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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 2月25日 アーリントン

RACE DATA

AMAスーパークロス 第7戦アーリントン大会
開催日:2023年2月25日(土)
開催地:テキサス州アーリントン
会場:AT&Tスタジアム

REPORT

テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムを舞台にトリプルクラウンフォーマットで開催されたAMAスーパークロス選手権第7戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが最初のメインイベントを制すなど、1-4-6位のスコアで総合3位に入り、シリーズが折り返し点に近づく中、ランキング2位に2ポイント差でランキングトップを維持してアーリントンを後にした。ルーキーのジャスティン・クーパーは、11-9-9位のスコアで総合9位と、再びトップ10フィニッシュを果たした。

250SX EASTでは、ネイト・スラッシャーが、今シーズン初のトリプルクラウンフォーマットのレースで、2-2-3位というスコアをマークし、今シーズン初勝利をあげるとともに、タランキングでもポジションを上げることとなった。ジョードン・スミスはタンパでのアクシデントから復活し、4-1-5位で総合2位に続いた。ハイデン・ディーガンは最初のメインイベントで転倒するも立ち直り、15-5-4位で初のトリプルクラウンを総合8位で終えた。

450SX
トマックがアーリントン・トリプルクラウンで3位

予選で4番手として上々の走り出しを見せたトマックは、最初のメインイベントでホールショットを奪い、そのままレースを制した。2回目のメインイベントでは期待したスタートは決められなかったものの、すぐに3番手へと順位を上げたが、トマックはその後ポジションを落として4位でフィニッシュとなった。この日、最終レースでトマックは再びホールショットを奪い、2回目の勝利に向けて力走する。だがレースが折り返しを迎える直前、不運にも転倒を喫してしまう。4番手で戦列に復帰したトマックは、トリッキーなコースコンディションの中でポディウムフィニッシュを目指したが、順位を落とし6位でチェッカーフラッグを受け、ランキングでは首位は守ったものの、総合3位でレースを終えることとなった。

YZ450F に乗り4 戦目となったクーパーは、予選は14番手にとどまったものの、最初のメインイベントでは堅実なスタートを見せて1周目を10番手としたが、レースを11位で終えた。続く2回目のメインイベントではスタートで11番手につけると、そこから追い上げ9位でフィニッシュ。ゲートポジションを上げることに成功した。そして3回目のメインイベントで、クーパーは素晴らしいスタートを見せて3番手につけるが、その後シャッフルされて7番手後退。結局9位でフィニッシュし、総合9位でトリプルクラウンを終えた。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、フロリダ州デイトナビーチに向かい、3月2日の土曜日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されるAMAスーパークロス選手権の第8戦に臨む。

250SX EAST
スラッシャー、アーリントン250SX Eastで今季初優勝を獲得

スラッシャーは走り出しからすぐに速さを見せてチームを引っ張り、予選を2番手で終えると、最初のメインイベントで好スタートを決めて、すぐに2番手につけると、そのポジションを最後まで守ってフィニッシュ。2回目のメインイベントでも好スタートを見せて3番手につけたスラッシャーは、2周目に前を行くディーガンをパス。トップのスミスの後方につけてて2番手のキープに努めて2位でフィニッシュした。

最後のメインイベントを前に、1位タイで並んだスラッシャーは、ホールショットを奪ってトップに立つと、2番手以下に大きなギャップを築いて行く。だが不運にもレース終盤にフープスで転倒を喫してしまう。それでも3番手で戦列に復帰したスラッシャーはそのまま3位を獲得して総合優勝を果たした。この今シーズン初勝利はスラッシャーにとってキャリア4度目の勝利であり、ランキングでは7位から3位へと前進した。

