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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報



ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 9月19日 アラゴン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第13戦アラゴンGP
■開催日:2010年9月19日(日)決勝結果
■開催地:スペイン/モーターランド・ アラゴン(5.078km)
■観客数:70.124人
■周回数:23周(116.794km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:23度 ■路面温度:39度
■PP:C・スト―ナー(1分48秒942/ドゥカティ)
■FL:D・ペドロサ(1分49秒521/ホンダ)

REPORT

ヤマハ勢、4・5・6位でゴール

スペインはアラゴン・サーキットでの初めてのグランプリが開催され、フィアット・ヤマハ・チームのJ・ロレンソとV・ロッシはそれぞれ4位と6位を獲得。ロレンソは今シーズン初めて表彰台を逃すこととなった。またヤマハとしては2008年の初戦カタールGP以降47戦にわたって、少なくともひとりが表彰台に立ってきたが、その記録がここで途切れることとなった。

チャンピオンシップ・リーダーのロレンソはグリッド2列目から好スタート。しかしC・ストーナー(ドゥカティ)が序盤から好調ぶりを見せつけてトップに立ち、見る見るうちにリードを拡大していった。その一方でロレンソはD・ペドロサ(ホンダ)に後ろからプレッシャーをかけられる形となり、3ラップ目には3位に後退。その後はグリップ不足に悩まされながらも懸命に3位をキープするが、N・ヘイデン(ドゥカティ)が後ろにぴたりとついて離れなかった。チャンピオンシップを考えてリスクをおかしたくないロレンソ。何としても表彰台を獲得したいという気持ちはあったが、最終ラップでヘイデンに仕掛けられると力及ばず、ついには先行を許すこととなった。その差はわずかコンマ1秒。ロレンソは4位でラインを通過し、表彰台獲得はならなかった。シリーズポイントではロレンソが依然としてトップをキープ。

一方のロッシは、肩の怪我も影響してマシンを作り上げることができず、ウイークを通じて問題に悩まされてしまった。決勝でも状況は改善されないまま、一時は9位まで後退。その後A・バウティスタ(スズキ)、M・シモンチェリ(ホンダ)をパスして7位に上がり、さらに最終ラップでドビツィオーゾ(ホンダ)が転倒したことで6位となった。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのB・スピースは、A・ドビツィオーゾとのバトルを制して5位を獲得。好スタートを切ったスピースは、オープニングラップでペドロサと競り合ったあと5位につけ、その後はヘイデンとロレンソの3位争いを追う展開となった。順調にハイペースをキープしてふたりに近づいて行ったが、いよいよ3位争いに加わろうというところでミスをおかし、離されることとなってしまった。この間にドビツィオーゾにも追いつかれることとなり5位争いが激しくなったが、スピースは最後の10ラップでさらに勢いを増し、トップスピードに勝るドビツィオーゾにブレーキングを遅らせて対抗。残り2周で一度先行を許したものの、最終ラップの第1コーナーで抜き返した。どちらもまったく引かない激しい競り合いだったが、スピースの力走が最終ラップでドビツィオーゾのミスを誘い、5位獲得を確実にした。これで今季5回目の6位以内獲得。シリーズポイントでは合計131ポイントを獲得して、依然としてランキング3位争いに加わっている。

一方、チームメイトのC・エドワーズはスタートで出遅れ、リズムをつかめないまま前半を終了。8ラップ目には青山(ホンダ)を、その3ラップ後にはM・カリオ(ドゥカティ)をパスして12位でゴールした。この結果、ランキングでは8位をキープしている。

次回は日本のもてぎ。ここから東アジア、オーストラリアを舞台に3週連続で行われることになる。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 C・スト―ナー Ducati Marlboro Team Ducati 42'16.530
2 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda +5.148
3 N・ヘイデン Ducati Marlboro Team Ducati +9.496
4 J・ロレンソ Fiat Yamaha Team Yamaha +9.580
5 B・スピース Monster Yamaha Tech 3 Yamaha +13.771
6 V・ロッシ Fiat Yamaha Team Yamaha +27.330
7 M・シモンチェリ San Carlo Honda Gresini Honda +28.511
8 A・バウティスタ Rizla Suzuki MotoGP Suzuki +35.254
9 M・メランドリ San Carlo Honda Gresini Honda +35.393
10 A・エスパルガロ Pramac Racing Team Ducati +35.467
11 H・バルベラ Paginas Amarillas Aspar Ducati +35.522
12 C・エドワーズ Monster Yamaha Tech 3 Yamaha +45.360
13 青山博一 Interwetten Honda MotoGP Honda +48.319
14 M・カリオ Pramac Racing Team Ducati +58.047

LAP CHART

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 J・ロレンソ Yamaha 284
2 D・ペドロサ Honda 228
3 C・ストーナー Ducati 155
4 V・ロッシ Yamaha 140
5 A・ドビツィオーゾ Honda 139
6 B・スピース Yamaha 131
11 C・エドワーズ Yamaha 70

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Yamaha 293
2 Honda 265
3 Ducati 195
4 Suzuki 72

COMMENT

J・ロレンソ選手談(4位)

「スタートはとても良かったんだ。でもレース中は、ニッキーがずっと後ろにくっついていて、それがすごくやりにくかった。4位という結果にも納得できないし、表彰台獲得の記録を更新できなかったことも本当に残念。でも今の僕にとって最も大切なのは、完走してポイントを獲ることなんだよね。レースはまだ5つ残っている。今回はあまりうまくいかず、言いたいこともいくつかあるけれど、また必ず好調を取り戻すよ。次はもてぎ。ヤマハのホームで好成績を挙げたいんだ」

