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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 3月18日 デトロイト

RACE DATA

AMAスーパークロス 第10戦デトロイト大会
開催日:2023年3月18日(土)
開催地:ミシガン州デトロイト
会場:フォード・フィールド

REPORT

ミシガン州デトロイトのフォード・フィールドで開催されたAMAスーパークロス第10戦450SXで、Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが困難な状況を乗り越えて3位フィニッシュし、再び表彰台に立った。

250SX East第6戦では、Monster Energy Yamaha Star Racingのネイト・スラッシャーが2位、ヘイデン・ディーガンはこのクラスで自身2度目となる3位表彰台に立ち、今シーズン3回目のダブル表彰台を達成。一方、ジョードン・スミスは残念ながらメインイベント進出を逃した。

450SX
トマックが3位表彰台、ランキングはトップから3ポイント差の2位

フォード・フィールドのハードパックで滑りやすいコースコンディションに加え、前戦インディアナポリスの前に痛めた首の筋肉の回復中のため、トマックの感触は100%ではなかった。そうした状況にもかかわらずトマックは、予選で5番手、続いて参加したヒートレース(※ヒート2)では4位でフィニッシュした。

メインイベントでは好スタートを決めて4番手につけると、2、3番手を争う複数のライダーのバトルに加わった。トマックは5周目に2番手に上がるが、次の周には4番手、そしてさらにその次の周には5番手にシャッフルされてしまう。

それでもトマックは、レースの折り返し点を過ぎたところで4番手に上がると、レース終了間際にトップの選手が転倒したことで3番手に浮上しそのままフィニッシュした。今シーズン7度目の表彰台に立ったトマックは貴重なポイントを獲得。残り7戦となった選手権で、ライバルに3ポイント差の2位と、タイトル獲得圏内につけている。

Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、ワシントン州シアトルのルーメンフィールドに向かい、3月25日に開催される第11戦に臨む。

250SX EAST
スラッシャーとディーガンが2・3位を獲得、ダブルポディウムを達成

スラッシャーはフォード・フィールドのチャレンジングなハードパックのコンディションですぐに強さを示し、予選で3番手に入った。スラッシャーはその後、参加したヒートレース(※ヒート2)で素晴らしいスタートを決めるとレースを圧倒。今シーズン3度目のヒートレース優勝を果たした。

メインイベントでポールポジションを得たスラッシャーは、スタートで4番手につけると、すぐにルーキーのチームメイトをパスして3番手に上がる。5周目には2番手に上がったスラッシャーだったが、トップを行くポイントリーダーは、すでに大きなリードを築いており、タイム差を詰めたものの届かず2位でフィニッシュ、ポイントランキングで2番手に上がった。

ディーガンも強力なパフォーマンスを見せ、ポイントランキングで順位を上げた。ルーキーのディーガンは予選でチームメイトに続く、自己ベストとなる4番手に入った。続くヒートレース(※ヒート1)ではロケットスタートを見せてホールショットを奪うが、チームメイトのスミスとバトル中にこれと絡んでしまい、2番手に後退しそのまま2番手でフィニッシュとなった。

メインイベントでは4番目のゲートピックを得たディーガンは、再び素晴らしいスタートを決めて3番手につける。すぐにスラッシャーにパスされたものの、17歳のディーガンは集中したライディングを見せ、レースの折り返し点を過ぎたところで、2番手のスラッシャーを追うライバルをパスして3番手に上がると、そのまま3位でフィニッシュし、250SX Eastのポイントランキングで3位に返り咲いた。

デトロイトで優勝経験のあるスミスは、素晴らしい走り出しを見せ予選でチーム最上位の2位に入る。だが夜のセッションではヒートレース(※ヒート1)で不運にもチームメイトと絡んで転倒するという厳しいスタートとなった。すぐに再走し、短いレース時間で遅れを取り戻すべく奮闘したスミスだったが、2度の転倒を喫し、LCQ(※ラストチャンスクオリファイヤー)参加を余儀なくされた。LCQではスタートの遅れを取り戻すべく力走するスミスだったが、メインイベント出場を許される順位にわずかに届かず、レースを終えた。

次回は3月25日、ワシントン州シアトルのルーメンフィールドで250SX Westの第5戦が行われる。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(3位)

「まずまずのレースでした。当然3位以上を望んでいましたが、インディでは顕著な痛みがあったので、先週からの挽回という意味では、今夜は良いバトルを繰り広げることができました。ポイントリーダーとは依然、僅差なのでプッシュし続けます」

250SX EAST
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

ネイト・スラッシャー選手談(2位)

「良いメインイベントでした。堅実なスタートを切りましたが、もう少しうまくやれたら良かったと思います。ジェレミー・マーティン選手に続いた時には、トップとのギャップは既に大きく開いていました。3、4秒詰めましたけど、それが精いっぱいでした。周回遅れのライダーが現れ始めたのでちょっとペースが落ちてしまったので、それからペースアップしなければならなくなりました。良いレースでしたが、僕らはもっと努力を続けていきます」

ヘイデン・ディーガン選手談(3位)

「今日はかなり良かったです。予選は今までで最高で、毎週末、で向上しています。ヒートレースは良かったし、最終的に2位でフィニッシュしました。メインイベントは素晴らしいスタートを決めて、3番手に上がるためにマーティン選手を抜かなければなりませんでした。パスした後、チャージし続けてスラッシャー選手をとらえようとしたんですが、すごくうまく走っていました。また表彰台に上がることができて、興奮しています」

ジョードン・スミス選手談

「僕らが望んでいたレースにはなりませんでした。チームとスポンサーに対して申し訳なく思います。一生懸命になりすぎると、こういったことが起こることもあるのです。体の方は無事で、ここを離れますが、妻と子どもとともに家に帰ってリセットして、また練習して、次のレースに備えます」

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