本文へ進みます
サイト内検索

AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 4月22日 イーストラザフォード

RACE DATA

AMAスーパークロス 第14戦イーストラザフォード大会
開催日:2023年4月22日(土)
開催地:ニュージャージー州イーストラザフォード
会場:メットライフ・スタジアム

REPORT

ニュージャージー州イーストラザフォードで開催されたAMAスーパークロス第14戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが2位に入り表彰台に立った。会場のメットライフ・スタジアム周辺に落雷があったため、メインイベントのスタートが1時間以上延期され、コンディションがドライからマッディに変わった。それでもトマックは賢明なレース運びを見せ、3戦を残し2位とのポイント差を11に拡大した。
250SXは、East-West Showdown(イースト・ウエスト・ショーダウン ※東西対抗戦)が行われた。メインイベントは、雨と落雷によりスタートがディレイ。結局、レースは12分に短縮して行われ、Monster Energy Yamaha Star Racingのヘイデン・ディーガンは荒れた展開の中で粘り強く走り6位。リーバイ・キッチンは雨の中で流れをつかむのに苦労して12位。ジョードン・スミスはコースアウトを喫して18位でレースを終えた。

450SX

トマックがポディウムフィニッシュし、ランキングではリードを拡大

この日の走行は、ドライコンディションながら低い気温のもとでスタートした。過去にメットライフ・スタジアムでの優勝経験のあるトマックへの期待が高まった。だが最初の予選で転倒を喫したため、残りの時間の走行を断念した。予選最終セッションに参加したトマックは7位に入り、予選総合結果でも7位となった。

参加したヒートレース(※ヒート2)では7番手からスタートして順位を上げ、4位でフィニッシュした。250SXクラスがメインイベントのスタートに向けて準備を進めていたところで、エリアに落雷の恐れがあるとの理由で、スタジアムでは全員に安全策をとるよう呼びかけられた。そして雷の脅威が去り、250SXのレースが終わると、午後11時直前に450SXのライダーがメインイベントのためにラインについた。

レースは17分に短縮されて行われることになった。激しい雨が降り続く中、トマックは好スタートを決めると、オープニングラップを3番手で戻ってきた。安定したライディングを見せるトマックは、レースの中間地点で3番手に約7秒差の4番手を走行するが、上位を目指してプッシュし続け、2番手のライダーをとらえると、14周目にこれをパスして2番手に浮上、そのままチェッカーフラッグを受けた。ヤマハYZ450Fで再びポディウムフィニッシュを決めるとともに、ランキングでは2位との差を11ポイントに拡大した。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームは来週末、テネシー州ナッシュビルのニッサン・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス選手権およびスーパーモトクロス世界選手権シリーズ第15戦に臨む。

250SX East/West Showdown

ディーガンがマディコンディションの中トップ6フィニッシュ

この日の走り出しはドライコンディションとなり、Monster Energy Yamaha Star Racingチームにとって望ましい状況となった。予選は地区ごとに分かれて行われ、ディーガンは250SX Eastで7番手とし、Eastヒートでは調子を上げて3番手を獲得した。

メインイベントではライダーたちがグリッドにつくが、落雷の恐れがあるため一旦、退避。1時間以上待った後、ライダーたちは再びグリッドについたが、コースはまったく異なる状況となっていた。ルーキーのディーガンは、この初めてのマディレースが自身の経験値になることを理解していた。レースは1周目を終えて11番手。序盤から前を行くライダーたちに素早く仕掛けたディーガンは、4周目までに7番手まで順位を上げる。その後、転倒を喫したものの、後続とは大きく差が開いていたため、ポジションを維持したまま再走を果たし、初めてのマディレースを6位でフィニッシュした。その堅実なライディングにより、ディーガンは250SX Eastでランキング2位を守っている。

250SX Westに参加するキッチンは、コースに慣れるのに苦労した。地区別の予選を7番手で終えると、同じく地区別のヒートレースで6番手を獲得した。雨が降り出すとキッチンは、コンディションの変化に期待した。ゲートが下りると、キッチンは最後尾の22番手でスタートするが、集中したライディングでの追い上げ開始。前を行くライダーたちを抜き去り、12分プラス1周のメインイベントで、12番手まで上がったところでフィニッシュした。現在、キッチンは250SX Westでランキング4位につけている。

アトランタでの行われた前戦で素晴らしいライディングを見せた250SX Eastのスミスは、ヤマハYZ250Fを駆って再び表彰台を目指した。地区別の予選で2番手のタイムを記録したスミスは、ヒートレースでは4番手。チームメイトのキッチンとは異なり、この時点まで素晴らしい状況で来ていたが、雨となったメインイベントのゲートが下りると17番手でスタート。順位を上げ、好ペースをつかんでいたが、残念ながらコースアウトを喫してしまう。コース外側部分が滑りやすかったため、レース復帰が非常に困難になってしまったスミスは18位でレースを終えるにとどまった。

この後、Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Eastチームは4月29日にテネシー州ナッシュビルのニッサン・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス250East第9戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(2位)

「エキサイティングなレースでした。このようなマディでのレースでは一体何が起こるのか、まったくわかりません。最も重要なことは、リラックスして乗り、良い流れをつかみ、そして確実に周回を重ねることです。さらに好スタートして、視界をクリアに保つこと。これは自分が大きな焦点を当てていたことのひとつです。それができたことはとても大きかったですね。あとはバイクをマネージメントすることがすべてで、私はそれを行うことができました。全体として良い一日でした。ポイントを獲得できましたし、2位に満足しています」

250SX East/West Showdown

Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

ヘイデン・ディーガン選手談(6位)

「ミスをおかして6位に終わったものの、全体としては満足しています。スーパークロスでは初めてのマディレースで、初めてのEast-West Showdown(イースト・ウエスト・ショーダウン ※東西対抗戦)で、最速ラップタイムを記録することができました。進歩していますし、来週末のレースが楽しみです」

リーバイ・キッチン選手談(12位)

「ニュージャージーでは一日中、よくありませんでした。マディなコンディションを本当に期待していたのですが、乗り方を忘れてしまっていたようです。結局、慎重にライディングして12位。今後もシーズンを力強く終えることを目指していきます」

ジョードン・スミス選手談(18位)

「走り出しが良かっただけに、全体としては残念な一日でした。最初の予選では最速で、2回目の予選では2度クラッシュしました。それでも2位。メインイベントでは、トンネルから出るとコースは水浸しでした。スタートで大量の水しぶきを浴び後退しました。何度か追い抜きをして、それからコースアウト。まるで氷のようでした。すごく滑りやすくて、コースに戻るのに時間がかかりました。決して望んでいた結果ではありませんでしたけど、これが現実。次のレースには、もっと強くなって戻ります」

ページ
先頭へ