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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 6月29日 オランダ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第7戦ダッチTT
■開催日:2013年6月28日(金)予選結果
■開催地:オランダ/アッセン(4.542km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:16度 ■路面温度:18度
■PP:C・クラッチロー(1分34秒398/ヤマハ)

REPORT

クラッチローがMtoGP初のポール獲得、ロッシは予選4位

ヤマハ・ファクトリー・レーシングのV・ロッシが予選4位を獲得。午前中に行われたフリープラクティスはウエット・コンディションとなったが、午後からの予選はドライ・コンディションのもとで行われた。ロッシは最初のタイヤで、まず4位に浮上。予選セッション残り8分でピットインし、タイヤを新品に履き換えて再びタイムアタックに臨んだ。ベストラップを1分34秒974に伸ばしたロッシはトップに浮上し、ポールポジション獲得の可能性が高まったが、その後ライバルたちもペースを上げて激しい競り合いとなり、最終的には0.096秒差でフロントロウに届かず4位となった。スペインで行ったマシンテストで大きな収穫を得たロッシ。今回はウエット、ドライともに非常に好調で、常にトップグループに加わり力強い走りを見せている。

一方、フリープラクティス初日に転倒し負傷したJ・ロレンソは、昨晩、バルセロナで骨折した鎖骨の手術を受けた。今日の午後にはアッセンに戻って来ていたが、予選は欠席した。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・クラッチローが驚異的なパフォーマンス。モトGPで初めてとなるポールポジションを獲得した。またチームメイトのB・スミスも6位獲得と健闘し、チームは大きな手ごたえを感じている。

クラッチローはセッション序盤から果敢にアタック。1分35秒613で真っ先にトップに躍り出た。終盤で一時4位まで後退したが、冷静さをキープしながらアグレッシブに挑み続け、ベストラップをコンマ5秒も上回るペースでコースの最終セクションに入ると1分34秒398をたたき出した。カタールとカタルニアでは僅差でポールポジションを逃したクラッチローが、ついに自身初のポールポジションを獲得。しかも2位のM・マルケスには0.357秒の差をつけた。イギリス人ライダーのモトGPでのポールポジション獲得は、2002年のJ・マクウィリアムス以来の快挙。

チームメイトのスミスも、6位獲得で初めてのセカンドロウ。ムジェロで負傷した左手首に依然として痛みが残る状態ながら、1分35秒454のベストタイムを記録した。9ラップのなかで1秒もタイムを更新し、さらにはクラッチロー同様、最終ラップに余力を残し勝負をかけた。これによって決勝グリッドではロッシ、ペドロサと並ぶことになる。カタールとル・マンでは9位を獲得していたスミスにとって、今回の6位は自己最高のポジション。明日の決勝ではランキング10位キープを目指す。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 C・クラッチロー Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'34.398
2 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1'34.755
3 S・ブラドル LCR Honda MotoGP Honda 1'34.878
4 V・ロッシ Yamaha Factory Racing Yamaha 1'34.974
5 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'35.006
6 B・スミス Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'35.454
7 A・エスパルガロ Power Electronics Aspar ART 1'35.500
8 A・バウティスタ GO&FUN Honda Gresini Honda 1'35.508
9 R・ド・ピュニエ Power Electronics Aspar ART 1'35.622
10 N・ヘイデン Ducati Team Ducati 1'35.908
11 M・ピロ Ducati Test Team Ducati 1'36.866
12 J・ロレンソ Yamaha Factory Racing Yamaha 1'35.263
13 A・イアンノーネ Energy T.I. Pramac Racing Team Ducati 1'36.432
14 H・バルベラ Avintia Blusens FTR 1'36.490
15 A・ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati 1'36.524
16 D・ペトルッチ Came IodaRacing Project Ioda-Suter 1'36.695
17 K・アブラハム Cardion AB Motoracing ART 1'36.791
18 C・エドワーズ NGM Mobile Forward Racing FTR Kawasaki 1'37.143
19 B・スターリング GO&FUN Honda Gresini FTR-Honda 1'37.315
20 C・コルティ NGM Mobile Forward Racing FTR Kawasaki 1'37.625
21 Y・エルナンデス Paul Bird Motorsport ART 1'37.781
22 M・ラバティ Paul Bird Motorsport PBM 1'38.378
23 L・ペセック Came IodaRacing Project Ioda-Suter 1'38.704
24 I・シルバ Avintia Blusens FTR 1'39.077