W・ズィーレンベルグ、チーム監督談

「この何戦か、ライバルたちとの差を詰めるのに少し苦労してきた。だからこそ今日の結果が残念だ。我々はチャンピオンシップの大切な時期にあるからリスクをおかすことはできないが、失うものが何もないライダーたちもいるのだ。このことが今日のレースに表れたのだと思う。ホルヘは最後の数ラップはグリップが不十分で、フロントを激しくプッシュしていくことができなかった。その一方でニッキーのほうは明らかに好調で、ずっとぴったりついて来た。その結果、今シーズン初めて表彰台を逃すことになってしまったことは、もちろん残念。ホルヘがあれだけ頑張っても4位だったのだからね...。だから"チェンジ"の時が来たのだと確信した。次のもてぎについて真剣に考えなければならない。幸い、ホルヘが好きなコースだし、ヤマハはいつも好調な場所だ」

V・ロッシ選手談(6位)

「厳しいレースだった。ウイーク中ずっと、いろいろな問題に悩まされて、今日もまったくペースが上がらなかったんだ。僕なりに頑張ったけれども6位が精一杯だったよ。今回はヤマハ勢がみんな不調だったけれど、僕の場合は肩の怪我がさらに足を引っ張ることになってしまった。チームのみんなが、今日はとてもがっかりしてる。次の日本では、もっといいレースができるようにしたい」

J・バージェス、クルーチーフ談

「今回は初めからあまりうまくいかなくて、結局最後まで、良い方法を見つけられないまま終わってしまった。それに加えてバレンティーノの肩の問題もあった。セッティングの問題と両方が重なって、今日はこれ以上、どうすることもできなかったのだ。もちろん残念で仕方がないが、次につながるアイディアがいくつかある。次の日本では、もっといいレースができるだろう」

B・スピース選手談(5位)

「すごくいいレースだったよ!僕は今日みたいなレースが好きなんだ。だからもしも5位になれなかったとしても、僕にとっては最高におもしろいレースだった、とチームスタッフたちにさっき話したところ。ドビツィオーゾとの最後の4ラップの戦いがすごく良かった。彼の転倒は望んでいなかったし彼の怒りもわかるけれど、ふたりが真剣にぶつかり合ういい戦いだった。 最後までクリーンに戦ったが、ただ最終ラップで彼がミスをしてしまったということ。正直に言えば、僕自身もいつミスをしてもおかしくない状況だったよ。

最終ラップの第1コーナーで僕が前に出て、第8コーナーでまた抜き返された。11コーナー進入でもう一度抜いて、そのまま12コーナーへ行ったけれどラインを外してしまっていたんだ。だから彼が僕のアウト側を回らなければならなくなって、ついに転倒してしまった。彼も素晴らしい走りをしていただけに残念な結果だ。でも僕のほうも今日は好調だったよ。一時はニッキーやホルヘについて行ったんだからね。ホルヘにあそこまで近づくことができて、バレンティーノより前でゴールすることができた。それに今回もまたノン・ファクトリーのトップだから満足。またチャンピオンシップのことを考えても、たくさんのポイントを獲ることができて良かった。シーズン終盤を迎えるこれからの戦いがとても楽しみなんだ」

C・エドワーズ選手談(12位)

「全くいいところがなかった。このコースは大好きなのに、どうしてこんなことになってしまったのだろう。でもどんな理由があるにしても、僕は遅かったのだし、その原因を見つけることもできなかった。まずスタートが最悪。これで一気に順位を下げてしまい、最初の数ラップは、いつものリズムをつかむことができなかった。しかもタイムを上げていこうとするなかで、あちこちでミスをしてしまって、まるでまったく初めてのコースを走っているような気持ちになってしまったんだ。そのあと何とかリズムがつかめてからはペースも悪くなかったんだけれど、その頃はすでに時間を使いすぎてしまっていた。フロントに柔らかめのタイヤを履いたが、これが良くなかったようだ。昨日まではソフトタイヤで好調で、ハードだとコーナリングがまったくだめだったんだけどね...。確かに今日は昨日より気温が高かったんだけれど、そのせいにするわけにはいかない。僕のスピードが足りなかったことは間違いないのだから」

H・ポンシャラル、チーム監督談

「ベンの今日の走りの素晴らしさについては、言葉では表現しきれない。成績自体は今季ベストというわけではないが、レース展開は間違いなく最高のものだった。終始、限界までプッシュし続け、最後にドビツィオーゾに打ち勝ったのは本当に素晴らしい。レースファンたちにとっても、非常に見ごたえあるいいレースだったに違いない。私はレースのたびに成長していくベンに満足しており、今日はまさにその集大成と言ってもいいほど。彼は決してあきらめず、見事なファイティング・スピリットを見せてくれた。

その一方で、コーリンにとっては残念な展開になった。スタートも、その後の数ラップのリズムも悪く、ペースをつかんだころにはもう遅すぎた。それでも、このモーターランド・アラゴンでいい週末を過ごすことができたと思っている。モトGPレースのコースとして素晴らしい場所だし、パドックも充実している。来年また、ここを訪れるのを今から楽しみにしている」

MS開発部 MotoGPグループリーダー 中島雅彦談

「MotoGP初開催となるアラゴンサーキットは変化に富んだ難しいコースでセッティング作業にも苦慮しました。残念ながらYamaha勢にとって、ベストの結果を得るにはマシン戦闘力が充分でなかった中、バレンティーノ、ホルヘ、ベン、コーリンの4ライダーとも最後までベストを尽くしてくれました。厳しい結果を受け止め、敗因を分析した上で、次戦の日本GPに備えるつもりです。我々にとってもプレッシャーが掛かる重要な一戦となりますが、皆さんの期待に添える結果を目指して頑張りたいと思いますので応援宜しくお願いします」

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