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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 5月13日 ソルトレイクシティ

RACE DATA

2023 AMAスーパークロス 第17戦ソルトレイクシティ大会
開催日:2023年5月13日(土)
開催地:ユタ州ソルトレイクシティ
会場:ライス・エクレス・スタジアム

REPORT

ユタ州ソルトレイクシティで開催されたAMAスーパークロス最終戦、Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックは前戦の怪我により欠場し、ランキングは2位でシーズンを終えた。

250SXは、East-West Showdown(※250東西決戦)が行われ、Monster Energy Yamaha Star Racingのリーバイ・キッチンが3位に入り、自身初のフル参戦となるシーズンをランキング3位で終えた。250SX Eastに参加するジョードン・スミスとヘイデン・ディーガンはそれぞれ5位と8位でフィニッシュ。トップ10フィニッシュを果たしたディーガンは、250SX Eastのランキング2位を獲得した。

450SX:トマックがケガのため欠場も、ランキング2位でシーズンを終了

コロラド州デンバーで開催されたAMAスーパークロス第16戦のデンバー大会のメインイベント中に、不運にもアキレス腱を断裂。これにより、ランキング2位に18ポイント差をつけ第15戦まで守ってきたポイントリーダーの座を奪われるとともに、この最終戦の欠場を余儀なくされた。

トマックは今シーズン、フルモデルチェンジを遂げた2023年型のYZ450Fで参戦。開幕戦から活躍し第15戦のナッシュビル大会までに7回の優勝、2位2回、3位2回で、11度の表彰台を獲得。第16・17戦はノーポイントとなったが、ランキング2位でシーズンを終えることとなった。

250SX:キッチンがウエストでランキング3位、ディーガンはイーストでランキング2位

キッチンは250SX Westの予選で4番手、続いて参加したヒートレース(※West Heat)では、ホールショットを奪ってトップに立つと、そのままレースをリードしてフィニッシュし、圧倒的な勝利を収めた。参加したヒートレースで多少雨が降ったため、そこでのコースの感触はつかんでいたものの、雨はEast-West Showdown(※250東西決戦)の直前になって本格的に降り出した。ここでも好スタートを見せたキッチンは3番手につけると、そのポジションを守ってフィニッシュ。初のフルシーズン参戦を、優勝1回、表彰台4回でランキング3位という成績で終えた。

スミスは走り出し早々から強さを見せ、250SX Eastのフリープラクティスをトップ、予選を2位で終えた。参加したヒートレース(※East Heat)ではスタートで5番手につけると、4番手でフィニッシュラインを通過した。East-West Showdownのスタートでは7番手だったものの、難しいコンディションの中で順位を上げて5位でフィニッシュした。スミスもYZ250Fを駆って充実したシーズンを過ごし、5回の表彰台獲得を含むランキング4位で選手権を終えた。

ディーガンは予選を5番手で終えると、250SX Eastのヒートレースでは、ホールショットからトップに立ってレースをリード。後続を寄せ付けずにシーズン2度目のヒートレース優勝を果たした。だがメインイベントでは、トリッキーなコンディションで残念ながら思うようなスタートができず、スタート直後は13番手につける。レース序盤の混乱の中でも冷静さを保ったディーガンは、集中した走りで7番手まで順位を上げる。その後は250SX Eastのチャンピオンとバトルを展開し、8位でフィニッシュラインを通過しランキング2位を確定。さらに、全戦トップ10圏内でフィニッシュし、3回の表彰台を含めてトップ5フィニッシュ6回という見事なデビューシーズンを終えたディーガンは、250ルーキー・オブ・ザ・イヤーの栄誉も得た。

Monster Energy Yamaha Star Racing 250チームが参加する次のレースは、5月27日にカリフォルニア州パラのフォックス・レースウェイで開催される2023年AMAプロモトクロス選手権開幕戦およびスーパーモトクロス世界選手権第18戦となる。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

250SX WEST
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

リーバイ・キッチン選手談(3位)

「予選4番手、ヒートレース優勝、そしてメインでは3位と、自分にとってはかなり良い一日でした。今日だけでなく、シーズン全体についてもとても満足しています。今年は自分にとって学んだことがとても多い一年だったので、来年は、毎戦優勝を目指すライダーのひとりとして戦うことができると思います。それをとても楽しみにしていますし、アウトドアシーズンもとても楽しみです」

250SX East
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

ジョードン・スミス選手談(5位)

「無事にスーパークロス・シーズンを再び走り切ることができたので良い気分です。全体としてとても良いシーズンでした。いくつかのレースを別にして、トップ5入りしましたし、表彰台を何度も獲得しました。何度か勝利に近づきましたけど、今年はそれができませんでした。夏のアウトドアとSMXでも努力を続けて、来年はタイトルを目指して戦えるよう準備を整えます」

ヘイデン・ディーガン選手談(8位)

「今日は本当に良かったです。ヒートレースで勝つことができて、もちろん興奮しました。来年に向けての自信にもなります。メインイベントでは雨が降り、ゲートで滑ってしまってうまく飛び出すことができず、後方から追い上げになりました。8番手まで順位を上げて、最終的にポイントランキング2位を確保しました。というのもアンスティ選手が目の前に居たからで、2位を得るためにはそこでフィニッシュする必要があったのです。ルーキーシーズンにポイントランキング2位、表彰台3回、そしてヒート優勝2回。すごく興奮しています!」

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