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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.18 11月7日 バレンシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第18戦バレンシアGP
■開催日:2010年11月5日(金)1日目フリー走行、6日(土)予選、7日(日)決勝
■開催地:スペイン/リカルド・トルモサーキット

CIRCUIT DATA

■開設:1999年
■コース長:4.005 km
■サーキットレコードラップ:1分32秒582(2008年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分31秒002(2006年:V・ロッシ)
■2009年の優勝者:D・ペドロサ

REPORT

3冠を獲得したフィアット・ヤマハ・チーム、最終戦の地・バレンシアへ

前回のエストリルにおいてライダー、チーム、マニュファクチャラーの3タイトル獲得したフィアット・ヤマハ・チームは、今週末、スペインはバレンシアで行われるシーズン最終戦に臨む。J・ロレンソにとってはチャンピオンを決定してから初めての母国凱旋。一方のV・ロッシはこのレースで、7年間にわたったヤマハでの活動に終止符を打つ。

ブルノ以来、久しぶりに表彰台の頂点に戻ってきたロレンソは、母国ファンの前でのレースを非常に楽しみにしている。ここまでにポールポジション7回、優勝8回、そして表彰台を逃したのはわずか2回という目覚ましい活躍でチャンピオンを獲得しており、この最終戦でまた表彰台に上ることができれば、1シーズンの合計獲得ポイントの記録で、ロッシが2008年に成し遂げた373ポイントを上回りトップに立つことになる。意外にもロレンソは、バレンシアでまだ優勝経験がない。今シーズンはスペインの大会ですでに2回優勝を果たしており、この最終戦で‘ハットトリック’を決めたいところだ。

ロッシとそのチームスタッフたちは、このレースでヤマハとのパートナーシップを終了する。この7年間に合計116レースに出場。そのなかで46回の優勝を成し遂げ、4回の世界チャンピオンに輝いた。バレンシアでは6回の表彰台を獲得しており、そのうちの2回は優勝。最後の優勝は2004年、ヤマハに加入したその年に実現した。前回の表彰台獲得によってランキングでは3位に再浮上しており、怪我に悩まされた苦しいシーズンを振り返れば期待以上の成績と言ってもいいだろう。

例年、この最終戦には130,000人もの大観衆が詰めかける。スタジアム・スタイルの特徴あるコースは、タイト・コーナーが短いストレートでつなげられている。その一方で最終の長い左コーナーやハイスピードの第1コーナー進入などもあり、インフィールドのシケインや低速コーナーとコントラストを成している。

COMMENT

J・ロレンソ―“スペインでの最終戦は特別”

「ついにシーズンが終わる。僕にとっては、スペインのファンのみんなと一緒に迎える最終戦はとても特別なものになるだろう。故郷のマヨルカではすでに祝杯をあげているけれど、世界チャンピオンとして初めてスペインで走るということを誇りに感じているんだ。振り返ってみれば本当に素晴らしいシーズンだった。そしてしばらく優勝から遠ざかっていたあとで、先週、久しぶりに勝つことができたのもうれしかったよ。3冠も決まったので目標はすべて達成したことになるんだけれど、できることなら合計獲得ポイントの記録も更新したい。表彰台に上ればそれが叶うんだ。バレンシアでは優勝したことがないから、今回こそ実現させたいね」

W・ズィーレンベルグ―“集中力を切らさずに”

「最終戦も集中力を切らさずに臨まなければならない。ホルヘにとってはあまり相性の良いコースではないが、ここで好成績をあげて獲得ポイント記録を更新することができれば素晴らしいことだ。すべての目標を達成してしまった今、こうして新しい目標ができたことは良かったと思う」

V・ロッシ―“エモーショナルな週末”

「ついにここまで来た。ヤマハでのラスト・レースは、誰にとってもとても感動的なものになるだろう。いくつもの美しい思い出を作ってくれた僕らのパートナーシップを最高の形で締めくくるためにも、今回ももちろん優勝を狙っていくつもりだよ。この何年か、このコースではあまりいいところがなかったんだけれど、前回のエストリルではマシンのセッティングがまた良くなってきたので、その勢いをキープして臨むことができると思う。とにかく、この週末はとても特別なものになる。だからこそ、僕にできることはすべてやりたいんだ。前回でランキング3位に上がることができた。2位のダニはこのコースが得意だし、依然として19ポイントの差もあるが、逆転も決して不可能じゃない」

D・ブリビオ―“最高の形で終わりたい”

「最終戦はいつだって特別なものだが、今年はいつも以上に大切だ。バレンティーノにとって、そしてチームの多くのメンバーにとっても、これがヤマハで最後のレースとなる。だから最大限の努力をして、偉大なるこの歴史を最高の形で締めくくりたい。そのためのモチベーションは非常に高まっており、この最後の週末を思いきりエンジョイしたいと考えている」

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