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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 2月4日 ヒューストン

RACE DATA

AMAスーパークロス 第5戦ヒューストン大会
開催日:2023年2月4日(土)
開催地:テキサス州ヒューストン
会場:NRGスタジアム

REPORT

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Teamのイーライ・トマックが、テキサス州ヒューストンのNRGスタジアムでハイパフォーマンスを見せ450SX表彰台の頂点に立った。今シーズン4大会を終えての3勝目は、トマックにとってキャリア47勝目となる。ジャスティン・クーパーは最上級クラスへのデビューを果たし7位。ディラン・フェランディスは不運にもメインイベント序盤にクラッシュ。再走することはできなかった。

250SXでは、ジョードン・スミスが、イースト開幕戦で3位フィニッシュ。さらにルーキーのハイデン・ディーガンも4位に入り、チームとしてシーズンの好スタートを切った。ネイト・スラッシャーも力強い走り出しを見せたが、サンドセクションで2度の転倒を喫し、15位でフィニッシュとなっている。

450SX
トマックがライバルを振り切り今季3勝目!

トマックは走り出しから強さを発揮し、予選を3番手で通過すると、参加したヒートレースでは2番手とした。メインイベントではホールショットを奪うが、チームメイト、フェランディスの転倒で赤旗が提示され、レースは中断となった。一列縦隊による時差式の再スタート後も、トマックはリードを続けるが、後続を引き離すには至らず、最大のライバルであるC・セクストン(ホンダ)からプレッシャーを受けたが、トマックは集中したライディングで猛烈なペースを披露。他を寄せ付けず、今シーズン3勝目をあげるとともに、ランキングでは2位のセクストンとの差を7ポイントに拡大した。

シーズン4戦目の大会で最上級クラスへのデビューを果たしたクーパーは、この日一日を通して進歩を続けた。予選を14番手で終えると、初の450ヒートレース(※ヒート1)は7番手でフィニッシュ。理想的とはいえないゲートにつくこととなったが、それでもひるむことなく、1周目を13番手で終えると、3周目までにトップ10圏内へと進出した。2021年250SX Westチャンピオンのクーパーは、その後も冷静なライディングを続け、最終ラップにひとつ順位を上げて7位でフィニッシュした。

フェランディスは、予選で2番手と好調な走り出しを披露すると、ヒート1に参加して4番手を獲得した。メインイベントの8番目のゲートピックと、難しいスタートを強いられ、トップ10圏内でバトルを展開していたが、不運にもレース序盤に激しいクラッシュを喫し、それにより赤旗が提示されることになった。フェランディスはAlpinestars Mobile Medical Unit(アルパインスターズ・モバイル・メディカル・ユニット)により現地で診断を受け、幸い問題なしとされたが、さらなる診断を受ける予定で、復帰については後日、決定される。

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Teamはこの後、2月11日にフロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催される第6戦に臨む。

250SX West
スミスが開幕戦で3位、ポディウムフィニッシュ

スミスはMonster Energy Star Yamaha Racing 250 Teamでの初レースで好調な走り出しを見せた。予選でチームメイトのスラッシャーに続く3番手に入ると、参加したヒートレース(※ヒート2)ではYZ250Fを駆ってトップフィニッシュ。続くメインイベントでは、この日それまでに見せた好スタートを繰り返すことはできなかったがプッシュを続け、2番手を巡りバトルを展開。しかし、レースの中盤、トリッキーなサンドセクションで転倒を喫してしまう。すぐに再走を果たしたスミスは、ディーガンの前で戦列に復帰して3位でフィニッシュ。2019年以来となる表彰台に立った。

この開幕戦でプロデビューを果たした17歳のルーキー、ディーガンはすぐに速さを見せた。予選ではグループBで最速タイムを記録し、総合タイムでは7番手を獲得。続いて参加したヒートレース(※ヒート2)でも4番手と堅実な結果を残した。メインイベントのスタートは思い通りに行かなかったものの、賢明なレース運びで順位を上げ、9番手から4番手まで浮上したところで15分プラス1周のレースを終え、デビューレースで4位という結果を残した。

スラッシャーも好調な走り出しを見せ、予選で2番手に入理、ヒートレース(※ヒート1)では2番手でフィニッシュし、メインイベントに向けてまずまずのゲートを得た。だがチームメイト同様、思うようなスタートができず、トップ10圏外の11番手につける。集中したライディングで追い上げるスラッシャーは6番手まで順位を上げるが、サンドセクションでミスし、転倒してしまう。13番手でレースに復帰したスラッシャーは再び追い上げて8番手まで浮上するが、不運にもサンドセクションで再び転倒し、15位でレースを終えた。

Monster Energy Yamaha Star Racing 250チームはフロリダ州タンパに向かい、来週末2月11日にレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス250SX East選手権第2戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(優勝)

「素晴らしい立ち直りのレースでした。先週末のクラッシュから復帰して、ここで優勝できたことは大きいですね。今夜はタイミングとラインの選択に本当に集中しなければなりませんでした。ここは我々が走る中でも一年を通して一番の高速コースで、このバイクが様々なコンディションで機能するのを見るのは本当に興奮します。今夜はかなりハードパックで、本当にハイスピードでしたけど、これまでのラウンドは基本的にその逆でしたので、順調に進んでいます」

ジャスティン・クーパー選手談(7位)

「一日を通してどんどん良くなりました。今、たくさんのことを学んでいるところですが、最初のレースで力を発揮できたのは素晴らしいことです。僕の目標はトップ10前後だったので、それを達成しました。最終ラップに順位を上げ7位でフィニッシュとなりましたが、レースの終わりに向かって良い感触を得ることができました。メインイベントではコースがかなりひどかったにもかかわらず、すべてが楽に進みました。僕にとって最初の450レースで一貫した走りができて、集団の中で順位を上げられたのでうれしく思っています。来週末のタンパが楽しみです」

250SX WEST
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

ジョードン・スミス選手談(3位)

「良い一日でした。今日はこのコースですごく楽に走ることができました。今まで走ったスーパークロスの中でも一番楽に走れているので、すごくワクワク、興奮しています。ウィークを通じてとても良いスタートができていたのに、メインイベントではちょっと失敗しました。ローレンス選手はすごく良かったですね。あそこまで行って彼とバトルするには好スタートは必須だし、サンドセクションでの転倒など論外です。今後もしっかりと準備してタンパに戻ります」

ヘイデン・ディーガン(4位)

「良い一日でした。走り出しから好タイムを記録して、プラクティスと予選ではグループBでトップでした。ヒートレースでは4番手と、これには満足しました。良いペースで走って、好タイムを重ねることができたし、コースも良く見ることができました。メインイベントは、ライン上でかなり緊張しましたけど、まずまずのスタートができて、その後はただただ奮闘して最後まで諦めませんでした。集団の中でプッシュし続け、僕にとって初めてのプロのスーパークロスレースで4位になりました。とんでもない夜でしたね! すごく満足しています」

ネイト・スラッシャー(15位)

「走り出しは順調でした。一日を通してバイクでの感触はかなり良かったのですが、残念ながらメインのスタートが悪く、それからサンドセクションで2度、転倒しました。かなりがっくり来ていますけど、それは忘れ取り組みを続けて表彰台に立ちたいと思います。表彰台に立てることはわかっています」

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