COMMENT

V・ロッシ選手談(予選4位/1分34秒974/9周)

「スピード、ペース、パフォーマンス、すべてに満足しているよ!マシンのセッティングも非常に好感触。ただ1列目に残ることができなかったことが悔しい。もうちょっと頑張ってトップ3に入るだけのポテンシャルはあったと思うんだけれど…それでも、4位ということは今季最高のポジションだし、何よりペースがとてもいいから満足だよ。明日に向けて、これからもう少しセッティングのモディファイを行い、あとは天気が良くなることを祈るだけ。やっぱりドライ・コンディションでレースをしたいけれど、もしも雨になるなら完全なウエットになってほしい。ハーフ&ハーフは最悪だね」

M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談

「今シーズンで最高の出来。しかも我々は、彼が‘ポール・マン’ではなく‘レーサー’であることをよく承知している。今回はすべてのセッションで速さと安定性をキープし続けており、何の不安もなく明日を迎えることができる。先週のテストでチームのみんなが頑張った結果が、ここに表れたのだ。ホルヘの状態が気になっているが、その一方で明日の決勝を非常に楽しみにしている」

C・クラッチロー選手談(予選1位/1分34秒398/9周)

「モトGPで初めてのポールポジションがついに実現した。今はとても晴れ晴れとした気分だよ。もしもホルヘが怪我をしていなかったとしたら違う展開になっていただろうけど、コース上にいるライバルとしか勝負はできないわけで、僕は今日、その戦いに勝ったということ。ホルヘは転倒するまで素晴らしい走りを見せていて、一番のポールポジション候補だったから、彼とポール獲得争いができていたら最高だったんだけれど…。できることならいつか、彼と優勝争いをしてみたいと思っているんだ。

モンスター・ヤマハ・テック3チームにとっても、このポールポジションはとても重要。モトGPでサテライトチームがポールポジションを獲得することはあまりないことだからね。本当に厳しい戦いだけれど、僕らが最高のライバルたちと互角に戦えることを、もう一度証明することができたのは良かったと思う。今回はとくに、ドライ・コンディションでのマシン・パフォーマンスに悩んでいただけにうれしかったよ。最終のフリープラクティスはあまりうまくいかなかったんだけれど、マシンの挙動をしっかりコントロールすることができれば速く走れるはずだった。今は十分に自信を持って、明日の決勝に臨むことができる。ファンの皆さんが喜んでくれるような、素晴らしいバトルができたら最高だ。最後になったが、自己最高のセカンドロウを獲得したブラッドリーにも祝福を。身体の状態が万全でないなかでの大健闘。大きな一歩だ」

B・スミス選手談(予選6位/1分35秒454/9周)

「6位獲得、ほんとうにうれしいよ! このコースではドゥカティ勢が奮わなかった分、得した面もあるんだけれど、ポールポジションとの差が1秒だけだったのは満足できる結果。2列目からのスタートは、ファクトリー勢やカルにもついていくチャンスを与えてくれるだろう。決勝での一番の目標は、世界のトップのライダーたちと戦いながら、できるだけ多くを学ぶことだからね。でもアッセンは身体への負荷が大きいコースなので、とくに手首がこのような状態では、26ラップのなかで苦しい状況もあるだろう。‘クリニカ・モバイル’の先生たちが僕のために懸命に頑張ってくれて、できるだけ痛みを減らし、楽に走れるようにと治療を行ってくれたことに心から感謝している。

マシンはこのコースに合わせてベースが仕上がっており、十分に信頼している。決勝でどこまでやれるのか、今からとても楽しみにしているよ。そしてカルのポールポジション獲得おめでとう!彼はシーズン開幕以来、ずっと素晴らしい走りを見せてくれた。今日はモンスター・ヤマハ・テック3チームの強さを改めて確認することができたと思う」

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