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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 10月3日 日本

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第14戦日本GP
■開催日:2010年10月1日(金)1日目フリー走行、2日(土)予選、3日(日)決勝
■開催地:もてぎ/日本

CIRCUIT DATA

■開設:1997年
■コース長:4.801km
■サーキットレコードラップ:1分47秒091(2008年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分45秒543(2008年:J・ロレンソ)
■2009年の優勝者:J・ロレンソ

REPORT

フィアット・ヤマハ・チーム、ヤマハの本拠地・日本へ

モトGPは今週末からヨーロッパを離れ、日本、マレーシア、オーストラリアで3週連続の開催となる。その1戦目、フィアット・ヤマハ・チームのJ・ロレンソとV・ロッシは、ヤマハの本拠地・日本での活躍を目指す。

ロレンソは昨シーズン、ここもてぎでロッシをパスして優勝を飾っている。前回のアラゴンでは今季初めて表彰台を逃していることもあり、今回は表彰台への復帰を心に期す。シリーズポイントではダニ・ペドロサに56ポイントの大差をつけてランキングトップをキープしているが、最高峰クラスの初タイトル獲得を実現するためには、どんなミスも許されない。このことは、ロレンソ自身がよく自覚している。

ロッシもまた、もてぎには良い思い出を持っている。2001年の初優勝に続いて、ヤマハ加入後の2008年にもここで優勝し、そのシーズンは自己通算8回目のタイトルを獲得している。今年はしかし怪我のために万全の状態で臨むことができない。肩のダメージによって本来のライディングが妨げられており、とくに右コーナーの多いこのコースは身体への負担も大きくなってしまう。これに比べてマレーシアのセパンとオーストラリアのフィリップアイランドは、コースの性質上、いくらか走りやすくなると考えられるため、本人もシーズン終盤の戦いに期待をかけている。

もてぎ大会はここ2、3シーズンにわたって悪天候に見舞われている。2009年には雨のために予選がキャンセルされ、今シーズン序盤には噴煙の影響によってすべてのスケジュールが延期されており、今週末がその代替レースとなる。1997年にテストコースとして設計されたこのコースは、ある種、幾何学的なレイアウト。路面グリップは素晴らしく、しかも摩擦が大き過ぎない適度なもの。短いストレートをつなぐたくさんの2速コーナーがあるため、ブレーキングと加速とが好タイムの重要な条件となるだろう。

COMMENT

J・ロレンソ―“表彰台へ復帰する”

「もてぎはヤマハの本拠地。僕はここでレースができることをいつも誇りに思っているんだ。しかも去年はここでシーズン初優勝を実現できたので、シーズンで最高の思い出になっているよ。このコースが大好きだし、今回もきっといいレースができると思う。目標は表彰台に復帰すること。そしてもちろん少しでもたくさんのポイントを獲得することだ。1日目の金曜日から好調に走れるよう頑張るつもり。これからの3連戦をできる限り良い形でスタートしたい」

W・ズィーレンベルグ―“気を抜くわけにはいかない”

「前回のアラゴンでは、今シーズン初めて表彰台を逃してしまった。ライバルたちも力をつけてきているから、我々はここで、いくつかの課題をしっかりかたづけなければならない。ポイント上は依然として大きなリードを保っているが、レースではどんなことも起こりうるのだから、決して気を抜くわけにはいかないのだ。ホルヘはこのコースをかなり気に入っているようなので、なるべく早くセッティングが仕上がってくれることを期待する。目標はいつものように表彰台に上ること。そして大きなリスクをおかすことなく、できるだけ多くのポイントを獲得することだ」

V・ロッシ―“ベストを尽くす”

「アラゴンではM1のセッティングがうまくいかなかった上に、肩の怪我が影響してとても厳しいレースになってしまった。脚のほうは、もうほとんど普通の状態に戻ってきていて、ジョギングも始めたくらいなんだけど、肩は依然として問題が残っている。これは、しっかり時間をかけて適切な治療を受けなければ良くならないものなんだ。もてぎには、いくつかいい思い出が残っている。とくにチャンピオンを獲得した2008年のことは忘れられないよ。でも、今回ばかりは難しいかもしれない。これから3週連続でレースがあるけれど、このあとのふたつは僕にとって最高のサーキットだから好成績も期待できるだろう。今回はとにかく自分のベストを尽くして、結果を待つよ」

D・ブリビオ―“厳しい3連戦”

「バレンティーノは、体調が自分で思っていたほど良くなってこないことを悔しがっている。脚の骨折がほぼ完治しているだけに、とても残念なことだ。彼にとってアラゴンは厳しいレースだったし、ここもてぎも体への負担の大きいコースではあるが、マシンのほうは相性が良く、いつも好調に走ってくれるので期待したい。ここからの3連戦は誰にとっても厳しいものになるが、我々は今まで以上に懸命に仕事に取り組み、この終盤戦で好成績を残すことができるようにベストを尽くしたい。前回は残念ながら、背中の痛みのためにサーキットへ行くことができなかった。今もまだ少し痛みが残っているが、何とか頑張って日本へ飛んできた。仕事への復帰を楽しみにしている」

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