:01.904 |
12 | J・ファン・フォルベーク | Honda | BEL | 1:04.954 |
13 | J・ティクシエ | KTM | FRA | 1:10.616 |
14 | H・ヤコビ | Yamaha | GER | 1:16.115 |
15 | M・チェルベリン | Yamaha | ITA | 1:16.624 |
16 | C・ドゥサル | Kawasaki | BEL | 1:22.626 |
17 | I・モンティチェリ | GASGAS | ITA | 1:27.375 |
18 | D・ウォルシュ | Honda | GBR | 1:35.006 |
19 | P・ラウヒェネッカー | KTM | AUT | 1:41.694 |
20 | C・フランデレン | Yamaha | NED | 1:53.115 |
RIDERS RANKING MXGP
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | J・ハーリングス | KTM | 263 |
2 | A・カイローリ | KTM | 203 |
3 | T・ガイザー | Honda | 196 |
4 | A・ジャシコニス | Husqvarna | 186 |
5 | J・シーワー | Yamaha | 178 |
6 | G.コルデンホフ | GASGAS | 173 |
7 | G・ポーリン | Yamaha | 155 |
13 | M・チェルベリン | Yamaha | 73 |
14 | A・トヌスY | amaha | 69 |
17 | C・フランデレン | Yamaha | 55 |
19 | H・ヤコビ | Yamaha | 48 |
23 | A・ルピーノ | Yamaha | 24 |
36 | T・コビントン | Yamaha | 3 |
37 | S・ベルナルディーニ | Yamaha | 2 |
CONSTRUCTORS RANKING MXGP
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | KTM | 270 |
2 | Honda | 231 |
3 | Yamaha | 217 |
4 | Kawasaki | 202 |
5 | Husqvarna | 189 |
6 | GASGAS | 187 |
COMMENT
ジェレミー・シーワー選手談(2位/2位:総合2位)
「こんな日に2位になれたんだから超いい気分ですよ。予想もしていませんでした。常にジェフリー(ハーリングス)に近いところに付けていたので、もう少しで勝てるところでした。ホルヘ(プラド)は、疲れが出るまで上手くライディングしていたので、彼をパスするまでに少し時間がかかってしまいました。手強かったけれど、自分の仕事ができたことには満足しています。それと、今は少し休みをとるのが待ち遠しいですね」
ゴーティエ・ポーリン選手談(5位/11位:総合9位)
「ここでのフィーリングはいいんです。速さがありましたし。前を行くライダーたちと一緒についていける速さはあったんですが、いくつかミスをしてしまい、ヒート1を5位で終えました。これには満足していて、レースとレースの間にうまくリカバーしました。ヒート2ではもっと上に行くことが目標でした。4番手に浮上したんですけど、その後大きなミスをして、フロントが流れて土手にフットペグが触れしまいました。そのため足がフットペグから離れてひどいクラッシュをしたんです。その後、すぐに立ち上がったんですけど、バイクがフェンスに突き刺さっていました。そこで25秒ロスして20番手から際スターをきり、11番手まで挽回。フィーリングは良いので、次戦の水曜日には、もっと上位を目指しますよ」
アーヌー・トヌス選手談(15位/DNF:総合21位)
「ひどい一日でした。ヒート1では、スタートを失敗。ゲートに進むのが早すぎて、それからリアブレーキに問題がありました。ヒート2では、スタートは改善したんですが、1周目にクラッシュしてしまい、集団の中を走行中に再びクラッシュ。足首を痛めてしまいました。レントゲン写真では問題ないので、ひどい捻挫かもしれません。経過を見ていきます。最良の状態になることを期待しています」