予選で4番手に入ったスミスだったが、最初のメインイベントでは第1コーナーで後方からヒットされて順位を落とし、1周目を終えて10番手とした。それでもスミスは集中したライディングで追い上げ、4位でチェッカーを受けた。最初のスタートから学んだスミスは、2回目のメインイベントでは強気のスタートからホールショットを奪ってトップに立つと、そのままレースをリードしトップでチェッカー。最後のメインイベントでも好スタートを決めたスミスは3番手につけ、レースの折り返し付近で2番手のライダーの背後に迫る。ところが不運にもそのライダーはトンネルジャンプの下で転倒し、スミスは行き場を失ってしまう。5番手で戦列に復帰し、そのポジションのままフィニッシュした。この結果、スミスは総合2位となり、今シーズン2度目の表彰台に立った。

プロのレース3戦目のディーガンは、AT & Tスタジアムのタフなコンディションのもとで好走を見せる。最初のメインイベントではオープニングラップを終えて14番手としたディーガンは、その後順位を上げるも、転倒を喫して15位。続く2回目のメインイベントでは理想的とは言えないゲートピックから素晴らしいスタートを決めると、チームメイトのスミスに続く2番手につけた。その後も懸命の走りを続けたディーガンだったがレースを5位でフィニッシュ。最後のメインイベントでは1周目を終えて6番手で戻って来るが、厳しいコンディションの中で4位でフィニッシュし、総合8位でこの日のレースを終えた。

チームはこの後、フロリダ州デイトナビーチに向かい、3月2日(土)、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されるAMAスーパークロス250SX East第4戦、およびスーパーモトクロス世界選手権第8戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(3位)

「いろいろあった一日でした。最初のメインではとても良いスタートが切れ、レース全体をリードすることができました。完璧なスタートとなったのですが、2回目のメインでは、スタートがうまく行かず苦戦して4位。3回目も再び素晴らしい位置につけたのですが、小さなミスをおかしてトラクションを失ってしまいました。トリッキーなコースでしたね。トラクションが良さそうに見えて、同時に滑りやすくもある。あのミスをしてがっかりしていますけど、表彰台に上がって終われたし、ポイントでは今もリードしているので満足でもあります」

ジャスティン・クーパー選手談(9位)

「僕にとってはまた厳しいレースになりましたが、プッシュし続けるなかで、いくつか進歩を遂げました。9位というのは望んでいた結果ではありませんが、難しいコンディションを走ることはよい経験になりました。これからも努力を続けます」

ディラン・フェランディス選手談(DNF)

250SX EAST
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

ネイト・スラッシャー(優勝)

「良い夜でした。最初のメインイベントで2位に入り、自分の走りにとても良い感触を覚えていました。2回目のメインイベントは、ベストのライディングではありませんでした。ちょっと引き締めて、それからジョードン選手とローレンス選手の間に挟まれていました。何度かジョードン選手をとらえましたが、うまく抜くことができず、それからローレンス選手が後ろから迫って来たのでポジションを守らなければならなくなりました。トリッキーでしたけど、再び2位に入れたので満足でした。最後のメインに向けて良い位置につけていました。ちょっとリードしていたのですが、皆ほとんど互角でした。その中で勝つには、最初から完璧にやらなければなりませんでした。トップに立って、10秒のリードを築いたのですが減速しました。その後、周回遅れに絡んでしまいましたが、それはそれ。もう少し良くなる必要がありますね」

ジョードン・スミス選手談(2位)

「タンパから良い復活ができました。最初のメインでは良いスタートが決められませんでした。うまく飛び出しましたが、第1コーナーで接触がありました。今日の第1コーナーは進入速度が難しかったですね。アウト側のライダーは速く抜けていき、イン側のライダーはまっすぐに入るので、第1コーナーは注意が必要だったのです。2番目と3番目のメインに向けて調整を加えましたが、これがうまくいきました。特に3回目のメインイベントがそうでしたね。レースに勝つこと、2位で表彰台に上がるのも良いことで、チームに1‐2を届けられたのは常に素晴らしいことでした」

ヘイデン・ディーガン(8位)

「初めてのトリプルクラウンを楽しめました。最初のレースはちょっと不運でしたけど、僕らは学び続けているし、それが目標です。来週のデイトナが楽しみで、すごくワクワクしていますよ!」

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