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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 8月18日 インディアナポリス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦インディアナポリスGP
■開催日:2013年8月16日(金)初日総合結果
■開催地:インディアナ州/インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(4.216km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:23度 ■路面温度:39度

REPORT

初日、J・ロレンソが4番手

ヤマハ・ファクトリー・レーシングのJ・ロレンソとV・ロッシは、第10戦インディアナポリスGPのフリープラクティスに臨んだ。

鎖骨骨折の手術を2度受けたロレンソは順調に回復を続けており、午前中に行われた第1セッションでトップから0.480秒差の3番手。午後からの第2セッションではその差を0.263秒まで縮めて4位で終了した。

一方のロッシは第1セッションでトップから0.766秒差の5位。第2セッションでは0.582秒差まで短縮して6位となった。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・クラッチローとB・スミスは3週間の夏季休暇をアメリカで過ごし、心身ともにリフレッシュしてシーズン後半戦をスタート。

クラッチローは第1セッションで2位につける好調ぶり。気温が上がり、路面のグリップも高まった第2セッションでは1.3秒も短縮し、接戦のなかで5位を獲得した。クラッチローのベストタイムは1分39秒813。トップのM・マルケスとの差はわずか0.311秒だった。

一方のスミスは第1セッションで10位と健闘。コンディションが向上した第2セッションでは、さらに2.2秒も更新する1分40秒240のタイムで8位に浮上した。トップとの差は0.7秒。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1'39.502
2 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'39.582
3 S・ブラドル LCR Honda MotoGP Honda 1'39.681
4 J・ロレンソ Yamaha Factory Racing Yamaha 1'39.765
5 C・クラッチロー Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'39.813
6 V・ロッシ Yamaha Factory Racing Yamaha 1'40.084
7 A・バウティスタ GO&FUN Honda Gresini Honda 1'40.087
8 B・スミス Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'40.240
9 N・ヘイデン Ducati Team Ducati 1'40.433
10 A・ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati 1'40.552
11 A・エスパルガロ Power Electronics Aspar ART 1'40.750
12 D・ペトルッチ Came IodaRacing Project Ioda-Suter 1'41.099
13 B・スピース Ignite Pramac Racing Team Ducati 1'41.145
14 A・イアンノーネ Energy T.I. Pramac Racing Team Ducati 1'41.444
15 C・コルティ NGM Mobile Forward Racing FTR Kawasaki 1'41.552
16 C・エドワーズ NGM Mobile Forward Racing FTR Kawasaki 1'41.588
17 H・バルベラ Avintia Blusens FTR 1'41.814
18 R・ド・ピュニエ Power Electronics Aspar ART 1'41.956
19 Y・エルナンデス Paul Bird Motorsport ART 1'42.088
20 青山博一 Avintia Blusens FTR 1'42.808
21 L・ペセック Came IodaRacing Project Ioda-Suter 1'42.828
22 K・アブラハム Cardion AB Motoracing ART 1'42.927
23 B・スターリング GO&FUN Honda Gresini FTR-Honda 1'43.253
24 M・ラバティ Paul Bird Motorsport PBM 1'43.741
25 B・ヤング Attack Performance Racing APR 1'45.590

COMMENT

J・ロレンソ選手談(初日総合4番手/1分39秒765/27周)

「鎖骨の状態はいい感じ。まだ100%ではないけれども、かなり近づいてきているよ。今はもう、ハイレベルの走りをするとしても大きな問題にはならなくなった。今日の走行では、路面がとてもスリッピーで、全体にコースレコードに遠く及ばない状態。去年と比べてみれば、今年のほうが表彰台争いに近づいていると思う。2009年には優勝した経験があるんだけれど、このコースは本来、僕にとってはあまり楽な場所じゃないんだ。他のヤマハ勢のほうが速いときもあったんだけれど、今回は良いスタートができたよ。予想していたよりもコース・コンディションが良くて、午後になるとさらに走りやすくなったので皆のラップタイムが上がって来た。僕はブレーキングがあまりうまくいかなかったので、これを改善できればもっとトップに近づけるはず。午後は周回数を重ねることができなかった。本当はもっと走りたかったんだけれど、レッドフラッグが出たり、終盤でたくさんのCRTマシンがいて思うようにクリアラップがとれなかったんだ」

V・ロッシ選手談(初日総合6番手/1分40秒084/29周)

「今日は2台のマシンをテストし、ブレーキングとコーナー進入の感覚を向上させていった。ふたつの方法を比較してみて、そのうちの一方に方向性を決定。明日からは1台に絞って、アンダーステアやフロント・プッシュの問題点を改善していく予定。とくに2、3か所のコーナーでその問題が顕著に出ているからね。でも全体的には十分に満足しているよ。6位というポジションはあまり気に入らないけれど、ポールとの差はコンマ5秒だけだし、マルケスやホルヘとの差を縮めることができた。カルも加えて3台のヤマハが競り合っている。課題を克服して、明日はもう1歩前進するよ!」

W・ズィーレンベルグ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームマネジャー談

「インディーでの1日目が終了した。私の見方では、非常に順調なスタートだったと言える。何よりもまず、ホルヘの状態が前の2戦よりも格段に良くなっていて、本人も気持ち良く走れていること。またマシンのほうも好調で、さらに向上を目指して手を加えていっている。4位という順位には満足していないが、差はわずかなので明日以降の課題としたい」

M・メレガリ、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター談

「去年のこの大会よりは、ずっと好調にウイークをスタートすることができた。ホルヘはほぼ100%の状態まで戻ってきているのだ。ライバルたちとの差を埋めるためには、もう少し作業が必要になるが、そのためのプラクティスが3度あるので、そのなかでデータを分析し、ライダーのフィーリングを確認したい。日曜日までには課題を克服できると信じている。今日の最終順位は非常に良いとは言えないが、全体的に見れば、マシンの動きもライダーの走りも悪くない。あと2、3か所で2、3秒ずつ縮められればトップに追いつくだろう」

C・クラッチロー選手談(初日総合5番手/1分39秒813/40周)

「ヤマハのマシンにとって最も楽なコースでないことはわかっていたので、それを考えれば、今日は全体的にとても好調だった。上位はかなり接近しているけれど、明日以降の作業で僕らはもっと前進できると思うよ。マシンについてはいくつかのセッティングを試してみた。フロントエンドのフィーリングをもう少し良くしたいところだけれど、初日としては上々の出来。ここからさらに積み上げていければいいと思う。午前中のセッションは路面が滑りやすく、ギャップも前回よりひどくなっていて走りにくかった。アスファルトの変化がこんなに難しいとは思えないけれど、条件は誰にとっても同じだからね…」

B・スミス選手談(初日総合8番手/1分40秒240/41周)

「モンスター・ヤマハ・テック3のYZR-M1に久しぶりに乗ることができてうれしかった。しかも休みの間のトレーニングの成果を実感することができた。このコースも気持ち良く走ることができて、大きな問題は感じていないんだ。ベースセッティングはまだ決まっていないけれど、常に進化し続けていて、明日もまた何歩か前進できるはず。コースの状態もどんどん変化してくると思うので、しっかり対応していかなければならない。初日の8位は上出来。明日もこのポジションをキープして、直接QP2に進みたい」

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