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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 2月11日 タンパ

RACE DATA

AMAスーパークロス 第6戦タンパ大会
開催日:2023年2月11日(土)
開催地:フロリダ州タンパ
会場:レイモンド・ジェームス・スタジアム

REPORT

Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが、フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催されたAMAスーパークロスの第6戦で、難しいコンディションにもかかわらず、トップ5フィニッシュを果たした。ルーキーのジャスティン・クーパーも再び堅実な走りを披露し、最上級クラス参戦2戦目を再び7位で終えた。

250SXは、ネイト・スラッシャーが、Eastの第2戦で2位に入った。ルーキーのヘイデン・ディーガンは2戦連続となる4位フィニッシュでランキング3位。ジョードン・スミスはマシントラブルに見舞われ15位に終わった。

450SX
トマックが5位、ランキングトップはキープ!

トマックはこの日、好調な走り出しを見せて予選を3番手で終えるが、予選終了後に降り出した雨により、コースはナイトセッションになると一変した。雨は日中に一旦止んだかに見えたが、250クラスのヒート2レースが行われている最中に再び降り出し、トリッキーなコンディションとなった。トマックは参加したヒートレース(※ヒート2)を3番手とし、続くメインイベントでは1周目を終えて7番手で戻って来た。ひるむことなく力走するトマックは、5番手まで順位を上げたところでフィニッシュ。ポイントランキングでは2位のC・セクストン(ホンダ)に2ポイントのアドバンテージを残して首位を守った。

クーパーは一日を通して進歩し続け、6番手で予選を終えた。ヒート1は滑りやすいコンディションで、タフなレースとなったが、2021年250SX Westチャンピオン、クーパーは安定した走りで7番手としメインイベントへと進んだ。14番目という理想的とはいえないゲートピックながら、クーパーは素晴らしいスタートを決めて5番手につけた。その後、2つ順位を落としたが、ヒューストンでのデビューレースと同じ7位でフィニッシュラインを通過した。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、延期となっていた第2戦のため、カリフォルニア州オークランドのリングセントラル・コロシアムに向かう。

250SX East
スラッシャーが第2戦で2位フィニッシュ

スラッシャーは堅実な走り出しを見せて予選を4番手とすると、予選終了後に雨が降り出し、レースはトリッキーなコンディションとなった。250クラス最初のヒートレースに参加したスラッシャーは強さを発揮してトップに立つと、そのままポジションをキープしてレースを制した。続くメインイベントでもスラッシャーはYZ250Fを駆り好スタートを決めると、すぐにリードを奪う。雨が再び降り出すが、スラッシャーは力走を続ける。だが残念ながらシリーズポイントトップのH・ローレンス(ホンダ)がレース終盤に差を詰め、最終ラップの最終コーナーでスラッシャーをパス。2位でのフィニッシュは望んだ結果ではなかったものの、先週末の15位から見事に立ち直り、ランキングでも7位に浮上した。

17歳の若手、ディーガンは周囲を驚かせる走りを見せ続けた。予選を9番手で終えると、続いて参加したヒートレース(※ヒート2)では強気の走りでホールショットを奪う。悪化するコンディションの中でも冷静さを保ち、そのままヒートレースで初勝利を飾った。メインイベントでも好スタートを見せたディーガンは3番手につけるが、3周目に順位を落とす。その後、同じくヤマハライダーのジャレミー・マーティンに迫られるが、賢明なライディングでポジションを守り、再び4位でフィニッシュ。ランキングでは3位に浮上した。

スミスは予選でチームをリードし、総合結果で2位とすると、続くヒートレース(※ヒート1)では序盤に転倒を喫するが、再走して追い上げ、2位でフィニッシュ。チームに輝かしい1‐2フィニッシュをもたらした。続くメインイベントで好スタートを決めたスミスだったが、サンドセクションで転倒してしまう。ひるむことなく17番手で戦列に復帰したスミスは、集中したライディングで集団の中で猛チャージを見せるが、不運にも最終ラップにマシントラブルに見舞われ、最後まで走り切ることができず15位にとどまった。

Monster Energy Yamaha Star Racing 250チームはこの後、西へと戻り、2月18日にカリフォルニア州オークランドのリングセントラル・コロシアムで開催されるAMAスーパークロス250SX Wesの第4戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(5位)

「自分のライディングについてはちょっと不調の一日でした。ナイトセッションは滑りやすく、まともにトラクションがかからないコンディションで、楽に走れる場所を見つけるのに苦労しました。全体としては、こういうコンディションについて今後のために多くのことを学びましたし、ポイントでリードしているので満足しています」

ジャスティン・クーパー選手談(7位)

「今日も手堅い一日になりましたが、コンディションは厳しいものでした。ヒートレースでは雨が降っていたし、その後のメインまでずっと降っていました。幸い、メインでは雨が止み、レースが進むにつれてコンディションが回復しトラクションも少し良くなりましたが、ヒートレースはちょっと怖かったですね。本当に滑りやすかったのですが、うまく走り切れてよかったです。メインでは自分らしいライディングができて、7位でフィニッシュしました。2レースでトップ10圏内に入って、これ以上は望めません。本当に良いスタートです。本当に速い選手たちなので、最初の2レースで自分がこの位置にいることに満足しています。ここから将来に向けて多くを学びたいと思います。

250SX EAST
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

ネイト・スラッシャー(2位)

「良い夜でした。ヒートレースで優勝して、それからメインイベントに臨んで、ホールショットはとれなかったものの、早い段階でリードを奪うことができました。堅実な周回を繰り返していたのですが、あと1周早く終わっていたらと思います。最終コーナーまでレースをリードしていて、苦い経験になりましたけど、このことで僕はもっとハングリーになります。アーリントンでは、最上位を狙います」

ヘイデン・ディーガン(4位)

「すごい一日でした。予選はそれほど良い感触ではなかったのですが、コースが大きく変わったので、ナイトセッションは大きく異なりました。ヒートレースではホールショットを奪って優勝。また勝つのはすごく良い気分ですね。それからメインイベントでは、好スタートを決めて2番手につけ、それから4番手となってからはスムーズで一貫したライディングができました。マーティン選手から残り数ラップというところでプレッシャーをかけられていましたが、ギャップを少し広げて、2週連続4位でフィニッシュすることができました」

ジョードン・スミス選手談(15位)

「今日は予選で2番手と本当に良い感触でした。一日中改善を続けていましたが、残念ながらメインイベントはうまくいきませんでした。これから立て直して、アーリントンでのトリプルクラウンには強気で臨みます」

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