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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 8月18日 インディアナポリス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦インディアナポリスGP
■開催日:2013年8月17日(土)予選結果
■開催地:インディアナ州/インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(4.216km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:45度
■PP:M・マルケス(1分37秒958/ホンダ)

REPORT

ロレンソが予選2位、フロントロウ獲得

ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ・ロレンソが予選2位でフロントロウを獲得。ロレンソは15分間の予選セッション開始早々から好調をアピール。最初のタイムアタックでコースレコードを更新する1分38秒648を叩き出し、トップに躍り出た。その後まもなくしてM・マルケスに逆転されたが、フロントロウのポジションを守って後半戦へ。残り6分、リアタイヤを履き換えて再度タイムアタックに臨み、1分38秒471まで短縮して2位を獲得した。

一方、チームメイトのV・ロッシはセッティングを詰め切れず苦しい展開。セッション前半戦は1分40秒315で9番手。タイヤを履き換えて臨んだ最後のタイムアタックでは、それまでのタイムを1秒近く短縮して1分39秒356としたものの、順位を上げることはできなかった。明日の決勝は3列目からのスタート。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・クラッチローとB・スミスは、それぞれ4位、7位と健闘。決勝に向けて自信を深めており、上位争いが期待される。

クラッチローのベストタイムは1分38秒502。今季4度目のフロントロウが確実かに思われたが、予選セッション終盤でペドロサが0.017秒上回り、クラッチローは4位となった。決勝ではスペイン勢のマルケス、ロレンソ、ペドロサとのバトルに加わり、今季5度目となる表彰台獲得を目指す。

一方のスミスは4戦連続のトップ10入り。1分39秒255のタイムで一時はセカンドロウ獲得の可能性も見えたが、最終的に7位に留まった。今回もまたYZR-M1で多くの経験を積み、S・ブラドル(ホンダ)やロッシを抑えたことで自信を深めている。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1'37.958
2 J・ロレンソ Yamaha Factory Racing Yamaha 1'38.471
3 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'38.485
4 C・クラッチロー Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'38.502
5 A・バウティスタ GO&FUN Honda Gresini Honda 1'38.872
6 N・ヘイデン Ducati Team Ducati 1'39.142
7 B・スミス Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'39.255
8 S・ブラドル LCR Honda MotoGP Honda 1'39.313
9 V・ロッシ Yamaha Factory Racing Yamaha 1'39.356
10 A・ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati 1'39.555
11 A・イアンノーネ Energy T.I. Pramac Racing Team Ducati 1'40.042
12 C・エドワーズ NGM Mobile Forward Racing FTR Kawasaki 1'40.372
13 A・エスパルガロ Power Electronics Aspar ART 1'40.444
14 D・ペトルッチ Came IodaRacing Project Ioda-Suter 1'41.122
15 R・ド・ピュニエ Power Electronics Aspar ART 1'41.154
16 C・コルティ NGM Mobile Forward Racing FTR Kawasaki 1'41.334
17 H・バルベラ Avintia Blusens FTR 1'41.527
18 M・ラバティ Paul Bird Motorsport PBM 1'41.618
19 青山博一 Avintia Blusens FTR 1'41.665
20 B・スターリング GO&FUN Honda Gresini FTR-Honda 1'41.786
21 Y・エルナンデス Paul Bird Motorsport ART 1'41.807
22 L・ペセック Came IodaRacing Project Ioda-Suter 1'41.868
23 K・アブラハム Cardion AB Motoracing ART 1'42.165
24 B・ヤング Attack Performance Racing APR 1'44.472

COMMENT

J・ロレンソ選手談(予選2位/1分38秒471/8周)

