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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月3日 アルゼンチン

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第3戦アルゼンチンGP
■開催日:2022年4月1日(金)フリー走行、2日(土)予選、3日(日)決勝
■開催地:テルマス・デ・リオ・オンド/アルゼンチン(4.806km)

CIRCUIT DATA

■コース長:4.806km
■サーキットレコードラップ:1分39秒019(2015:V・ロッシ)
■サーキットベストラップ:1分37秒683(2014:M・マルケス)
■2019年の優勝者:M・マルケス(ホンダ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、3年ぶりのアルゼンチンGPへ

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとF・モルビデリは今週末、2022シーズン3戦目となるアルゼンチンGPに出場する。ふたりは3年ぶりに訪れるアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドでのレースを楽しみにしている。

開幕戦は思うような成績を残せなかったものの、第2戦インドネシアGPでは本来の実力を見せて2位を獲得したクアルタラロ。この結果、ランキング3位に浮上しており、今回もまた上位争いを目指していく。3年前の同大会では8位に終わっているが、多くの経験を積んで世界チャンピオンとなった今、自信を持ってトップを狙う。

チームメイトのモルビデリは、第2戦インドネシアで14番グリッドから7位まで挽回。怪我も回復して本調子を取り戻しており、今回はさらなるランクアップを目指す。ブラジルにルーツを持つことから中南米で絶大な人気があり、今年も地元ファンの応援が期待される。Moto2で優勝を果たした2017年同様、ファンを喜ばせることが目標のひとつとなる。

2014年からMotoGPの開催地に加わったアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド。その2年前に改修され、中南米で最も近代的なサーキットとなった。高速コーナー(5つの左コーナーと9つの右コーナー)と1,076mのストレートを含むレイアウトにより多くのオーバーテイクが可能となり、エキサイティングな展開が予想される。2021年2月の大火災でパドックの大部分を焼失したが、その後、再建。新型コロナウイルス感染拡大の影響によるインターバルを経て、3年ぶりに訪れるこのサーキットを、各チームが楽しみにしている。

WithU Yamaha RNF MotoGP Team、自信とともに南米へ

第2戦インドネシアGPでは雨のなかで素晴らしいパフォーマンスを見せ、今季チーム・トップの10位を獲得したWithU Yamaha RNF MotoGP TeamのD・ビンダー。YZR-M1でテルマス・デ・リオ・オンドを走るのは初めてとなるが、トップ・ルーキーの座を守ることを目標に、ウイーク初日からコース攻略に取り組む。

チームメイトのA・ドビツィオーゾは、3年ぶりに訪れるアルゼンチンでポイント・ゲットを目指す、第2戦では好位置を走行中に電子制御システムの不具合がありリタイアとなっている。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談

「久ぶりのテルマスを楽しみにしています。2019年以来、誰もここを走っていないので、今年は全員がほぼ一線からスタートすることになります。個人的には最高のコースというわけではありませんが、今回はきっといい仕事ができると思っています。前回のインドネシアでは新しい試みを行い、それが功を奏してマシンのフィーリングが良くなりました。アルゼンチンでも同様の結果が得られるか、とても興味があります」

F・モルビデリ選手談

「前回のインドネシアでは、難しいコンディションのなかで後方グリッドから追い上げていい仕事ができました。チーム・クルーとともに経験を重ねたことで、あまり好ましくない状況のなかでもいい結果につなげることができたのだと思います。マシンのフィーリングもとても良かったので、今回も同じ感覚が得られるよう期待しています。久しぶりのテルマス・デ・リオ・オンドを楽しみにしています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「ようやく、またここでレースができます。地元ファンはMotoGPに非常に情熱的で、私たちが不在にしたこの3年間、エンターテイメントに飢えていたはずです。彼らにそれを届けることが、私たちの目標のひとつです。ここまでの2戦で、出場ライダー全員のタイムが非常に接近しており、その状況が毎回、変化することがすでにわかっています。しかしこのコースが私たちのマシンに合っていることは確かなので、それをアドバンテージとして利用し、いいレースができるよう期待しています」

WithU Yamaha RNF MotoGP Team

D・ビンダー選手談

「アルゼンチンGPがとても楽しみです。もう何年かぶりになりますが、前回ここを走ったときにはいい思い出を作ることができました。また2週間前のインドネシアでも10位を獲得してとてもハッピーな気持ちなりましたし、モチベーションも上がっています。第3戦への準備は整っています。またゼロからのスタートになりますが、ひとつひとつ積み重ねて前進していきたいと思っています。次のレースに臨めるということが、とにかくうれしいです」

A・ドビツィオーゾ選手談

「インドネシアGPは残念な結果になってしまったので、今回こそは上位獲得を目指したいと思っています。前回も好成績をあげる能力は十分にあったのですが、結局そのチャンスに恵まれませんでした。テルマス・デ・リオ・オンドはとてもユニークなコースです。しかもとても久しぶりなので、どんなコンディションになっているか気になるところです。それでも私たちは、きっとうまくいくと信じていますし、ヤマハに合った良いコースだと思っています」

R・ラザリ談(チーム創設者・代表)

「ビンダー選手が10位を獲得し、ドビツィオーゾ選手が電子制御システムの不具合によりリタイアしたインドネシアについては過去のこととしてリセットし、私たちは今、アルゼンチンGPに向けて準備を進めています。3年ぶりの開催なので、コース・コンディションを含めすべてのことが不確実な状況です。またビンダー選手にとってはYZR-M1で初めての走行ですし、ドビツィオーゾ選手も久しぶりに走ることになります。私たちはハードワークを継続し、チームとしてライダーたちを支えていきます。リセットし、ゼロから仕事に取組み、前進するのを楽しみにしています」

W・ズィーレンベルグ談(チーム・マネジャー)

「ここまで2戦を終えて、ふたり揃ってポイント獲得圏内を走っていることをうれしく思います。インドネシアでドビツィオーゾ選手のマシンにトラブルが出たことは残念でしたが、この経験を活かし、どうすればこのような問題を回避できるか、チームとして考えていかなければなりません。過去2年は、このサーキットを走ることができませんでした。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大を、より制御できるようになってきたこともあって、久しぶりにここに戻ってくることができました。テルマス・デ・リオ・オンダは中間的なコースと言え、ヤマハを含めすべてのマシンにいい走りが期待できます。つまりどれかひとつが突出しているというわけではなく、より平均的で、誰もがエンジョイできるコースなのです。セッティングがうまく決めたライダーがいい走りをするでしょう。まずは安定したコンディションを願うばかりです。久しぶりのアルゼンチンを楽しみにしています」

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