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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 8月25日 チェコ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第11戦チェコGP
■開催日:2013年8月23日(金)初日総合結果
■開催地:チェコ共和国/ブルノ(5.403km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度 ■路面温度:38度

REPORT

ヤマハ勢、順調なスタート

ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ・ロレンソとV・ロッシは、フリープラクティス初日から絶好調。先日のプライベート・テストの成果がはっきりと表れた格好だ。ロレンソは第1セッション開始早々からトップに立ち、終盤にはラップレコードに1秒以内と迫る1分56秒698を記録。唯一、57秒台の壁を破って最後までトップ・ポジションを守りきった。午後からの第2セッションも同様の展開で、序盤からトップをキープしながらタイムを1分56秒538まで更新。終盤はセッティングのバリエーションを試すことに費やし、最終的には2位となった。トップとの差は0.038秒。

一方のロッシもペースをつかんで好調な走り。序盤で1分57秒425を記録して2位につけ、後半では1分57秒243まで更新した。そして第2セッションではさらにタイムを縮めて1分56秒726とし、総合4位を獲得。トップとの差は0.226秒だった。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・クラッチローとB・スミスは、それぞれ6位と7位を獲得。先週のインディアナポリスからヨーロッパ大陸への長旅を終えたあと、ふたりは素早く仕事に戻って好調な走りを見せた。

クラッチローにとって、ここブルノは思い出の地。1年前のこの大会でモトGPの初表彰台を獲得しており、今回も同様の成功を目指している。そして初日の午前中、フリープラクティス第1セッションで3位につける好調。同時に新型の燃料タンクとシートユニットのテストも行った。午後になると競り合いが激しくなり、クラッチローは1分56秒800のタイムで6位。トップとの差はわずか0.3秒。3位との差も0.2秒台と接近しており、決勝では今季5度目となる表彰台獲得に期待をかけている。

一方のスミスも好調で、両セッションともにトップ10入り。第1セッションで8位につけたスミスは、気温の上がった第2セッションで0.5秒も短縮して7位に浮上。前の6人はすべて、今シーズンすでに優勝か表彰台を獲得していることからも、モトGPルーキーのスミスの著しい成長ぶりが確認できる。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 S・ブラドル LCR Honda MotoGP Honda 1'56.500
2 J・ロレンソ Yamaha Factory Racing Yamaha 1'56.538
3 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'56.600
4 V・ロッシ Yamaha Factory Racing Yamaha 1'56.726
5 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1'56.733
6 C・クラッチロー Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'56.800
7 B・スミス Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'57.351
8 A・バウティスタ GO&FUN Honda Gresini Honda 1'57.401
9 A・ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati 1'57.754
10 N・ヘイデン Ducati Team Ducati 1'57.896
11 A・イアンノーネ Energy T.I. Pramac Racing Team Ducati 1'58.039
12 A・エスパルガロ Power Electronics Aspar ART 1'58.217
13 M・ピロ Ignite Pramac Racing Team Ducati 1'58.958
14 青山博一 Avintia Blusens FTR 1'59.178
15 H・バルベラ Avintia Blusens FTR 1'59.235
16 C・コルティ NGM Mobile Forward Racing FTR Kawasaki 1'59.288
17 C・エドワーズ NGM Mobile Forward Racing FTR Kawasaki 1'59.390
18 Y・エルナンデス Paul Bird Motorsport ART 1'59.539
19 D・ペトルッチ Came IodaRacing Project Ioda-Suter 1'59.719
20 R・ド・ピュニエ Power Electronics Aspar ART 1'59.799
21 M・ラバティ Paul Bird Motorsport PBM 2'00.338
22 K・アブラハム Cardion AB Motoracing ART 2'00.413
23 M・バウアー Remus Racing Team S&B Suter 2'00.730
24 L・ペセック Came IodaRacing Project Ioda-Suter 2'01.549
25 B・スターリング GO&FUN Honda Gresini FTR-Honda 2'01.746

COMMENT

J・ロレンソ選手談(初日フリー走行総合2番手/1分56秒538/19周)

「第1セッションから絶好調。第2セッションも序盤はとても良かったと思う。後半はセッティングをいろいろ試してみたが、これがあまりうまくいかなかったため、終盤でタイムを上げることができなかった。それでも明日に向けて方向性がはっきりと決まったので大きな成果。明日はもっと素早くペースを上げていけるだろう。ブレーキングが良くなって、コーナー進入がスムースになるはずなんだ」

V・ロッシ選手談(初日フリー走行総合4番手/1分56秒726/29周)

「このコースでは僕らは互角。というのも、去年はホンダのダニが優勝したものの最終ラップまでヤマハのホルヘと競り合っていたんだからね。ヤマハは間違いなく、ここブルノでいい走りができる。それに僕はこのコースが好きなので、インディアナポリスよりはずっと好条件なんだ。今日もとても順調。とくに午後は、マシンをモディファイしてさらに走りやすくなった。ソフト・コンパウンドのタイヤを履いて速く、ハード・コンパウンドでもいいペースをキープすることができた。上位はかなり接近していて、5、6台がコンマ数秒の差。天気予報を見るとあまり良くないようなんだけど、明日も明後日も晴れてほしいな」

W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談

「ブルノの初日。結果には非常に満足している。ホルヘはペースが安定しており、とても気持ち良く走れている。明日はもう少し調整を行いたいと思っているので、晴れてくれることを期待したい。決勝での好成績に向かって順調に歩んでいる」

M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談

「初日は順調。これからまたいろいろ試し、セッティングをできる限り向上させたいと考えているが、いずれにしてもスタートは好調だったと言えるだろう。先日ここでテストを行っているので、その分のアドバンテージがある。これを日曜日まで守り続けなければならない。今日はソフト、ハード両方のタイヤを試すことができた。どちらも悪くないが、ほんのわずか片方が優っているようだった。とても良い状態なので、このまま好調をキープしたい」

C・クラッチロー選手談(初日フリー走行総合6番手/1分56秒800/32周)

「ブルノの初日は楽ではなかったけれど、僕自身はとても安定しており、トップ6が非常に接近していたことは良かった点。ラップタイムも56秒台をコンスタントにキープすることができたので、この好調を明日以降にもつなげていきたい。マシンのほうは、もう少しセッティングの作業が必要。今はマシンの向き換えが思うようにいかない状態で、リア・グリップも少し気になっているので、モディファイを試せるように明日は何とか晴れてほしいのだけれど。1年前のこの大会で初めての表彰台を獲得した。あの成功を再現できれば最高。厳しい戦いになるだろうけど、僕のすべてを賭けるよ」

B・スミス選手談(初日フリー走行総合7番手/1分57秒351/32周)

「全体的には好調なスタート。ただフロントエンドにちょっと気になるところがあって、コーナースピードを上げていくためには、もう少しグリップが欲しい感じ。でも第2セッションになると、この問題もかなり改善されたんだ。ここはヤマハとの相性抜群のコースで、僕自身もYZR-M1のライディングを楽めている。それだけに、もしもフロントに自信を持って走ることができれば、もっと強くなれるはずなんだけれど…。57秒の壁を破るのは難しそうな状況だけれど、今晩データを分析して、そのための答えを探し出したい」

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