「ペースは悪くない。満足しているよ。ライバルたちが決勝でどんな戦いをしてくるのか、僕らにはまだよくわからないけれど、僕自身はスピードをキープしながら安定したペースで走れると思う。マシンのほうもセッションごとに少しずつ良くなってきている。こうしてまたフロントロウに並ぶことができてうれしく思っているし、明日は表彰台を狙っていく自信もある。今回はマルク、ダニ、ステファンの強さが際立っている。いつもなら彼らについて行けるんだけど、このコースがM1にあまり合っていないことは明らか。それでも、2011年と比較すれば状況はずっと良くなっているんだ。トップから大きく離されることはないと確信している。もしかしたらトップ争いも不可能じゃないと思っているよ」

V・ロッシ選手談(予選9位/1分39秒356/8周)

「とても残念。今回はフリープラクティスからあまり良くなったが、それでも今日の午後よりはいくらかましだったと思うんだ。15分間の予選セッションのなかで、ライバルたちはしっかりタイムを更新してきた。とくにブレーキングとコーナー進入で速くなっていた。そのなかでもホルヘは素晴らしかったね! 僕も頑張ったんだけれど、タイヤをソフト・コンパウンドに履き換えたあとフロントの違和感が大きくなり、プッシュすることができなかった。15ラップも走ったタイヤで出したタイムを、わずかに縮めるだけで精一杯だったんだ。それでも前を向いていくしかない。ペースは確かに良くないけれど、9位に留まるほどでもないと思う。明日は少しでも挽回できるよう、いいレースがしたい」

W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談

「このところ怪我に悩まされてきただけに、今日のフロントロウ獲得は非常に喜ばしい。しかも例年、難しい戦いを強いられるこの場所でのフロントロウには大きな意味がある。マシンは好調で走るごとに良くなり、チームは懸命に、何をすべきか、どこでタイムを出すべきかを理解しようと努めてきた。そしてホルヘ自身もハードにプッシュし、ハイペースを維持できるようになった。この調子で明日もまた表彰台を狙っていきたい」

M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談

「ホルヘの走りは見事だった。改めて、彼のスピードを確信した。決して楽な戦いにならないことは明らかだが、戦いに食い込んでくれることを期待している。今日のプラクティスのなかで得た情報に基づいて、今夜、別のものを試してみようと思っている。うまくいけば明日のウォームアップでテストし、決勝に備えたい。このコースでは、1列目からのスタートが非常に重要になる。明日は、ホルヘがいつものように上位で戦う姿を見ることができるだろう。バレンティーノのほうは残念ながら、予選で問題を抱えてしまった。グリッド3列目と厳しい状況で、決勝ではスタートから全力でアタックしていかなければならなくなったが、彼ならそれも可能なはずだ。これから明日までにできるかぎりの手を尽くし、明日につなげたい」

C・クラッチロー選手談(予選4位/1分38秒502/8周)

「フリープラクティスを含めてほとんどの時間帯で3位以内にいたので、今日の予選でフロントロウを逃したことは少し残念。でもその一方で、僕自身のインディアナポリスでの走りを考えれば、去年までよりずっと力強くなっているので明日の決勝が楽しみだ。サマーブレイクを挟み、また同じポジションに戻ってきたわけなので、表彰台も決して不可能じゃないと思っている。マルクはウイークを通して非常に好調だったが、今日はそれをさらに上回るような素晴らしい走りだった。僕のほうはセッティングにまだ課題が残っているしタイヤも決まっていない状態だけれど、彼について行けるように頑張りたい」

B・スミス選手談(予選7位/1分39秒255/8周)

「マシンがさらにまた調子を上げてきたので、3列目という結果にも満足している。ひとりでベストラップを記録したあと、カルについて行ってもう少し縮めたいと思っていたけれど、ちょっとミスをしてしまってできなかった。ここまでの作業のなかで、フルタンクでのフィーリング向上を達成することができたので、決勝では、とくに最初の8ラップでこれが役に立ってくれるだろう。好スタートを決め、上位のライダーについて行っていろいろ学びたい。このコースでは精確性と安定性が必須。ちょっとのミスでオーバーランしやすく、ラインを外せばコースが汚れているので、できるだけミスを減らすことが求められる」

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