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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 8月16日 ケグムス

RACE DATA

■概要
■大会名称:2020年第5戦ケグムスGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2020年8月16日
■開催地:ケグムス・サーキット(1790m)
■天候:晴れ/気温:28℃

REPORT

モトクロス世界選手権第5戦は、ラトビアのケグムスサーキットで開催。Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームのライダー、ゴーティエ・ポーリン、ジェレミー・シーワー、そしてアーヌー・トヌスは、それぞれ7位、13位、14位でレースを終えた。

ゴーティエ・ポーリンがトップ7入り

3大会連続でのグランプリ開催地となったケグムスサーキットは、最終ラウンドとなる本大会に合わせてコースを若干変更した。タイトでツイスティなセクションが追加され、一部のライダーは自身の450ccバイクのギア変更を強いられた。

ポーリンもマシンセッティングに変更した一人だったが、早速ヒート1から好スタートを決め好調をアピール。痛めている右手の人差し指をかばいながらも、30分プラス2周のレースを通じて、上位グループのライダーたちとつばぜり合いを展開し、6位でフィニッシュした。

ちょうど3日前、前グランプリで2位表彰台に立ったシーワーは、ヒート1でのクラッシュにより集まった期待を台無しにした。転倒後、他のライダーが上を通過し、シーワーは一時的に呼吸困難になり、約25秒間にわたって動くことができなかった。呼吸ができるようになるとすぐに、再びマシンに飛び乗り、速いラップタイムを記録するが、3周目のウエーブセクションで再クラッシュした。また、チームメイトのトヌスは、第1ターンの混乱に巻き込まれるも、17番手まで挽回した。

ヒート2はスタートが問題となり、3選手全員がトップ10圏外となった。トップクラスのライダー達のレベルは拮抗しており、追い抜きは非常に難しくなっている。ヒート1での負傷による痛みをこらえながらのライディングしたシーワーは15番手から追い上げ、7位でフィニッシュ。これに10秒遅れの8位にポーリンが続いた。またトヌスは、12位となって9ポイントを獲得するにとどまった。

結局、ポーリンは総合7位、シーワーは13位、トヌスは14位で厳しい一日を終えた。FIMモトクロス世界選手権の次戦は9月6日にトルコで開催。シーワーはMXGP選手権ランキング6位、これに5ポイント差でポーリンが8位、そしてトヌスは13位につけている。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

ゴーティエ・ポーリン選手談(6位/8位:総合7位)

「今日はハードな一日でした。スタートが良くなるようにチームと一緒にマシンに手を加えて、ヒート1のスタートは良かったのですが、コースでは狙い通りにはいかずにトップ3には届きませんでした。言い訳はできませんが、指がまったくいうことを聞かなかった。ここ2戦ではこれについて話していませんでしたが、大きなバンプではブレーキをうまく使えずにラインを外してしまうことがあり、怖い思いもしました。まだまだ結果に満足できないので、今回のレースを糧にここから立ち直りたい」

ジェレミー・シーワー選手談(DNF/7位:総合13位)

「もちろん、今日は満足していません。タイムドプラクティスではいい感じだったし、ヒート1のスタートもまずまずだったんですが、第3ターンで他のライダーのリアホイールにクラッシュし、それから誰かに後ろからぶつけられました。しばらく息ができずにもう動けないと思いましたがなんとか再度マシンに乗ることができました。でもまた大クラッシュしてしまった。コースのショートカットを防ぐために建てた壁にぶつかりハンドルバーを飛び越えたのです。ヒート2でも少し痛みが残り、バンプひとつでもそれを感じたけど、ライディングを続け7位に入れたことのは良かったです」

アーヌー・トヌス選手談(17位/12位:総合14位)

「いい気分ではないですね。ハードな一日でした。ターン1でクラッシュして、自分のペースを掴むことができずに17位でフィニッシュ。ヒート2では、コース上でまったくフィーリングが良くなかった。力が入らなくて、全体に良くなかった。少し休養して自分を取り戻し、次のレースに強くなって帰って来ますね」

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